加持「俺の畑が・・・・・・」 リツコ「不気味ね」
- 2015年12月15日 23:10
- SS、新世紀エヴァンゲリオン
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リツコ「随分お疲れのようね、ミサト」
ミサト「んあ、リツコか。もうやってらんないわよ」
ミサト「人類を守る大事な仕事とはいえ、体が動かないんじゃどうしようもないわ」
リツコ「そんなあなたにぴったりなものがあるわよ。ハイこれ」コト
ミサト「何このドリンク剤」
リツコ「ネルフが総力を挙げて作った精力剤よ」
リツコ「実は私も服用してるんだけど、おかげで2連徹でも平気よ。今日は3連徹め」
ミサト「ますます怪しいわ」
リツコ「まあ、騙されたと思って一度飲んでごらんなさい」
ミサト「ええー・・・うーん・・・・・・」
リツコ「ホラ」
ミサト「わかったわよ」ゴクン
リツコ「良薬は口に苦しって言うでしょ」
ミサト「毒だって苦いわよ・・・・・・ん? こ、これは・・・・・・!!!」シュインシュインシュインシュイン
リツコ「ふふ」
ミサト「体中に力がみなぎってくる! すごい!」シュインシュインシュインシュイン
リツコ「だから言ったでしょう、ネルフが総力を挙げたって」
ミサト「すっごいじゃないリツコ! これ何が入ってんの!?」シュインシュインシュインシュイン
リツコ「これよ」スッ
リツコ「ええ、ネルフ版仙豆とでも言えばいいかしら」
リツコ「これ一粒で連続24時間の作戦行動が可能なの」
リツコ「さっきのドリンクは精製濃縮してすぐに体内に吸収されるように加工したものなのよ」
ミサト「すごいもん作るのねぇ」
リツコ「普通の豆にある遺伝子を組み込むことによって作り出した新種よ」
ミサト「へぇ~、ネルフってそんなこともやってんだ」
リツコ「名付けてゲンドウ豆」
ミサト「」
ミサト「まさか組み込んだある遺伝子って・・・・・・」
リツコ「察しがいいわね、碇司令よ」
ミサト「」オボロロロロロロ
リツコ「吐くなんてもったいない。ゲンドウ豆作るのにいくらかかるかわかってるの?」
ミサト「知らないわよ! なんちゅうもん人に飲ませてくれてんのよ!」
リツコ「まあまあ、いいじゃない。元気になったんだから」
ミサト「体は元気だけど気分は最悪だわ」
リツコ「さあ?」
ミサト「さあ? ってあんた・・・・・・ これ副作用とかないわけ?」
リツコ「今のところ確認されてないわ」
ミサト「本当でしょうね?」
リツコ「私を信用なさい」
リツコ「また必要になったらいつでも言いなさい」
ミサト「考えとくわ・・・・・・」
リツコ「・・・・・・被検体No.4、服用直後より効果アリ。副作用は認められず・・・と」カタカタ
アスカ「フン、あの程度で根を上げるなんて軟弱な男ね!」
シンジ「アスカは平気なの?」
アスカ「あったりまえじゃない! このアスカ様にかかればあんなの朝飯前よ!」
シンジ「今は夕飯前だけどね」
アスカ「何それうまいこと言ったつもり?」
シンジ「あ、いやその・・・・・・ あ、綾波はどう? 疲れてる?」
レイ「私は、平気」
シンジ「へぇ~、綾波も強いんだなあ」
レイ「碇君は疲れてるのね」
シンジ「はは、僕だけかあ、軟弱なの」
アスカ「男のくせにだらしないわねぇ」
リツコ(ちょうどいいわ・・・・・・)
シンジ「あ、リツコさん」
アスカ「私は疲れてなんかいないわよーだ」
リツコ「そのようね。レイも平気そうだけど、シンジくんはだいぶお疲れのようだわ」
シンジ「あ、聞こえてました?」
アスカ「シンジはひ弱すぎるのよ」
リツコ「無理もないわね。保護者がミサトじゃ、家のこともみんなシンジくんがやっているんでしょう?」
シンジ「ええ、まあ。でも慣れてますから」
リツコ「そうは言ってもあなたは大事なパイロットだわ。だからこれをあげる」スッ
リツコ「ネルフ特性精力剤よ。飲んでごらんなさい」
シンジ「ありがとうございます! じゃあ早速・・・・・・」ゴクゴク
アスカ「あー! シンジばっかりずるい!」
リツコ「あなたたちは疲れていないんでしょう? なら必要ないわね」
アスカ「ちぇー」
シンジ「う・・・・・・ニガッ! すごく苦い!」
アスカ「マジ? 飲まなくてよかった」
レイ「碇くん、大丈夫?」
シンジ「う・・・うん、大丈夫だよ綾波・・・・・・でも・・・・・・」
リツコ「ふふ、効果覿面のようね」
リツコ「それに、そっちの方も」
シンジ「え? ・・・・・・あっ!」ムクムク
アスカ「何よシンジ急に前かがみになって」
シンジ「リリリ、リツコさん! これどうなってるんですか!?」
リツコ「精力剤だもの。そっち方面の効果が出るのは当然だわ」
シンジ「そんな!」
レイ「どうしたの碇君、おなかが痛いの?」
シンジ「な、なんでもないよ綾波!」
レイ「見せてみて」
シンジ「大丈夫だから! お願い来ないで!」
リツコ「それにしてもすごい効果ね。アスカ、今晩は気をつけなさいな」
アスカ「何がよ?」
リツコ「なんでもないわ・・・・・・ ふふふ」
リツコ「被検体No.5、男性機能にも大幅な効果アリっと」カタカタ
ミサト「よーしバリバリ仕事こなすわよー!」
日向「あれ、葛城さん元気いいですねー!」
ミサト「そういう日向君こそ随分元気いいじゃない」
日向「僕だけじゃありませんよ、ホラ」
青葉「俺も今日はどこまでも行けそうですよ!」
マヤ「なんでみんなそんなに元気なんですかー? 私もう限界ですよ・・・・・・」
青葉「まあまあ、今晩頑張れば山場は越えるから、頑張ろうぜ!」
リツコ「被検体No.2、No.3、No.4、いずれも効果継続中・・・・・・」カタカタ
シンジ「・・・・・・クソッ! なんてかたさだ! 使徒のA.T.フィールド並みだよ!」コスコス
シンジ「しかも何回こすればいいんだこれ・・・・・・」コスコスコスコス
アスカ『ちょっとシンジー! お風呂まだー!?』
シンジ「も、もうすぐ出るよ!」
シンジ「やばい。もうそんな時間になっちゃったのか。急がなきゃ・・・・・・!」シュッシュッシュッ
アスカ「もう、遅いわよバカシンジ」
シンジ「ご、ごめんよ」
アスカ「じゃあ、私シャワー浴びるけど、覗いたら殺すからね」
シンジ「そんなことしないよ!」
アスカ「あんたにそんな度胸ないことくらい知ってるわよ、フン」
アスカ「このニオイ、どっかで嗅いだことあるような・・・・・・」
アスカ「・・・・・・」
アスカ「これってもしや・・・・・・?」
シンジ「ていうかリツコさんのくれた栄養剤すごいな。あんだけやったのに全然疲れない。今日寝れるかな」
アスカ『ちょっとシンジー!』
シンジ「!!!」ドッキィ
シンジ「な、なに!? アスカ!」
アスカ『なんかお風呂がプールみたいなニオイするんだけど、なんでー?』
シンジ「!!!!!!!!!」
シンジ(うへえ、バレた!)
シンジ(どうしようかな、正直に言った方がいいかな・・・)
シンジ「まあいっか」
シンジ「今日カビキラーしたからだよ! あれ塩素だし!」
アスカ『フーン、そうなんだー』
シンジ「息苦しかったら、換気扇回しておいてね!」
アスカ『わかったー』
シンジ「良かった。怒ってないみたいだ」
ミサト「いよっしゃーーーー!!! 終わったー!!!」
日向「お疲れ様ですー!!!」
青葉「実に! スガスガしい気分だッ!」
マヤ「お・・・お疲れ様です・・・・・・」フラフラ
ミサト「さぁー! 打ち上げ行くわよォーッ! 今日は飲み明かすわよ!!!」
日向「マジっすかー!? 付き合いますよー!!!」
マヤ「私・・・・・・ もう帰ります・・・・・・」フラフラ
青葉「最高にハイってヤツだァアアアアアハハハハ!!!!!」
コメント一覧
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- 2015年12月15日 23:41
- わりと好き
唐突に感じるオチなのに唐突じゃないところに妙に感動した……w
つまらなくはないが、急転直下で草