2: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 18:15:59.08 ID:Rd23pKgc.net
目が覚めた
見慣れた風景 匂い 音
ことり「んー…」
窓から小鳥のさえずりが聞こえる
ことり「あ…さ……?」
ここは私の部屋
今、ベッドにいたってことは…
ことり「っ!朝!朝なんだっ!ことり寝てたんだっ!寝てて、夢見てたんだよっ!」
ことり「あぁ…夢だったんだ…よかった…」
安堵のため息がでる
見慣れた風景 匂い 音
ことり「んー…」
窓から小鳥のさえずりが聞こえる
ことり「あ…さ……?」
ここは私の部屋
今、ベッドにいたってことは…
ことり「っ!朝!朝なんだっ!ことり寝てたんだっ!寝てて、夢見てたんだよっ!」
ことり「あぁ…夢だったんだ…よかった…」
安堵のため息がでる
3: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 18:16:51.35 ID:Rd23pKgc.net
さっきまであったことは夢
全部夢
あんなことが現実なわけがない
うれしくて、涙が出そう
ことり「えへ…はやく着替えて朝ごはん食べなきゃ」
私はベットからでる
ことり「-―あ」
しかしそこで現実をみてしまった
全部夢
あんなことが現実なわけがない
うれしくて、涙が出そう
ことり「えへ…はやく着替えて朝ごはん食べなきゃ」
私はベットからでる
ことり「-―あ」
しかしそこで現実をみてしまった
4: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 18:19:00.86 ID:Rd23pKgc.net
ことり「かがみ…うつらない…」
そう、鏡にうつらない
やっぱ夢じゃなくてこれが現実なんだ
今度は悲しくて、涙が出そう
ことり「結局、ことりは幽霊…」
けど、悲しんだってしょうがない
私は成仏するきっかけを探そう
そう、未練がなんなのか思い出さなきゃ
ことり「とりあえずリビングいこ…」
扉を開けてリビングにいく
そこにはお母さんがいた
そう、鏡にうつらない
やっぱ夢じゃなくてこれが現実なんだ
今度は悲しくて、涙が出そう
ことり「結局、ことりは幽霊…」
けど、悲しんだってしょうがない
私は成仏するきっかけを探そう
そう、未練がなんなのか思い出さなきゃ
ことり「とりあえずリビングいこ…」
扉を開けてリビングにいく
そこにはお母さんがいた
6: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 18:20:53.01 ID:Rd23pKgc.net
ことり「っおかあさん!!」
思わず駆け寄る
けどお母さんはこっちをみない
当たり前だよね、見えてないもん…
お母さんがため息をついた
理事長「ことり…」
私の名前を読んだ
理事長「ことりに会いたい…」
そう小さく呟いた
ことり「おかあさん…ことりここにいるよ…」
思わず駆け寄る
けどお母さんはこっちをみない
当たり前だよね、見えてないもん…
お母さんがため息をついた
理事長「ことり…」
私の名前を読んだ
理事長「ことりに会いたい…」
そう小さく呟いた
ことり「おかあさん…ことりここにいるよ…」
10: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 18:25:48.16 ID:Rd23pKgc.net
お母さんをみるとずいぶん更けたようだった
ことり「お母さん…白髪一杯になっちゃったね」
ことり「手もカサカサになっちゃったね…」
カサカサの手の上に自分の手を重ねる
けどすり抜けてしまった
ことり「…おかあさんとおとうさんよりはやく死んじゃってごめんなさい…」
ことり「ごめんね…」
気づいたら涙が出ていた
ことり「……グスッ…」
理事長「…ことり?…いるの?」
ことり「お母さん…白髪一杯になっちゃったね」
ことり「手もカサカサになっちゃったね…」
カサカサの手の上に自分の手を重ねる
けどすり抜けてしまった
ことり「…おかあさんとおとうさんよりはやく死んじゃってごめんなさい…」
ことり「ごめんね…」
気づいたら涙が出ていた
ことり「……グスッ…」
理事長「…ことり?…いるの?」
11: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 18:26:56.45 ID:Rd23pKgc.net
ことり「っ!?お母さん…っ!」
理事長「そんなわけない…わよね…」
理事長「ここにいたらいいのに…」
ことり「ううっ…いるよっ…いるのに…」
結局私はしばらくそこで泣いていた
理事長「そんなわけない…わよね…」
理事長「ここにいたらいいのに…」
ことり「ううっ…いるよっ…いるのに…」
結局私はしばらくそこで泣いていた
13: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 18:34:30.79 ID:Rd23pKgc.net
しばらくして外に出た
気づいたことは歩かなくてもそらを飛べること
さわれるものとさわれないものがあること
そしてことり以外にも幽霊がいること
見えてないだけでこんなにたくさんいたんだね
気づいたことは歩かなくてもそらを飛べること
さわれるものとさわれないものがあること
そしてことり以外にも幽霊がいること
見えてないだけでこんなにたくさんいたんだね
14: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 18:35:09.00 ID:Rd23pKgc.net
ことり「外に出たけど…どこにいこうかな」
ことり「穂乃果ちゃんと海未ちゃんの大学はちょっと遠いし…」
ことり「絵里ちゃん希ちゃんはもっと遠い…にこちゃんはアイドルでどこにいるのかわかんないし…」
そうすると、もうひとつしかないよね
ことり「…学校いこうかな」
学校には凛ちゃん真姫ちゃん、それに花陽ちゃんもいる
おかあさんもさっき出てったからもうついたかな?
ことり「だれか、ことりのこと見える見える人ないかな」
ことり「穂乃果ちゃんと海未ちゃんの大学はちょっと遠いし…」
ことり「絵里ちゃん希ちゃんはもっと遠い…にこちゃんはアイドルでどこにいるのかわかんないし…」
そうすると、もうひとつしかないよね
ことり「…学校いこうかな」
学校には凛ちゃん真姫ちゃん、それに花陽ちゃんもいる
おかあさんもさっき出てったからもうついたかな?
ことり「だれか、ことりのこと見える見える人ないかな」
15: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 18:38:48.01 ID:Rd23pKgc.net
淡い期待を持ちながら学校へ向かった
ことり「ついた…懐かしい…」
音ノ木坂についた
数ヶ月前まで通ってたのになんだか懐かしい
とりあえず部室に向かう
ことり「えっと…あったあった」
思いでのつまった部室に入る
ことり「わぁっ…変わってない…」
ことり「ついた…懐かしい…」
音ノ木坂についた
数ヶ月前まで通ってたのになんだか懐かしい
とりあえず部室に向かう
ことり「えっと…あったあった」
思いでのつまった部室に入る
ことり「わぁっ…変わってない…」
16: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 18:39:28.36 ID:Rd23pKgc.net
ミナリンスキーの色紙もまだあるんだね…
ちょっと恥ずかしいな
ことり「って、あれ……?」
そこには見慣れた人が寝ていた
赤がかったふわふわの毛
きれいな肌 長いまつげ
寝てて顔がよく見えないけど誰だかすぐわかる
ことり「真姫…ちゃん…」
今年、3年生になった真姫ちゃんがいた
ちょっと恥ずかしいな
ことり「って、あれ……?」
そこには見慣れた人が寝ていた
赤がかったふわふわの毛
きれいな肌 長いまつげ
寝てて顔がよく見えないけど誰だかすぐわかる
ことり「真姫…ちゃん…」
今年、3年生になった真姫ちゃんがいた
17: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 18:42:05.90 ID:Rd23pKgc.net
ことり「え?え?なんで?さ、さぼり…?」
今、授業じゃないの?え?
ことり「真姫ちゃんがサボるなんてないよね…」
真姫「んー…うるさい…」
ことり「えっあっ、ごっ、ごめんっ!」
って、…あれ、いま…
ことり「っ?!?!!ま、真姫ちゃんっ!!!」
思わず大きい声が出た
真姫「んぅ…だからうるさいってばぁ!」
今、授業じゃないの?え?
ことり「真姫ちゃんがサボるなんてないよね…」
真姫「んー…うるさい…」
ことり「えっあっ、ごっ、ごめんっ!」
って、…あれ、いま…
ことり「っ?!?!!ま、真姫ちゃんっ!!!」
思わず大きい声が出た
真姫「んぅ…だからうるさいってばぁ!」
18: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 18:43:15.41 ID:Rd23pKgc.net
真姫ちゃんが飛び起きる
ことり「ぴぃっ!!!!」
真姫ちゃんと目が合う
寝ぼけてた真姫ちゃんの目がだんだん真ん丸になってく
真姫「………は?」
ことり「…ひ、ひさしぶり~…かなっ…」
真姫「……え?」
ことり「えっえっとぉ…」
真姫「……………」
ことり「も、もしもぉ~し…」
真姫「……イミワカンナイ」
ことり「ぴぃっ!!!!」
真姫ちゃんと目が合う
寝ぼけてた真姫ちゃんの目がだんだん真ん丸になってく
真姫「………は?」
ことり「…ひ、ひさしぶり~…かなっ…」
真姫「……え?」
ことり「えっえっとぉ…」
真姫「……………」
ことり「も、もしもぉ~し…」
真姫「……イミワカンナイ」
20: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 18:45:08.98 ID:Rd23pKgc.net
ことり「だ、だよねぇ」
真姫「っ!だよねぇじゃないわよ!」
ことり「ピイィ!ごっごめん!怒鳴らないでぇ…」
真姫「……ごめん」
ことり「い、いいの…えっと、誰だかわかりますか…?」
真姫「わかるもなにも…ことりじゃないの…」
わかってくれた!
その事が嬉くて、嬉しくてたまらない
真姫「って、ちょっと!なに泣きそうになってんのよ!」
真姫「っ!だよねぇじゃないわよ!」
ことり「ピイィ!ごっごめん!怒鳴らないでぇ…」
真姫「……ごめん」
ことり「い、いいの…えっと、誰だかわかりますか…?」
真姫「わかるもなにも…ことりじゃないの…」
わかってくれた!
その事が嬉くて、嬉しくてたまらない
真姫「って、ちょっと!なに泣きそうになってんのよ!」
21: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 18:45:34.89 ID:Rd23pKgc.net
ことり「あっごめん…」
真姫「全く……」
ことり「えへへぇ…」
真姫「……」
ことり「……」
真姫「……なんでいるの」
ことり「あっ、ごめん、部室入らなかったほうがよかったよね」
真姫「違う!そうじゃなくて…その、あなたってもう……死んじゃってる…じゃない…」
真姫「全く……」
ことり「えへへぇ…」
真姫「……」
ことり「……」
真姫「……なんでいるの」
ことり「あっ、ごめん、部室入らなかったほうがよかったよね」
真姫「違う!そうじゃなくて…その、あなたってもう……死んじゃってる…じゃない…」
22: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 18:46:17.58 ID:Rd23pKgc.net
ことり「えっと…なんていうか、幽霊になっちゃって……」
真姫「……ふざけてる?」
ことり「ふざけてないよう!」
真姫「ってことは私、いま幽霊と話てるわけ?」
ことり「そういうことになるね」
真姫「……ヴェエ」
真姫ちゃんがまたイミワカンナイって言いそうな顔してる
真姫「……ふざけてる?」
ことり「ふざけてないよう!」
真姫「ってことは私、いま幽霊と話てるわけ?」
ことり「そういうことになるね」
真姫「……ヴェエ」
真姫ちゃんがまたイミワカンナイって言いそうな顔してる
23: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 18:47:18.91 ID:Rd23pKgc.net
真姫「……聞きたいことたくさんあるけど、とりあえず座ったら…」
ことり「えっ、あっうん」
意外と真姫ちゃんは冷静
冷静を装ってるのかな?
それでもこんなに落ち着いていられるのはすごいな
ことりだったらもっと驚いて椅子投げちゃうかも…
真姫「えっと…そうね……」
真姫「………」
ことり「ま、真姫ちゃん?」
真姫「……ごめんことり、ちょっと困惑してて聞きたいことがまとまらない…」
ことり「えっ、あっうん」
意外と真姫ちゃんは冷静
冷静を装ってるのかな?
それでもこんなに落ち着いていられるのはすごいな
ことりだったらもっと驚いて椅子投げちゃうかも…
真姫「えっと…そうね……」
真姫「………」
ことり「ま、真姫ちゃん?」
真姫「……ごめんことり、ちょっと困惑してて聞きたいことがまとまらない…」
24: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 18:47:53.63 ID:Rd23pKgc.net
ことり「あはは……そりゃそうだよねぇ」
やっぱり真姫ちゃんは冷静じゃなかったみたい
ことり「じゃあ、ことりから聞いてもいい?」
真姫「?いいわよ」
ことり「なんで真姫ちゃん今、部室にいるの?」
真姫「ああ…今日は3年はもう授業終わったの」
真姫「今日は部活もお休みで、花陽と凛は英語の補修よ」
やっぱり真姫ちゃんは冷静じゃなかったみたい
ことり「じゃあ、ことりから聞いてもいい?」
真姫「?いいわよ」
ことり「なんで真姫ちゃん今、部室にいるの?」
真姫「ああ…今日は3年はもう授業終わったの」
真姫「今日は部活もお休みで、花陽と凛は英語の補修よ」
25: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 18:49:22.08 ID:Rd23pKgc.net
ことり「なんだぁ…よかった、てっきりサボりかと…」
真姫「私がサボるようにみえる?」
真姫ちゃんが鋭い視線でこちらを見る
ことり「ううん、見えない」
真姫「でっしょー?この真姫ちゃんが努力を怠ることなんてないんだから」
ことり「えへへっ」
こんなやり取りも懐かしいなぁ
真姫「…ことりは、成仏とかしないわけ
真姫「私がサボるようにみえる?」
真姫ちゃんが鋭い視線でこちらを見る
ことり「ううん、見えない」
真姫「でっしょー?この真姫ちゃんが努力を怠ることなんてないんだから」
ことり「えへへっ」
こんなやり取りも懐かしいなぁ
真姫「…ことりは、成仏とかしないわけ
27: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 18:51:05.67 ID:Rd23pKgc.net
突然質問されて驚く
ことり「うぇっ?えっとぉ…」
真姫ちゃんみたいな声が出ちゃった
真姫「いきなりでごめんなさい、私亡くなった方って成仏するって勝手に思い込んでたから…」
ことり「ううん…あのね、ことり成仏できなかったの」
真姫「どうして?」
ことり「…なんか、未練があるって」
真姫「…つまり、その未練をどうにかしないと成仏できないってわけね」
ことり「鋭いね真姫ちゃん…」
真姫「………まぁね」
…?今の間はなんだったのかな
ことり「けどことり、未練がなんなのかがわかんなくて」
真姫「なるほどね」
ことり「うぇっ?えっとぉ…」
真姫ちゃんみたいな声が出ちゃった
真姫「いきなりでごめんなさい、私亡くなった方って成仏するって勝手に思い込んでたから…」
ことり「ううん…あのね、ことり成仏できなかったの」
真姫「どうして?」
ことり「…なんか、未練があるって」
真姫「…つまり、その未練をどうにかしないと成仏できないってわけね」
ことり「鋭いね真姫ちゃん…」
真姫「………まぁね」
…?今の間はなんだったのかな
ことり「けどことり、未練がなんなのかがわかんなくて」
真姫「なるほどね」
28: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 18:52:01.48 ID:Rd23pKgc.net
ことり「だから、部室に来てみたんだけど…」
真姫「なにか思い出した?」
ことり「…」フルフル
首を左右にふる
真姫「そう…」
すると授業終了のチャイムがなる
ことり「…補修おわったね」
真姫「なにか思い出した?」
ことり「…」フルフル
首を左右にふる
真姫「そう…」
すると授業終了のチャイムがなる
ことり「…補修おわったね」
29: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 18:52:33.51 ID:Rd23pKgc.net
真姫「ええ、もうすぐ二人が来ると思うわ」
ことり「二人にはことりのこと見えるかなぁ」
真姫「…どうだか」
真姫「そういえば、そのワンピース―-」
ガチャッ
真姫ちゃんの話を遮るようにドアがあく
凛「補修おわったにゃー!!!」
ことり「二人にはことりのこと見えるかなぁ」
真姫「…どうだか」
真姫「そういえば、そのワンピース―-」
ガチャッ
真姫ちゃんの話を遮るようにドアがあく
凛「補修おわったにゃー!!!」
30: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 18:53:54.10 ID:Rd23pKgc.net
真姫「凛」
ことり「凛ちゃん…」
3年生になった凛ちゃん
明るくて天真爛漫なのは変わってないみたい
ちょっと髪が伸びて大人っぽくなってる
凛「あれ?真姫ちゃん起きてたの?寝てるかと思ったのに」
真姫「…まぁね」
ことり「見えてない…ね」
真姫「…そうね」
真姫ちゃんが小さく呟く
凛「なんかいったにゃー?」
真姫「なにも言ってないわよ、それより花陽はどうしたの?」
ことり「凛ちゃん…」
3年生になった凛ちゃん
明るくて天真爛漫なのは変わってないみたい
ちょっと髪が伸びて大人っぽくなってる
凛「あれ?真姫ちゃん起きてたの?寝てるかと思ったのに」
真姫「…まぁね」
ことり「見えてない…ね」
真姫「…そうね」
真姫ちゃんが小さく呟く
凛「なんかいったにゃー?」
真姫「なにも言ってないわよ、それより花陽はどうしたの?」
31: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 18:59:40.67 ID:Rd23pKgc.net
凛「…あ!補修終わったの嬉しくて先に走った来ちゃった!」
真姫「あきれた…あなたそれでも幼馴染みなの?」
凛「ごめんなさいぃ…」
すると遠くから声が聞こえる
真姫「来たわね」
だんだん近くなってきて、声の主が部室にやって来た
花陽「っだ、だれかタスケテー!!」
凛「かよちーん!!!ごめんにゃー!!!」
花陽「ふええ…りんちゃ…にもつ…」
花陽ちゃんがぜいぜいいいながら部室にやってきた
真姫「あきれた…あなたそれでも幼馴染みなの?」
凛「ごめんなさいぃ…」
すると遠くから声が聞こえる
真姫「来たわね」
だんだん近くなってきて、声の主が部室にやって来た
花陽「っだ、だれかタスケテー!!」
凛「かよちーん!!!ごめんにゃー!!!」
花陽「ふええ…りんちゃ…にもつ…」
花陽ちゃんがぜいぜいいいながら部室にやってきた
32: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 19:00:32.96 ID:Rd23pKgc.net
花陽ちゃんはあんまり変わってない感じ
…ちょっとお胸が大きくなったかな?
凛「このとーり!許してにゃあ…」
花陽「もう凛ちゃん…今回だけだよっ!」
凛「かよちんだいすきにゃー!!」
凛ちゃんが花陽ちゃんに抱きつく
…ちょっとお胸が大きくなったかな?
凛「このとーり!許してにゃあ…」
花陽「もう凛ちゃん…今回だけだよっ!」
凛「かよちんだいすきにゃー!!」
凛ちゃんが花陽ちゃんに抱きつく
33: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 19:00:58.03 ID:Rd23pKgc.net
ふたりは相変わらずなかよしさんだね
花陽「…ねぇ、なんかね部室はいるときになんとなぁく懐かしい感じがしたんだけど…」
凛「!!凛も!なーんか懐かしい匂いがしたにゃ」
真姫「!」
ことり「それって…」
凛「やさしくてふわふわで…なんか、……ことりちゃん…みたいな…」
花陽「…確かに……」
凛ちゃん…花陽ちゃん…
ことりのこと、覚えてくれてたんだね
凛「真姫ちゃんは、なんか感じなかった?」
花陽「…ねぇ、なんかね部室はいるときになんとなぁく懐かしい感じがしたんだけど…」
凛「!!凛も!なーんか懐かしい匂いがしたにゃ」
真姫「!」
ことり「それって…」
凛「やさしくてふわふわで…なんか、……ことりちゃん…みたいな…」
花陽「…確かに……」
凛ちゃん…花陽ちゃん…
ことりのこと、覚えてくれてたんだね
凛「真姫ちゃんは、なんか感じなかった?」
34: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 19:01:34.41 ID:Rd23pKgc.net
真姫「ヴェッ?…わ、わたしは……」
真姫ちゃんがちらっとこっちをみる
ことりがここにいることを言うか迷ってるみたいな顔してる
ことり「…言わないでいいよ」
真姫ちゃんは小さく頷く
真姫「………よくわかんなかったわ」
真姫ちゃんがちらっとこっちをみる
ことりがここにいることを言うか迷ってるみたいな顔してる
ことり「…言わないでいいよ」
真姫ちゃんは小さく頷く
真姫「………よくわかんなかったわ」
35: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 19:02:37.67 ID:Rd23pKgc.net
凛「そっかぁ」
花陽「…今日、帰りにお花かってことりちゃんのところいかない?」
凛「凛は賛成、真姫ちゃんはどう?」
真姫「…二人がいくなら」
花陽「じゃあ、いこ?ことりちゃんにぴったりなお花買おうね」
真姫「……ええ」
みんなやさしいなぁ
けどそこにことりはいないの
真姫ちゃんはそれをわかってて言わないで、それでも一緒にいってくれるんだね
ごめんね
花陽「…今日、帰りにお花かってことりちゃんのところいかない?」
凛「凛は賛成、真姫ちゃんはどう?」
真姫「…二人がいくなら」
花陽「じゃあ、いこ?ことりちゃんにぴったりなお花買おうね」
真姫「……ええ」
みんなやさしいなぁ
けどそこにことりはいないの
真姫ちゃんはそれをわかってて言わないで、それでも一緒にいってくれるんだね
ごめんね
36: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 19:03:47.71 ID:Rd23pKgc.net
凛「じゃあいくにゃ!」
みんなが帰ろうとする
真姫「………ぁ」
真姫ちゃんがわたしの方を向く
ことり「…ありがとう、真姫ちゃん。」
真姫ちゃんは首をふるふると横にふる
ことり「また、来てもいい?」
真姫「ええ…」
真姫ちゃんはまた小さく呟いた
みんなが帰ろうとする
真姫「………ぁ」
真姫ちゃんがわたしの方を向く
ことり「…ありがとう、真姫ちゃん。」
真姫ちゃんは首をふるふると横にふる
ことり「また、来てもいい?」
真姫「ええ…」
真姫ちゃんはまた小さく呟いた
37: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 19:05:08.39 ID:Rd23pKgc.net
凛「まきちゃーん、はやくー」
真姫「今行くわ。…またね」
バタン
そうして3人とも出ていった
んー…このあとどうしよう
まだ夕方くらいだし…
希ちゃんが寝るまではこっちの世界からLOVELESS WORLDにはかえれないんだよね
ことり「…どうしようかな」
真姫「今行くわ。…またね」
バタン
そうして3人とも出ていった
んー…このあとどうしよう
まだ夕方くらいだし…
希ちゃんが寝るまではこっちの世界からLOVELESS WORLDにはかえれないんだよね
ことり「…どうしようかな」
39: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 19:06:04.21 ID:Rd23pKgc.net
未練を解決するために来たけど、その未練が思い出せない
生前にやり残したこと…
ことり「たくさんあり過ぎてわかんないよ……」
お買い物もしたかったし、みんなともあそびたかったけど…
ことり「どれも違う気がする…」
どれもピンとこない
もっと、これっ!って言うのだと思うんだけど…
そう考えてるうちに穂乃果ちゃんのおうちに着いた
ことり「ここも変わってない…」
生前にやり残したこと…
ことり「たくさんあり過ぎてわかんないよ……」
お買い物もしたかったし、みんなともあそびたかったけど…
ことり「どれも違う気がする…」
どれもピンとこない
もっと、これっ!って言うのだと思うんだけど…
そう考えてるうちに穂乃果ちゃんのおうちに着いた
ことり「ここも変わってない…」
40: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 19:06:41.10 ID:Rd23pKgc.net
すると扉ががらっとあく
穂乃果「あれー?まだ来てない」
ことり「っ!ほのかちゃんっ!!」
穂乃果「?だれかよんだ…?」
ことり「穂乃果ちゃん…」
穂乃果「気のせいかな…」
ことり「…ほのかちゃん……」
穂乃果ちゃんには、見えないみたい
真姫ちゃんが見えたからもしかしたらって思ったけど
そうそう幽霊が見えるなんてないよね…
穂乃果「あれー?まだ来てない」
ことり「っ!ほのかちゃんっ!!」
穂乃果「?だれかよんだ…?」
ことり「穂乃果ちゃん…」
穂乃果「気のせいかな…」
ことり「…ほのかちゃん……」
穂乃果ちゃんには、見えないみたい
真姫ちゃんが見えたからもしかしたらって思ったけど
そうそう幽霊が見えるなんてないよね…
41: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 19:09:12.01 ID:Rd23pKgc.net
穂乃果「あっ!きたー!」
だれかが来たみたい
きれいなサラサラロング
凛とした背筋
あれは…
海未「遅くなりすみません、穂乃果」
ことり「海未ちゃんだ…」
海未ちゃんを見た瞬間なにかが頭をよぎった
よくわからない
よくわからないけど
こわい
それだけはよくわかった
だれかが来たみたい
きれいなサラサラロング
凛とした背筋
あれは…
海未「遅くなりすみません、穂乃果」
ことり「海未ちゃんだ…」
海未ちゃんを見た瞬間なにかが頭をよぎった
よくわからない
よくわからないけど
こわい
それだけはよくわかった
42: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 19:12:06.62 ID:Rd23pKgc.net
ボーッとしてると穂乃果ちゃんの声が聞こえた
穂乃果「遅いよー!」
海未「だから、謝っているでしょう」
穂乃果「むー!」
海未「ほら、いきましょう。」
穂乃果「はぁーい」
どこかにいくみたい
ついていくことにした
こうやって、三人であるいてると昔のこと思い出す
二人には、ことりのことみえてないけど…
それにしてもどこにいくんだろ
二人の他愛のない話を聞きながらずっとついていった
穂乃果「遅いよー!」
海未「だから、謝っているでしょう」
穂乃果「むー!」
海未「ほら、いきましょう。」
穂乃果「はぁーい」
どこかにいくみたい
ついていくことにした
こうやって、三人であるいてると昔のこと思い出す
二人には、ことりのことみえてないけど…
それにしてもどこにいくんだろ
二人の他愛のない話を聞きながらずっとついていった
43: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 19:12:36.01 ID:Rd23pKgc.net
穂乃果「ついたついたー」
海未「はい、じゃあお水くんできます」
穂乃果「じゃあお線香用意しとくね」
着いた場所はお墓だった
もしかして…
穂乃果「あれ…うみちゃーん!」
海未「なんですか?」
穂乃果「お花、刺してあるけど…」
海未「私じゃないですよ」
花陽ちゃんたち、ほんとに来てくれたんだね
海未「はい、じゃあお水くんできます」
穂乃果「じゃあお線香用意しとくね」
着いた場所はお墓だった
もしかして…
穂乃果「あれ…うみちゃーん!」
海未「なんですか?」
穂乃果「お花、刺してあるけど…」
海未「私じゃないですよ」
花陽ちゃんたち、ほんとに来てくれたんだね
44: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 19:13:59.60 ID:Rd23pKgc.net
穂乃果「えー…誰なんだろ…白くてきれいだね」
海未「そうですね…これはシランと…シラユキヒメですかね…」
穂乃果「へー…詳しいね海未ちゃん…」
海未「まぁ花をいけることもありますので。この花はあんまり見かけませんが…咲く季節もバラバラですよコレ」
海未「そうですね…これはシランと…シラユキヒメですかね…」
穂乃果「へー…詳しいね海未ちゃん…」
海未「まぁ花をいけることもありますので。この花はあんまり見かけませんが…咲く季節もバラバラですよコレ」
45: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 19:14:58.70 ID:Rd23pKgc.net
穂乃果「学校の近くにできた珍しいお花売ってるところで買ったのかな?」
海未「まぁ…そう考えるのが妥当でしょう」
穂乃果「てことは、花陽ちゃん達がきたのかなぁー?」
海未「そうかもしれませんね…さて、お線香あげますよ」
穂乃果「うん」
二人がお線香くれる
いっぱい、いっぱいことりに語りかけてくれてるみたい
聞こえないのが残念…
穂乃果「……おわりっ!」
海未「穂乃果、これはいいんです?」
穂乃果「ああよくない!…はいことりちゃん!」
海未「まぁ…そう考えるのが妥当でしょう」
穂乃果「てことは、花陽ちゃん達がきたのかなぁー?」
海未「そうかもしれませんね…さて、お線香あげますよ」
穂乃果「うん」
二人がお線香くれる
いっぱい、いっぱいことりに語りかけてくれてるみたい
聞こえないのが残念…
穂乃果「……おわりっ!」
海未「穂乃果、これはいいんです?」
穂乃果「ああよくない!…はいことりちゃん!」
46: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 19:17:04.40 ID:Rd23pKgc.net
すると穂乃果ちゃんはおまんじゅうをおいてくれた
海未「お墓におまんじゅうはどうかと思いますがね…」
穂乃果「えへ…けど喜んでくれるかなって」
海未「そうですね…喜ぶと思いますよ」
うん、すっごくうれしいよ
ありがとう二人とも
海未「お墓におまんじゅうはどうかと思いますがね…」
穂乃果「えへ…けど喜んでくれるかなって」
海未「そうですね…喜ぶと思いますよ」
うん、すっごくうれしいよ
ありがとう二人とも
47: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 19:17:41.59 ID:Rd23pKgc.net
穂乃果「じゃあかえろっか」
海未「ええ」
二人があるきだす
わたしはなんとなく、なんとなくだけど
二人についてっちゃダメな気がして
二人から離れて家にかえった
――穂乃果「そういえば、海未ちゃん」
海未「なんです?」
穂乃果「あのお花に花言葉ってある?」
海未「ええ、ありますよ」
穂乃果「へぇー!教えて」
海未「そうですね…あんまり詳しく覚えてませんが…」
海未「シランが「お互いに忘れないように」シラユキヒメが…」
海未「--「君にまた会いたい」」
海未「ええ」
二人があるきだす
わたしはなんとなく、なんとなくだけど
二人についてっちゃダメな気がして
二人から離れて家にかえった
――穂乃果「そういえば、海未ちゃん」
海未「なんです?」
穂乃果「あのお花に花言葉ってある?」
海未「ええ、ありますよ」
穂乃果「へぇー!教えて」
海未「そうですね…あんまり詳しく覚えてませんが…」
海未「シランが「お互いに忘れないように」シラユキヒメが…」
海未「--「君にまた会いたい」」
48: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 19:23:52.86 ID:Rd23pKgc.net
ことり「ただいま…」
お母さんは帰ってきてなかった
お父さんももちろんいないし…
寂しいなぁ
けどもう夜だから、そろそろあっちの世界に――
そう思っていたら視界がグニャリと曲がった
希「…ちゃん、ことりちゃん」
ことり「う…」
希「おはよ」
ことり「おは…よう」
ああ、来たんだ
LOVELESS WORLDに
お母さんは帰ってきてなかった
お父さんももちろんいないし…
寂しいなぁ
けどもう夜だから、そろそろあっちの世界に――
そう思っていたら視界がグニャリと曲がった
希「…ちゃん、ことりちゃん」
ことり「う…」
希「おはよ」
ことり「おは…よう」
ああ、来たんだ
LOVELESS WORLDに
49: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 19:26:18.41 ID:Rd23pKgc.net
希「どやった?あっちは」
ことり「えっと…色々あったけど…みんなやさしいなぁって思った…」
希「そっか…えっと」ガサゴソ
希ちゃんがなにかを取り出した
希「これ、ことりちゃんに」
ことり「…?おまんじゅうとおはな?」
希「そう、お供え物っていったらへんだけど…」
ことり「…もらっていいの?」
希「もちろん」
ことり「えっと…色々あったけど…みんなやさしいなぁって思った…」
希「そっか…えっと」ガサゴソ
希ちゃんがなにかを取り出した
希「これ、ことりちゃんに」
ことり「…?おまんじゅうとおはな?」
希「そう、お供え物っていったらへんだけど…」
ことり「…もらっていいの?」
希「もちろん」
50: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 19:28:36.89 ID:Rd23pKgc.net
それはほむらのおまんじゅうと白いお花
どちらも今日、穂乃果ちゃん達がくれたもの
ことり「うれしい…」
希「せっかくだから食べたら?」
ことり「うん…」
ほむらのおまんじゅうを一口たべる
すると懐かしい記憶が鮮明によみがえってきて
楽しかった思いでと
悔しかった思いでと
忘れたくない思い出が脳内を駆け巡る
ことりはまた涙を流した
希「もう…泣き虫さんやなあ」
そういいながらも頭をポンポンしてくれる希ちゃん
ことりは本当に優しい人たちに囲まれてたんだね
どちらも今日、穂乃果ちゃん達がくれたもの
ことり「うれしい…」
希「せっかくだから食べたら?」
ことり「うん…」
ほむらのおまんじゅうを一口たべる
すると懐かしい記憶が鮮明によみがえってきて
楽しかった思いでと
悔しかった思いでと
忘れたくない思い出が脳内を駆け巡る
ことりはまた涙を流した
希「もう…泣き虫さんやなあ」
そういいながらも頭をポンポンしてくれる希ちゃん
ことりは本当に優しい人たちに囲まれてたんだね
51: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 19:58:05.96 ID:Rd23pKgc.net
ほむらのおまんじゅうを食べ終わって、希ちゃんが聞いてきた
希「今日は何して過ごしてたん?」
ことり「今日は…起きてからまず学校行ったんだ」
希「ふんふん」
ことり「そこでね、真姫ちゃんにあったの」
希「おーまきちゃん、最近またスタイルよくなってたんよ」
ことり「そうなの?…それで、真姫ちゃんはことりのこと見えてたの」
希「…ほんと?」
ことり「うんほんと。だけど花陽ちゃんと凛ちゃんには見えたなかったみたい…」
希「まぁそれが普通やね…」
希「今日は何して過ごしてたん?」
ことり「今日は…起きてからまず学校行ったんだ」
希「ふんふん」
ことり「そこでね、真姫ちゃんにあったの」
希「おーまきちゃん、最近またスタイルよくなってたんよ」
ことり「そうなの?…それで、真姫ちゃんはことりのこと見えてたの」
希「…ほんと?」
ことり「うんほんと。だけど花陽ちゃんと凛ちゃんには見えたなかったみたい…」
希「まぁそれが普通やね…」
53: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 20:07:09.73 ID:Rd23pKgc.net
ことり「あ、けどね?なんか雰囲気とか、匂いがするっていってた…」
希「なんじゃそりゃ」
ことり「ことりもよくわかんなくて…今までにこういうことってないの?」
希「無くはないだろうけど…ほぼないと考えていいやね。ごく希に匂いとかはわかる人おるけど…」
希「見えるってのは…ほっっっっっっっっっっっっっとんどおらんよ」
ことり「え…じゃあなんで真姫ちゃんは…」
希「うーん…以前から見えてたってか感じだった?」
ことり「いや…驚いてたし、違うんじゃないかな…」
希「……そっか」
希ちゃんが考え込んでる
そんなに、見えるってことが変なのかな
希「…まぁ、いいや。そのあとどうしたん?」
希「なんじゃそりゃ」
ことり「ことりもよくわかんなくて…今までにこういうことってないの?」
希「無くはないだろうけど…ほぼないと考えていいやね。ごく希に匂いとかはわかる人おるけど…」
希「見えるってのは…ほっっっっっっっっっっっっっとんどおらんよ」
ことり「え…じゃあなんで真姫ちゃんは…」
希「うーん…以前から見えてたってか感じだった?」
ことり「いや…驚いてたし、違うんじゃないかな…」
希「……そっか」
希ちゃんが考え込んでる
そんなに、見えるってことが変なのかな
希「…まぁ、いいや。そのあとどうしたん?」
54: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 20:09:47.87 ID:Rd23pKgc.net
ことり「そのあとは、穂乃果ちゃんと海未ちゃん見つけたからついていったの」
ことり「そこでね、海未ちゃん見たときなんか…」
希「なんか?」
ことり「…よくわからないけど、…急にこわいって感情が頭に入ってきて…」
希「ふむ…」
ことり「なんだったのかなぁ」
ことり「そこでね、海未ちゃん見たときなんか…」
希「なんか?」
ことり「…よくわからないけど、…急にこわいって感情が頭に入ってきて…」
希「ふむ…」
ことり「なんだったのかなぁ」
55: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 20:16:19.28 ID:Rd23pKgc.net
手がかりかもね」
ことり「手がかり?」
希「そう、けどよくわからないんじゃしばらくかかりそうやね」
ことり「そっか…」
一気に悲しいムードになる
けど、すかさず希ちゃんはことりを励ましてくれた
希「…せや、ことりちゃんお花、髪につける?」
ことり「髪に?」
希「うん、現世からのお供え物ってパワーがたっぷり入ってるんよ」
ことり「手がかり?」
希「そう、けどよくわからないんじゃしばらくかかりそうやね」
ことり「そっか…」
一気に悲しいムードになる
けど、すかさず希ちゃんはことりを励ましてくれた
希「…せや、ことりちゃんお花、髪につける?」
ことり「髪に?」
希「うん、現世からのお供え物ってパワーがたっぷり入ってるんよ」
56: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 20:16:51.56 ID:Rd23pKgc.net
>>55
手がかりかもね」
↓
希「もしかしたら、未練を思い出す手がかりかもね」
手がかりかもね」
↓
希「もしかしたら、未練を思い出す手がかりかもね」
59: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 20:30:25.11 ID:Rd23pKgc.net
ことり「ぱわー?」
希「そそ、パワー。だから身に付けておくといいことが起こりやすいんよ」
ことり「そうなんだ…じゃあつけようかな」
希「ふふっじゃあつけてあげる。」
そういってことりの髪にお花をつけてくれる
器用にくくりつけて、髪飾りにしてくれた
希「そそ、パワー。だから身に付けておくといいことが起こりやすいんよ」
ことり「そうなんだ…じゃあつけようかな」
希「ふふっじゃあつけてあげる。」
そういってことりの髪にお花をつけてくれる
器用にくくりつけて、髪飾りにしてくれた
60: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 20:30:55.29 ID:Rd23pKgc.net
希「おーできた!かわいいやん!」
ことり「えへへっ…ありがとう希ちゃん」
希「どういたしまして~小ぶりのお花がようにあうよ」
ことり「ふふっ…照れちゃうよう」
希「そんなとこもかわいいなあ、…っともう寝ないと、そろそろ現世のうちが起きちゃうかな」
ことり「もう?」
希「神社でバイトしてるから早起きなんよ」
ことり「そっか」
ことり「えへへっ…ありがとう希ちゃん」
希「どういたしまして~小ぶりのお花がようにあうよ」
ことり「ふふっ…照れちゃうよう」
希「そんなとこもかわいいなあ、…っともう寝ないと、そろそろ現世のうちが起きちゃうかな」
ことり「もう?」
希「神社でバイトしてるから早起きなんよ」
ことり「そっか」
61: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 20:31:13.50 ID:Rd23pKgc.net
希「よしっじゃあお布団はいって~」
ことり「よいしょっと…髪飾り取れないかなぁ」
希「取れたらまたつけてあげる」
ことり「ほんと?ありがとう…おやすみ」
希「うん、おやすみ」
目をつむると睡魔が襲ってきた
何だかんだ疲れてたみたい
明日はどこにいこうかな
ことり「よいしょっと…髪飾り取れないかなぁ」
希「取れたらまたつけてあげる」
ことり「ほんと?ありがとう…おやすみ」
希「うん、おやすみ」
目をつむると睡魔が襲ってきた
何だかんだ疲れてたみたい
明日はどこにいこうかな
62: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 20:34:01.88 ID:Rd23pKgc.net
海未ちゃんにあったときに感じたあの感じ
なんだったのかな
まっくらで誰もいなくて
思い出しちゃいけない…みたいなのも頭に浮かぶ
けど思い出さなきゃ
思い出して、ちゃんと天国に行かなきゃ
なんだったのかな
まっくらで誰もいなくて
思い出しちゃいけない…みたいなのも頭に浮かぶ
けど思い出さなきゃ
思い出して、ちゃんと天国に行かなきゃ
63: 名無しで叶える物語@10/11名前欄変更投票・詳しくは議論スレへ(しまむら)@\(^o^)/ 2015/10/11(日) 20:37:17.38 ID:Rd23pKgc.net
あ…けど最初は真姫ちゃんのところにいこうか
真姫ちゃんはことりのことわかってくれるから
それに、最後ワンピースがどうのこうのっていってたよね
それも…きこう…か…な…
色々考えてるうちに眠りに着いた
そしてまた私は現世に向かうのだ
このループから逃れるために。
おわれ
真姫ちゃんはことりのことわかってくれるから
それに、最後ワンピースがどうのこうのっていってたよね
それも…きこう…か…な…
色々考えてるうちに眠りに着いた
そしてまた私は現世に向かうのだ
このループから逃れるために。
おわれ