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映画『君の名は。』公式サイト

新海誠監督 最新作

君の名は。

  • 神木隆之介
  • 上白石萌音

2016年8月全国東宝系公開

千年ぶりとなる彗星の来訪を一か月後に控えた日本。山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は憂鬱な毎日を過ごしていた。町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習。小さく狭い町で、周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会への憧れを強くするばかり。「来世は東京のイケメン男子にしてくださーーーい!!!」そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。見慣れない部屋、見知らぬ友人、戸惑いながらも、念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三葉。「不思議な夢……。」一方、東京で暮らす男子高校生、瀧も、奇妙な夢を見た。行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだー。彼らが体験した夢の秘密とは?

出会うことのない二人の出逢い。少女と少年の奇跡の物語が、いま動き出す。

INTRODUCTION

2016年夏、この才能に日本中が恋をする。新海誠監督の最新アニメーション長編映画、始動。

『ほしのこえ』(02年)、『秒速5センチメートル』(07年)、『言の葉の庭』(13年)など意欲的な作品を数多く作り出し、
ポスト宮崎駿、ポスト細田守と称される気鋭のアニメーション映画監督・新海誠。
美しい世界で描かれるすれ違う男女の物語を、精緻な風景描写と繊細な言葉によって紡ぎ出す
“新海ワールド”は世代や業界、国内外を問わず大きな刺激と影響をおよぼしました。
そして、来夏、新海誠の集大成となる劇場アニメーション『君の名は。』が全国のスクリーンに登場します。

新海誠監督の3年ぶりの新作となる『君の名は。』は、夢で見た少年と少女が経験する恋と奇跡の物語。
山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉(みつは)が夢で見た、東京に暮らす男子高校生の瀧(たき)。
世界の違う二人の隔たりと繋がりから生まれる「距離」のドラマを唯一無二の映像美と圧倒的なスケールで描きます。

キャラクターデザインを務めるのは、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(11年)で
社会現象を巻き起こし、最新作『心が叫びたがってるんだ。』(15年)での異例のヒットも記憶に新しい、
新時代を代表するアニメーター、田中将賀。大反響を呼んだZ会のCM作品「クロスロード」に続き、
今回もまた二人の天才によるコラボレーションが実現します。
また、『もののけ姫』(97年)、『千と千尋の神隠し』(01年)、『思い出のマーニー』(14年)などの傑作を手掛けた、
アニメーション界のレジェンド、安藤雅司を作画監督に迎えるなど、日本最高峰のスタッフが集結。
声の出演として、三葉が夢の中で見た男の子・瀧役に同世代の中でひときわ異彩を放つ
演技派俳優、神木隆之介が決定。そして、自らの運命に翻弄されていくヒロイン・三葉役を、
オーディションでその役を射止めたまさに“シンデレラガール”上白石萌音が務めます。

誰もが経験したことのない、アニメーションの新領域。
2016年夏、新たな“不朽の名作”が誕生します!

DIRECTOR

監督 新海誠

1973年生まれ、長野県出身。2002年、個人で制作した短編作品「ほしのこえ」でデビュー。同作品は、新世紀東京国際アニメフェア21「公募部門優秀賞」をはじめ多数の賞を受賞。2004年公開の初の長編映画『雲のむこう、約束の場所』では、その年の名だたる大作をおさえ、第59回毎日映画コンクール「アニメーション映画賞」を受賞。2007年公開の『秒速5センチメートル』で、アジアパシフィック映画祭「最優秀アニメ賞」、イタリアのフューチャーフィルム映画祭で「ランチア・プラチナグランプリ」を受賞。2011年に全国公開された『星を追う子ども』では、これまでとは違う新たな作品世界を展開、第八回中国国際動漫節「金猴賞」優秀賞受賞。2012年、内閣官房国家戦略室より「世界で活躍し『日本』を発信する日本人」として感謝状を受賞。2013年に公開された『言の葉の庭』では、自身最大のヒットを記録。ドイツのシュトゥットガルト国際アニメーション映画祭にて長編アニメーション部門のグランプリを受賞した。同年、信毎選賞受賞。次世代の監督として、国内外で高い評価と支持を受けている。

新海誠監督作品ポータルサイト

  • ほしのこえ

    2002年公開

  • 雲のむこう、
    約束の場所

    2004年公開

  • 秒速5センチ
    メートル

    2007年公開

  • 星を追う子ども

    2011年公開

  • 言の葉の庭

    2013年公開

MESSAGE

岩井俊二(映画監督)

新海監督について

新海誠の描く世界は日本の若者の心象風景そのもののように見える。
科学の進歩、未来への期待と不安、過去へのノスタルジー、
マンガやアニメで活躍するヒーローたち、
美しい男女の恋物語、そんなフィクションに共感し、同調し、あたかも自分と錯覚し、
現実を見れば、鏡の中を覗けば、
そこには「こいつ誰?」という自分がいる。
都会の中で孤立し、閉じ込みがちになる心は、もはやフィクションのサプリメントなしには生きられない。
そんな現代の日本の若者の心象風景そのものを彼は再現しようとしている。
彼の作品を観る度に、そんな風に思う。
アニメという絵筆と言葉で現代を描く絵師であり詩人。
それが僕の認識している新海誠である。

STAFF

キャラクターデザイン 田中将賀

1976年生まれ、広島県出身。代々木アニメーション学院卒業後、アートランドを経て現在はフリー。「プリンセスナイン如月女子高野球部」(98年)でアニメーターデビュー、「家庭教師ヒットマンREBORN!」(06年~10年)でキャラクターデザインを初担当。長井龍雪監督とのタッグのもと、「とらドラ」(08年~09年)、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(11年)、「あの夏で待ってる」(12年)でキャラクターデザイン・総作画監督を手掛け、一躍注目を集める。長井監督の最新作『心が叫びたがってるんだ。』(15年)でもキャラクターデザイン・総作画監督を担当。新海誠監督とはZ会のCM作品「クロスロード」で初タッグ。近年ではイラストレーターとしても活躍している。

作画監督 安藤雅司

1969年生まれ、広島県出身。1990年、研修生の二期生としてスタジオジブリ入社。宮崎駿監督作品『もののけ姫』(97年)、『千と千尋の神隠し』(01年)で作画監督を務める。2003年、フリーになって以降もジブリ作品に参加するほか、今敏監督作品などで才能を発揮。『思い出のマーニー』(14年)で14年ぶりにジブリ作品の作画監督を務め、同作品では脚本も担当している。キャラクターデザイン・作画監督を務めた作品に、『パプリカ』(06年)、『ももへの手紙』(12年)、原画参加作品に、『イノセンス』(04年)、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(12年)などがある。

CARACTER&CAST

立花 瀧(たちばな たき)

東京の都心に暮らす男子高校生。日々、友人たちと楽しく過ごし、イタリアンレストランでバイト中。同僚の奥寺先輩へひそかに好意を寄せている。建築や美術に興味を持っている。

神木隆之介

1993年生まれ、埼玉県出身。1999年、ドラマ「グッドニュース」(TBS)でデビュー。映画『妖怪大戦争』(05年)で第29回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。近年の出演作に、『桐島、部活やめるってよ』(12年)、『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』(14年)、『神さまの言うとおり』(14年)、『バクマン。』(15年)、『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』(16年2月6日公開)、『太陽』(16年公開予定)。アニメ映画への声の出演としては、『千と千尋の神隠し』(01年)、『ハウルの動く城』(04年)、『サマーウォーズ』(09年)、『借りぐらしのアリエッティ』(10年)、『とある飛空士への追憶』(11年)などの作品に参加し、高い評価を得ている。

宮水三葉(みやみず みつは)

山深い田舎町に住む女子高校生。町長である父は家を出ており、小学生の妹、祖母と3人暮らし。性格は素直だが、家系の神社の風習や、父の選挙運動などに嫌気が差している。友人たちと小さく狭い町を嘆き、東京の華やかな生活に憧れを抱いている。

上白石萌音

1998年生まれ、鹿児島県出身。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディション審査員特別賞を受賞して、「江~姫たちの戦国~」(11年NHK)で女優デビュー。『舞妓はレディ』(14年)では800名の応募者からオーディションを勝ち抜き、主人公・春子に大抜擢される。同作品で、山路ふみ子映画賞・第26回新人女優賞、第38回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。ほか出演作に、ショートムービー『空色物語 第四話「上白石萌音~ニケとかたつむり~」』(11年)、映画『だいじょうぶ3組』(13年)、 『ちはやふる 上の句/下の句』(16年3月19日、4月29日それぞれ公開)。声優としては、『おおかみこどもの雨と雪』(12年)に出演している。