自分の名前をドメイン登録してないと…悪夢の有名人たち
日本でもウカウカしてられない?
いよいよ2015年も、あとわずかになりましたよね。2016年は米国では大統領選挙が行なわれます。各陣営とも盛り上がりを見せていますけど……。
あまり米大統領選に詳しくない人も、とりあえず「JebBush.Com」をクリックしてみてください。共和党候補の指名争いで、大本命とされてきた元フロリダ州知事のジェブ・ブッシュ氏。その公式サイトと思いきや!
なんとリダイレクトされてしまい、あろうことか、ライバルのドナルド・トランプ氏のサイトが表示されてしまう始末。トランプ氏といえば、その過激な発言が話題となり、トランプ旋風まで巻き起こして、ブッシュ氏と激しい応酬を繰り返している競争相手です。自分のサイトを見にきたのに、にっくきライバルのサイトへようこそみたいな、嘘のような本当の話が現在も進行中ですよ。
それにしても、ブッシュ氏といえば、古くから政治活動に携わってきているのに、長らく自分の名前のドメインさえ押さえてこず、まんまとライバル陣営にしてやられてしまった失態に、逆に驚きの声まで上がっています。でも、こういうチョンボは珍しいことではないみたいですよ。同じく米大統領選への立候補を表明した、元ヒューレットパッカード(HP)CEOのカーリー・フィオリーナ氏も、CarlyFiorina.orgのドメインにて、過去にHPを解雇された人々による批判メッセージが表示されてしまう始末です。逆に、HillaryClinton.netにいくと、ヒラリー・クリントン氏のサイトではなく、フィオリーナ氏のウェブサイトに飛ばされるそうですけどね~。
こうなると、まだインターネットでの選挙戦が、米国ほどは盛り上がっていない日本のサイトのことも気になってきますよね。安倍首相の個人サイトへ行くはずが、鳩山氏や小沢氏のサイトに飛ばされるとか、そんな悪夢の応酬が繰り返される時代がやってきたりするのでしょうか? 自分の名前のドメイン、早めにチェックしておいたほうがよいかもよ。
source: Dylan Byers
Kate Knibbs - Gizmodo US[原文]
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