いけさんフロムエル : 「ＭＩＸ」～決勝進出は１００％不可能？疲労のエースと準々決勝の波乱！！

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あだち充のゲッサン連載「ＭＩＸ」第４４回です。
今月はセンターカラーで登場しました。

ついにコミックス第８巻が発売となった「ＭＩＸ」。
それを記念して今月号ではアナザーＶｅｒ．ブックカバーが付録に付いていました。
最早定番となった感がある付録ですけど、今の安定感を考えるとしばらくはコミックス発売に併せて付いて来る感じがします。
その一方で、今回は「ＭＩＸ」に併せる様に「ＭＡＪＯＲ２ｎｄ」のコミックスも出ましたけど、同時発売キャンペーンとしてオリジナルクオカードを１００名様にプレゼントするそうです。
キャンペーンの対象となるのは①「ＭＩＸ」８巻②「ＭＡＪＯＲ２ｎｄ」３巻③ゲッサン１月号④サンデー３号⑤サンデー４・５合併号で、それぞれについている応募券２枚が必要なんだとか。
抽選に外れた人からさらに１００名様にミニ色紙が当たるそうですけど、それってどっちの方がメインなのかちょっとよく分からない様な気も？（笑）
主人公２人の夢の競演イラストとなっていて、何でもあだち先生の下描きに満田先生が下描きを追加、さらに両者によってペン入れ仕上げとやり取りをして完成させたんだとか。
かなり貴重なデザインですし、ファンとしては是非手に入れたいところでしょうか？

さて、三回戦を３対０の完封試合で乗り切った明青学園野球部。
よく見かけるというＯＢの変な帽子に見覚えがあった音美だったが、それはかつて自分が小学生の時の父の日のプレゼントで父にあげたものだった。
四回戦も無事突破し、周囲の甲子園の期待が高まりつつある中、三田亜里沙の姿を見かけた音美。
赤井兄と密会しており、何かを感じる音美だったのだが…！？

いよいよ準々決勝を目前とした明青学園。
その準々決勝第一試合では東秀がエース三田を５回で温存し、７回コールド勝ちとなってしまったらしい。
何の波乱もなく、余裕を持ってここまで来た東秀高校。
最初から予想していた通り、東秀を倒さない限り決勝には行けなくなってしまいました。

一方、そんな強敵の前に海旺西打倒を目指す明青だが、エースの調子を気にしてか練習を早めに切り上げる事に。
走一郎に何か相談する監督ですけど、やはり連投で調子はどうなのか確認していたのかな？
場合によれば走一郎登板もあるのかも知れません。

そんな中、思わぬニュースを口にしてきた春夏。
何と、投馬との思い出の「加多多滝」が集中豪雨の崖崩れで無くなってしまったのだという。
「悲しくないの？わたし達の思い出の場所が無くなっちゃったのよ！」
投馬のアッサリした反応が意外だったらしい春夏。
三歳の時の記憶などなく、この前行った場所で思い出になるほど時間は経っていないと弁明する投馬ですが、何やら２人の間で温度差を感じさせます。

そんな２人のやり取りをネットの外から見て何かを感じたらしい音美。
あるいは義理の妹の自分より幼なじみの方が投馬に近いかも知れないとでも感じたのか？
まだ中学生である為投馬の人間関係に大きく関わっては来ない感じの音美ですけど、春夏の存在はやはり気が気じゃないのかな？
いずれは高校に進学して来る訳ですが、そんな彼女が兄たちがいる野球部のマネージャーになるのかどうかは気になるところです。

春夏に頼まれてアンケートに書き込む事になった投馬。
テレビ中継で紹介されるそうですけど、こういうところであだち先生はネタに走るんじゃないかな？（笑）

明青の決勝進出は１００％無いと断言する西村監督。
前の試合を見ていたらしい西村だが、後半の投球は抑えの効かない抜け球ばかりだったのだという。
走一郎のリードが無かったら間違いなくひっくり返っていたと判断する西村監督。
所詮は一年生の体力であり、準々決勝では必ずどこかで捕まると考えていたらしい。

「万一、間違って投げ切ったとしても、次の東秀戦では使い物にならん」
投馬の実力を理解した上で完全に見切っていた西村監督。
ゆえに１００％という判断になるそうですが、そんな彼も走一郎が投手として使える事までは知らないはずです。

準々決勝二日目第一試合で勢南が勝利し、いよいよベスト４最後の一枠をかけて勝負に出る事になった明青学園。
だが、スタメンが発表された途端、球場にどよめきが走った？
「０ではなくなったぞ」
「決勝戦の相手が明青学園になる可能性が…」
何と、先発投手が投馬ではなく武下に変更になった！？
これまで少しでも上位に行ければ御の字としてきたはずの大山監督。
まさかのエース温存で勝負に出た監督ですけど、周囲の期待もあって彼の意識も変わって来たのかも知れません。

そんな大英断ですけど、練習試合の様子を考えても投馬以外の投手で勝てるとも思えません。
となると、どこかで投入する可能性はある訳ですが、やはりここは最後まで温存して走一郎の初登板に期待するところでしょうか？
もう一人エース級がいるとなれば東秀も警戒しない訳にはいかないでしょうし、明青の力を見切っていた西村監督がそれを見てどう思うのかは楽しみなところです。

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