『週刊少年マガジン』連載、「UQ HOLDER！」のStage.105　時間停止で二人きり
キリエのメインセーブポイントを壊してしまったことから始まった異変。みぞれちゃんが空中に止まったままで動かない。服もカチカチだ！　この異常事態にキリエが何か気が付いたようで仙境館を見て回る。鳥が・飛行機が・波までが止まっていた。

それだけでない。雪姫はシャツのボタンが弾け飛んだ瞬間で止まったまま。夏凛ちゃんは忍と お風呂中に止まったままで、九郎丸はサラシを巻いてる途中で止まったまま。ともかく全てが止まっていた。
　これは時間停止能力なのか？

事態が飲み込めずキリエの新能力だと思った刀太はハイテンションで浮かれます。時間停止とくりゃ最強の代名詞！　止めていられる時間は5秒どころではなく、全ての能力者を超えていると！　ここで「5秒」という数字が出たのは、語るまでもなくDIOの「ザ・ワールド」の能力を指しているんでしょうね。

けれどキリエは否定する。バグだと。どうやらメインセーブポイントが壊れた時間と、キリエが毒で自決した時間とが何万分の1秒の誤差なく同時に起こったことから、同じ瞬間を無限に回り続けているそうだ。
その後、無限ループを脱出すべく色々とやるも全てダメ。刀太なんて「精神と時の部屋」よろしく修行をやり始めました。まぁ同じ状況になってるからには やってみたくなる気持ちもわかりますがね。

悩んでいても仕方ないと、束の間(止まった時間で「束の間」というのも変ですが)のティータイムを提案する刀太。これを機会に今までの礼を語りだします。宇宙エレベーターでのフェイトとの一戦、小夜子事件での地球滅亡の危機、どちらもキリエの能力があったからこそ回避できました。

改めて「感謝してるぜ」と面を向かって礼を言われて赤くなる。女性はこういうのに弱いってのが今までの通例ですので少しは機嫌が良くなったかな？　事実、この後にシャワーや花火で遊んでますし。
ところでこの止まってる時間で気を付けなければいけないのがトイレだと思うんですよ。手動式シャワーみたいに強制的にやらない限りは水が流れないのは明白。だからいつも通りに用を足すと出たモノが残ったままなわけで、そりゃー見せられないでしょう！

二人だけの時間を過ごしキリエの気持ちも傾き始めます。「もう少し優しく接した方がいいかしら」と感じ始めた時に、雪姫を見つめる刀太を知ってしまいました。この表情からして今までに無い感情になってることは確実だ。
さぁキリエ、今こそ言えなかった言葉を口にするときだ！　私は貴女を応援してるぞ！

尚、赤松先生が後記で「テレビをつけたら、BSで偶然「ハッピーマテリアル」が流れていた」とあります。これは私が先週書いた、11月29日放送のアニサマ2日目ライブのオープニングのことでしょうね。

UQ HOLDER!(9) (講談社コミックス)　*12月17日発売