泥棒、盗みに入った家で金魚を助ける
■床に転がる割れた金魚鉢
いい人なのか悪人なのか。というわけでイギリスからのニュース。盗みに入った家で瀕死の金魚を見つけた泥棒が、その金魚を助けてから逃亡したということで話題になっています。
事件が起きたのは11月28日、場所はノッティンガム郊外のウラトンです。マギル家が家を留守にしている間に、どうやら空き巣狙いで泥棒が入ったのです。家族が家に戻ってくると、中はめちゃめちゃに荒らされており、床には金魚鉢が割れて散らばっていたのでした。
金魚鉢にはフレディーという名前の金魚が泳いでいたはずなのです。慌ててフレディーを探すと、フレディーはちゃんといました。
ここです。なんとキッチンのシンクにわざわざ水を張って入れてくれたのですね。泥棒が侵入した際にうっかり金魚鉢を落として割ってしまったんだと思われますが、金魚は助けてあげないと、と思ったのでしょう。
■家族の写真は返してほしい
3人の子どもを持つモニカ・マギルさんはメディアの取材に対しこうコメント。
「泥棒達は、お金になりそうなものは何でも持っていこうとしていました。私たちが盗難用の保険に入っていることもわかっているんでしょう。でも、ペットだけはそういうわけにはいかないので、助けてくれたんだと思います。」
ただし、困ったのはノートパソコンが盗まれてしまったこと。そこには子ども達の写真が何千枚も入っていて、それだけは返してほしいと訴えています。モニカさんは、パソコンを返してくれたら300ポンド(約5万5千円)の報酬を出しても良い、と語っています。
警察では現在も泥棒の行方を捜査中です。また、ノッティンガムでは10月以降窃盗・強盗が増えていることから、家の戸締まりを厳重にするなどの自衛策を呼びかけています。
ものより思い出、ですよね。写真が戻って来ることを期待したいですが。ちなみに、Appleのicloudだと、200ギガバイトで月額400円。写真などのバックアップには手頃なお値段かもなー、と思ったり。
<ネタ元:Burglars stop to save life of family’s goldfish named Freddie>
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