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ブーディカ「はい、あ~ん」 マシュ「あぁ^~」|エレファント速報:SSまとめブログ

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ブーディカ「はい、あ~ん」 マシュ「あぁ^~」

1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 23:03:26.53 ID:WzVI+yRk0

・『Fate/Grand Order』のSSです
・一部キャラクターがゲーム内の設定にそぐわない部分があります、あらかじめご了承ください
・またゲーム内のネタバレ、または憶測による独自設定を含む部分があります。こちらもご了承いただけますよう、お願いします



3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 23:04:34.18 ID:WzVI+yRk0

アルテラ「ミルタンクは――」

ロムルス「うむ」

アルテラ「ミルタンクも、生命……、感情を持った、一個の生き物だ」

ロムルス「うむ」

アルテラ「それを、『ミルクのタンク』!?」

ロムルス「ミルクのタンクだな」

アルテラ「ミルクだけがミルタンクの存在意義だと……!?」

ロムルス「ひどいな」

アルテラ「ああ、許せない。ミルタンクは私が守る。N社は悪い文明だ」

ロムルス「なるほどな。しかし」

アルテラ「ああ」

ロムルス「N社もまた、ローマである」セプテム!



4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 23:04:59.45 ID:WzVI+yRk0

アルテラ「……! やはり、ローマは悪い文明……」

ロムルス「はっはっは、そしてフンヌもまたローマである!」

アルテラ「えっ」

ロムルス「お前の剣は軍神マルスの剣、ローマはマルスの子、だからその剣もローマ、だからお前もローマだ。はい論破」

アルテラ「うぐぐぐぐぐ」

ロムルス「まーたローマが繁栄してしまったんだけどー! かーっ! つれーわー!」ロムス!

アルテラ「破壊するうぅぅぅ」チャキッ

ぐだお「仲良くしなさい君たち」



5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 23:05:27.71 ID:WzVI+yRk0

ロムルス「ローマっ!」

アルテラ「ま、マルス!」

ロムルス「ローマ!」ハッハッハ

アルテラ「負けた……」

ぐだお「意味が分からん」

アルテラ「……マスター」

ぐだお「そんな悲しそうな能登ボイス出さないの。ほら、ローマもあんまり――……おや?」


マシュ「……」コソコソ


ぐだお「……」

ロムルス「……」

アルテラ「マシュだ」



6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 23:06:00.87 ID:WzVI+yRk0



マシュ「……」キョロキョロ



ぐだお「……おーい、マシュー」

マシュ「ひぁぁっ!」ビクゥ

ぐだお「あ、ごめん、大丈夫か?」

マシュ「……あぁ、先輩でしたか。すみません……」ホッ

ぐだお「どうかした? なんか様子がおかしかったけど……」

マシュ「……い、いえ、大したことではないのですが、実はブーディカさんに追われてまして」

ぐだお「ブーディカさんが? どうして」

ロムルス「よく見る光景であるな」

アルテラ「ブーディカは、マシュ大好きなんだぞ」

ロムルス「ローマである」ウム

マシュ「気持ちは嬉しいのですが……」



7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 23:06:29.72 ID:WzVI+yRk0

ぐだお「逃げるくらいなんだ……」

アルテラ「ハァハァ行って追いかけてる」

ロムルス「お空の四コマ的な展開である」

ぐだお「やめろやめろ」

マシュ「オイラはマシュ!」

ぐだお「やめろっつんてんだろ!」

ブーディカ「ビィくぅぅーーーん!」ガバァ

マシュ「ひゃあぁぁぁ!!!!」ビクゥゥ

ぐだお「あーもう言っちゃったよ!!!!」

ブーディカ「じゃなかった! マシュ~、どこ行ってたの、もう~! 探したんだから~!」ムニュウゥ

マシュ「あっ、ぶ、ブーディカさんっ、胸が……胸が……!」

ブーディカ「あててんのよ」ムニムニ

マシュ「はわわわわ」



8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 23:07:01.01 ID:WzVI+yRk0

ぐだお「……」

アルテラ「マスター、だらしないぞ」

ぐだお「な、なにが」

アルテラ「顔が」

ロムルス「嘆かわしいローマだ」

ブーディカ「あら、アルテラに……あっ! ローマ! あんたまたアルテラのことイジめてたんでしょ!」

ロムルス「ローマ(言いがかり)だ!」

アルテラ「ブーディカ、あいつ私の剣のこと馬鹿にした」

ブーディカ「ほらやっぱり! 駄目でしょ『昔こんな色の棒アイスあったよね』なんて言っちゃ!」

ロムルス「そこまでは言ってない」

アルテラ「そこまでは言われてない」

ブーディカ「駄目でしょ『宝具打つとき、あるてらちゃん自分で走ってるのアレ?』なんて言っちゃ!」

ロムルス「そこまでは言ってない」

アルテラ「そこまでは言われてない」



9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 23:07:28.16 ID:WzVI+yRk0

ブーディカ「やーっぱりローマには、一度お灸をすえる必要がありそうね」

アルテラ「私もそう思う」

ロムルス「はっはっは、許す、ローマを試すこともまた、ローマである」

ぐだお「こらこら君たち……」

アルテラ「匈奴チカラで思考停止ローマ猿に”わからせる”」

ブーディカ「トップブリテンアバレワンチャン」

ぐだお「なんで急に言語障害起こすの」

アルテラ「ブレイブチェイン解決よろしいですか」パチパチパチパチ

ぐだお「コマンドカードを弾くなぁー!!」

マシュ「……」ソォー

ブーディカ「あっ、マシュ……!」

マシュ「……! ご、ごめんなさいぃー!」ダッ

ぐだお「行っちゃった……」



10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 23:08:14.53 ID:WzVI+yRk0

ブーディカ「あーあ、また逃げられちゃった」シュン

ロムルス「すごい逃げ足であった」

ぐだお「マシュがあんな勢いで逃げるなんて……、何したのブーディカさん……」

ブーディカ「な、何もしてないってば! ただ私が腕によりをかけたブリタニア料理を、マシュに御馳走しようとしただけで……」

ぐだお「あっ」

ロムルス「あっ」

アルテラ「あっ」

ブーディカ「せっかく沢山作ったのに……、そうだ! 三人とも、今から――……」

アルテラ「……」



11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 23:08:55.11 ID:WzVI+yRk0




~~~~~~


私はアルテラ――


破壊の大王、文明を終わらせるもの――


けれど、サーヴァントとしての今の私は――


マスターとともに、沢山のものを見て、知って――



アルテラ「……」



ただ、破壊の対象だった文明にも――


色々な種類があると知った――


そう、いい文明、悪い文明――


アルテラ「……」


――そして、ヤバい文明――



~~~~~~




12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 23:09:28.69 ID:WzVI+yRk0

ブーディカ「――今から一緒にごはんでも……」

アルテラ「あっちから悪い文明の匂いがする」ダッ

ロムルス「それはローマかもしれんな! ローマならローマがローマせねばローマッ!」ダダッ


タッタッタッ


ブーディカ「ありゃ……、二人とも行っちゃったね。やれやれ、仲が良いんだか、悪いんだか」

ぐだお「……」

ブーディカ「ま、ブーディカさんから見れば二人とも可愛いもんだけどね」

ぐだお「……」

ブーディカ「さ、マスター」

ぐだお「……」

ブーディカ「ごはん、食べよっか、一緒に」ニコッ

ぐだお「ハイッ」キラリ



13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 23:09:56.67 ID:WzVI+yRk0






すべての命に終わりがあるのに


どうして人は怯え嘆くのだろう


いつかは失うと知ってるから


あたりまえの日々は何より美しい


私が視てる未来はひとつだけ


永遠など少しも欲しくはない


一秒一瞬が愛おしい


あなたがいる世界に私も生きてる







14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 23:10:29.00 ID:WzVI+yRk0






ぐだお「うぅ……、小骨が……ニシンの小骨と内臓が……」

マシュ「先輩」ヒョコ

ぐだお「ああ、マシュか」

マシュ「あの……大丈夫ですか?」

ぐだお「はは、平気平気。石一個使ったから大丈夫」

マシュ「すみません、俊敏Dのくせに、私が逃げ出したばっかりに……」

ぐだお「……なあマシュ、そんなにブーディカさんのこと、苦手か?」

マシュ「そ、それは……」

ぐだお「ブーディカさん、お前のこと本当に大切に思ってるんだ、食事中もマシュの話ばっかりでさ」

マシュ「う……」

ぐだお「ブリタニア料理は、まあ、なんだけどさ、たまには付き合ってあげても――……」

マシュ「わ、分かってます……でも……」

ぐだお「うん?」



15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 23:11:02.94 ID:WzVI+yRk0

マシュ「本当は私も、ブーディカさんと一緒にお食事したいんです! だけど、ブーディカさんに抱き付かれたり、頭を撫でられると……」

ぐだお「……」

マシュ「な、なんだか、へ、変な気分になっちゃって……」

ぐだお「……うお」

マシュ「自分では、しっかりしなきゃって思うんですけど……、まるで私の中に、もうひとり私がいて……」

ぐだお「……」

マシュ「も、もうひとりの私がブレーキ効かなくなっちゃうような、そんな感じがして……」

ぐだお「なるほどなぁ」

マシュ「おかしいですよね、こんなの。……ブーディカさんにも、申し訳ないですし」

ぐだお「いや、マシュもお年頃だしね、そういうこともね、うん、先輩あると思うな」

マシュ「そうですか?」

ぐだお「まあね。……でもブーディカさん、寂しそうだったぞ」

マシュ「うっ」

ぐだお「マシュだって、ブーディカさんから逃げてばっかりじゃ、この先困るだろ」

マシュ「そう……、ですね」

ぐだお「困ったことがあったら、いつでも言っていいから。マシュの方から何とかしてあげたらどうかな」

マシュ「分かりました……。ありがとうございます、先輩」

ぐだお「うんうん」







ランスロット「……」




16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/07(月) 23:12:04.45 ID:WzVI+yRk0






~翌日~







マシュ「……」テクテク

マシュ(先輩の言うとおりです!)

マシュ(ブーディカさんの前に出るたび、衝動が抑えられないようでは……)

マシュ(この先一緒に戦っていくこともできません!)

マシュ(大丈夫、マシュ・キリエライト!)

マシュ(自分を信じて――……)


ブーディカ「……あ」バッタリ

マシュ「あ」バッタリ

ブーディカ「やっほ、マシュ」

マシュ「こ、こんにちは。あの、ブーディカさん――……」

ブーディカ「あっ、この間はごめんね! 無理に追いかけ回しちゃって」

マシュ「あ……」

ブーディカ「マシュがあんまり可愛いもんだから、お姉さんテンション上がっちゃってさ」アハハ

マシュ「
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    コメント一覧

      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2015年12月10日 23:02
      • このカルデラ、メッタメタである
      • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2015年12月10日 23:22
      • このSSは悪い文明、そしてSSを書き込むスマフォやPCも悪い文明だな。

        命は壊さない......
      • 3. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2015年12月10日 23:43
      • つまるところ、ローマであったな!

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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