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クラウド経由でドローンを操作する異例の実証実験、国際医療福祉専門学校の敷地内で実施 - Engadget Japanese

国際医療福祉専門学校ドローン有効活用研究所は12月10日、災害・救助を使用目的としたドローンをクラウド上から遠隔操作するという実証実験を行ないます。

実験には、PaaSソリューションやロボット開発などを展開するリアルグローブ社が開発した、クラウド制御システム『SUGOS』を採用。インターネット接続でドローンやロボットなどを遠隔操作できるシステムで、理論上、インターネットがつながれば地球の裏側でも操作可能とのこと。

国際医療福祉専門学校

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実証実験の内容は、『SUGOS』を使ったドローンの操作を東京大学で行い、アレルギー治療薬を積んだドローンをリアルグローブ社から国際医療福祉専門学校まで飛ばすというもの。ドローンを人間が直接操作しない形で医療物資をクラウド経由で輸送する試みはきわめて異例。

国際医療福祉専門学校ドローン有効活用研究所は、『SUGOS』の制御機能を発展させると、救護者の発見や119番通報からの迅速なドローンの出動など、公的な緊急通報サービスの質の向上に寄与できるとしています。そのほか、有害物質などで立ち入れない地点にドローンを出動させるといった、消防職員の二次災害の低減にも活用できるとしています。

はっきりとしたルールがなかったゆえに悪用された事例ばかりが目立ってしまっていたドローンですが、災害救助をサポートする機器として活躍するようになれば、世間のイメージが変わるかもしれません。また、改正航空法の施行によって、ドローンが飛ばせる/飛ばせない状況のガイドラインも設定されつつあり、ドローン本格活用に向けて、外堀は確実に埋まってきています。
クラウド経由でドローンを操作する異例の実証実験、国際医療福祉専門学校の敷地内で実施

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