ブーディカ「はい、あ~ん」 マシュ「あぁ^~」
・一部キャラクターがゲーム内の設定にそぐわない部分があります、あらかじめご了承ください
・またゲーム内のネタバレ、または憶測による独自設定を含む部分があります。こちらもご了承いただけますよう、お願いします
ロムルス「うむ」
アルテラ「ミルタンクも、生命……、感情を持った、一個の生き物だ」
ロムルス「うむ」
アルテラ「それを、『ミルクのタンク』!?」
ロムルス「ミルクのタンクだな」
アルテラ「ミルクだけがミルタンクの存在意義だと……!?」
ロムルス「ひどいな」
アルテラ「ああ、許せない。ミルタンクは私が守る。N社は悪い文明だ」
ロムルス「なるほどな。しかし」
アルテラ「ああ」
ロムルス「N社もまた、ローマである」セプテム!
ロムルス「はっはっは、そしてフンヌもまたローマである!」
アルテラ「えっ」
ロムルス「お前の剣は軍神マルスの剣、ローマはマルスの子、だからその剣もローマ、だからお前もローマだ。はい論破」
アルテラ「うぐぐぐぐぐ」
ロムルス「まーたローマが繁栄してしまったんだけどー! かーっ! つれーわー!」ロムス!
アルテラ「破壊するうぅぅぅ」チャキッ
ぐだお「仲良くしなさい君たち」
アルテラ「ま、マルス!」
ロムルス「ローマ!」ハッハッハ
アルテラ「負けた……」
ぐだお「意味が分からん」
アルテラ「……マスター」
ぐだお「そんな悲しそうな能登ボイス出さないの。ほら、ローマもあんまり――……おや?」
マシュ「……」コソコソ
ぐだお「……」
ロムルス「……」
アルテラ「マシュだ」
マシュ「……」キョロキョロ
ぐだお「……おーい、マシュー」
マシュ「ひぁぁっ!」ビクゥ
ぐだお「あ、ごめん、大丈夫か?」
マシュ「……あぁ、先輩でしたか。すみません……」ホッ
ぐだお「どうかした? なんか様子がおかしかったけど……」
マシュ「……い、いえ、大したことではないのですが、実はブーディカさんに追われてまして」
ぐだお「ブーディカさんが? どうして」
ロムルス「よく見る光景であるな」
アルテラ「ブーディカは、マシュ大好きなんだぞ」
ロムルス「ローマである」ウム
マシュ「気持ちは嬉しいのですが……」
アルテラ「ハァハァ行って追いかけてる」
ロムルス「お空の四コマ的な展開である」
ぐだお「やめろやめろ」
マシュ「オイラはマシュ!」
ぐだお「やめろっつんてんだろ!」
ブーディカ「ビィくぅぅーーーん!」ガバァ
マシュ「ひゃあぁぁぁ!!!!」ビクゥゥ
ぐだお「あーもう言っちゃったよ!!!!」
ブーディカ「じゃなかった! マシュ~、どこ行ってたの、もう~! 探したんだから~!」ムニュウゥ
マシュ「あっ、ぶ、ブーディカさんっ、胸が……胸が……!」
ブーディカ「あててんのよ」ムニムニ
マシュ「はわわわわ」
アルテラ「マスター、だらしないぞ」
ぐだお「な、なにが」
アルテラ「顔が」
ロムルス「嘆かわしいローマだ」
ブーディカ「あら、アルテラに……あっ! ローマ! あんたまたアルテラのことイジめてたんでしょ!」
ロムルス「ローマ(言いがかり)だ!」
アルテラ「ブーディカ、あいつ私の剣のこと馬鹿にした」
ブーディカ「ほらやっぱり! 駄目でしょ『昔こんな色の棒アイスあったよね』なんて言っちゃ!」
ロムルス「そこまでは言ってない」
アルテラ「そこまでは言われてない」
ブーディカ「駄目でしょ『宝具打つとき、あるてらちゃん自分で走ってるのアレ?』なんて言っちゃ!」
ロムルス「そこまでは言ってない」
アルテラ「そこまでは言われてない」
アルテラ「私もそう思う」
ロムルス「はっはっは、許す、ローマを試すこともまた、ローマである」
ぐだお「こらこら君たち……」
アルテラ「匈奴チカラで思考停止ローマ猿に”わからせる”」
ブーディカ「トップブリテンアバレワンチャン」
ぐだお「なんで急に言語障害起こすの」
アルテラ「ブレイブチェイン解決よろしいですか」パチパチパチパチ
ぐだお「コマンドカードを弾くなぁー!!」
マシュ「……」ソォー
ブーディカ「あっ、マシュ……!」
マシュ「……! ご、ごめんなさいぃー!」ダッ
ぐだお「行っちゃった……」
ロムルス「すごい逃げ足であった」
ぐだお「マシュがあんな勢いで逃げるなんて……、何したのブーディカさん……」
ブーディカ「な、何もしてないってば! ただ私が腕によりをかけたブリタニア料理を、マシュに御馳走しようとしただけで……」
ぐだお「あっ」
ロムルス「あっ」
アルテラ「あっ」
ブーディカ「せっかく沢山作ったのに……、そうだ! 三人とも、今から――……」
アルテラ「……」
~~~~~~
私はアルテラ――
破壊の大王、文明を終わらせるもの――
けれど、サーヴァントとしての今の私は――
マスターとともに、沢山のものを見て、知って――
アルテラ「……」
ただ、破壊の対象だった文明にも――
色々な種類があると知った――
そう、いい文明、悪い文明――
アルテラ「……」
――そして、ヤバい文明――
~~~~~~
アルテラ「あっちから悪い文明の匂いがする」ダッ
ロムルス「それはローマかもしれんな! ローマならローマがローマせねばローマッ!」ダダッ
タッタッタッ
ブーディカ「ありゃ……、二人とも行っちゃったね。やれやれ、仲が良いんだか、悪いんだか」
ぐだお「……」
ブーディカ「ま、ブーディカさんから見れば二人とも可愛いもんだけどね」
ぐだお「……」
ブーディカ「さ、マスター」
ぐだお「……」
ブーディカ「ごはん、食べよっか、一緒に」ニコッ
ぐだお「ハイッ」キラリ
・
・
すべての命に終わりがあるのに
どうして人は怯え嘆くのだろう
いつかは失うと知ってるから
あたりまえの日々は何より美しい
私が視てる未来はひとつだけ
永遠など少しも欲しくはない
一秒一瞬が愛おしい
あなたがいる世界に私も生きてる
・
・
・
・
・
ぐだお「うぅ……、小骨が……ニシンの小骨と内臓が……」
マシュ「先輩」ヒョコ
ぐだお「ああ、マシュか」
マシュ「あの……大丈夫ですか?」
ぐだお「はは、平気平気。石一個使ったから大丈夫」
マシュ「すみません、俊敏Dのくせに、私が逃げ出したばっかりに……」
ぐだお「……なあマシュ、そんなにブーディカさんのこと、苦手か?」
マシュ「そ、それは……」
ぐだお「ブーディカさん、お前のこと本当に大切に思ってるんだ、食事中もマシュの話ばっかりでさ」
マシュ「う……」
ぐだお「ブリタニア料理は、まあ、なんだけどさ、たまには付き合ってあげても――……」
マシュ「わ、分かってます……でも……」
ぐだお「うん?」
ぐだお「……」
マシュ「な、なんだか、へ、変な気分になっちゃって……」
ぐだお「……うお」
マシュ「自分では、しっかりしなきゃって思うんですけど……、まるで私の中に、もうひとり私がいて……」
ぐだお「……」
マシュ「も、もうひとりの私がブレーキ効かなくなっちゃうような、そんな感じがして……」
ぐだお「なるほどなぁ」
マシュ「おかしいですよね、こんなの。……ブーディカさんにも、申し訳ないですし」
ぐだお「いや、マシュもお年頃だしね、そういうこともね、うん、先輩あると思うな」
マシュ「そうですか?」
ぐだお「まあね。……でもブーディカさん、寂しそうだったぞ」
マシュ「うっ」
ぐだお「マシュだって、ブーディカさんから逃げてばっかりじゃ、この先困るだろ」
マシュ「そう……、ですね」
ぐだお「困ったことがあったら、いつでも言っていいから。マシュの方から何とかしてあげたらどうかな」
マシュ「分かりました……。ありがとうございます、先輩」
ぐだお「うんうん」
・
・
・
ランスロット「……」
・
・
~翌日~
・
・
・
マシュ「……」テクテク
マシュ(先輩の言うとおりです!)
マシュ(ブーディカさんの前に出るたび、衝動が抑えられないようでは……)
マシュ(この先一緒に戦っていくこともできません!)
マシュ(大丈夫、マシュ・キリエライト!)
マシュ(自分を信じて――……)
ブーディカ「……あ」バッタリ
マシュ「あ」バッタリ
ブーディカ「やっほ、マシュ」
マシュ「こ、こんにちは。あの、ブーディカさん――……」
ブーディカ「あっ、この間はごめんね! 無理に追いかけ回しちゃって」
マシュ「あ……」
ブーディカ「マシュがあんまり可愛いもんだから、お姉さんテンション上がっちゃってさ」アハハ
マシュ「
コメント一覧
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- 2015年12月10日 23:02
- このカルデラ、メッタメタである
-
- 2015年12月10日 23:22
- このSSは悪い文明、そしてSSを書き込むスマフォやPCも悪い文明だな。
命は壊さない......
-
- 2015年12月10日 23:43
- つまるところ、ローマであったな!
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