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【名無しの鬼女】 さんありがとうございます！
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[投稿日時] 2015年12月13日 19:00
■体験談
ウトメが夫婦揃って転んで骨折、世話をする為なし崩しに同居になった。
コトメはその時は海外赴任で近くに居ず我ら夫婦しか世話できる者がいなかったのでその時は仕方ないと思った。
退院したウトメは我儘放題。リハビリをサボり（リハビリ担当の人が義実家宅に来てくれてたんだが、ウトメが屁理屈言って追い返してしまう）ドッカリ座って私を文字通り顎でこき使う。そんな状態だったから、ウトメは本当に自力で立てなくなり遂に要介護に。私は身寄りが無かったのでここを追い出されたら行く所無いと思い込みひたすら下僕に甘んじた。そのうち感覚がマヒしエネ状態に（この頃の記憶があまりない）救いは子供がまだだった事くらい。旦那はウトメの世話どころか、全く家の事をしてくれず、単なるウトメのATMと化した。
暫くしてコトメが海外から帰国、義実家に顔を出した。コトメは私を見てぎょっとした顔をして、どっしり座ってたウトメを睨んで「お前ら何やってるー！！」と怒鳴りつけた。そして振り向きざまに旦那にグーパン。
「お前ら（ウトメ）リハビリサボってグータラしやがって。挙句の果てに要介護～？バカか！ 兄貴、嫁子さんを何だと思ってる！？それでも夫か？ふざけるな！」
コトメは呆けている私に鏡を見せ「私子さん！顔を見て！今の貴女はこんなになってしまってるのよ！」鏡には老婆の顔。この時私はまだ20代半ばなのに…。愕然とする私。コトメ「貴女はこんなバカ共に人生捧げる事はない！」ここで私は目が覚めた。
コトメはウトメを施設に放り込み、私の離婚に手を尽くしてくれた。バカな家族で本当にゴメン、もっと早く駆けつければ良かったと言いながら。
コトメはウトメが骨折した時は仕事が多忙で、すぐには帰国出来ず気をもんでいたが、旦那から「俺達で世話するから心配するな」と連絡を受けていたので安心していた。しかしウトメのリハビリ担当の人（コトメとは昔からの知り合いだったそうだ）がウトメの怠慢と私の状態にに心を痛め（私に何度も助言してくれてたそうだが、その時の私の心は病んでいて聞く耳持たなかったそうだ。…申し訳ない）もうこれはアカンとコトメに報告。それを聞いたコトメが会社に無理言って帰国、ウトメと旦那を〆た次第。
無理やり施設に入れられたウトメは「親不孝者！お前には財産なんかやらん！」とコトメに毒づいていたが、コトメは「そんなはした金なんかいらんわ！」とバッサリ。旦那には「無理やり夫婦の仲を裂くなんて人でなしだ｝と罵られてたけど、「兄貴の言う『夫婦の仲』とは『ご主人様と下僕の契約』か？嫁がこんなになるまで放置するのは立派なDV」とバッサリ。
コトメが男だったら今すぐ抱かれてもいい…とマジ思った。
行く当てのない私は今後の生活に不安だったが、コトメは「それなら取りあえずは私の所に来る？」とコトメと一緒に海外へ。コトメの家で家事手伝いしながら語学の勉強やらボランティア（日本文化を現地の子供達に教えるなど）に勤しんだ。そこで今の旦那（現地の人）に出会い再婚。結婚式ではコトメが親の様に泣いてたのにはちょっと困ったけど嬉しかった。
コトメに「これで私の役目はお終い」と言われたけど「お友達として付き合って！」とゴネて今は親友。今度コトメが結婚するので記念に投下。マズイ、コトメの式で号泣しそうだ、どうしよう。
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