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http://kyuukaiou.ldblog.jp/archives/1681213.html

背番号１０は来季も“単打マシン”と化すのか。巨人の主砲・阿部慎之助内野手（３６）は打率２割４分２厘、１５本塁打、４７打点と不本意な成績でシーズンを終えた。
それでも、ヤクルトとのクライマックスシリーズ（ＣＳ）ファイナルステージではバットを短く持って安打を量産。
新たな打撃法を手にしたが、今後はどうするのか。その是非をめぐってチーム内でも賛否両論が出ている。

阿部は一塁手として今季に臨んだが、チーム事情で捕手に緊急復帰して首痛を再発させるなど、開幕前に立てた「３割、３０本、１００打点」の目標に遠く及ばなかった。

それでも、リーグ優勝を逃してからは「長距離砲」としてのプライドを封印し、ＣＳでの逆転日本一に執念を見せた。
父・東司さんの助言もあり、ＣＳではバットを短く持ってミート重視の打法にチェンジ。
そのかいあって、ＣＳファイナルの全４試合は本塁打ゼロながら、１６打数１１安打、打率６割８分８厘と驚異的な数字を叩き出した。
恩師でもある内田打撃コーチは、新たな阿部のコンパクトな打ち方について「ゴルフは１３本のクラブがあるけど、野球は１本で１３本の役割をしなくちゃいけない。
そういう意味で阿部の引き出しも増えたんじゃないか。ケース・バイ・ケースで、できれば」と、打撃の幅を広げたことを高く評価する。

主砲・阿部は来季も“ＣＳ打法”でいくのか。この件についてはチーム内でも注目が集まっており
「あの打ち方で開幕から打ったら、とてつもない打率をはじき出すのでは」と期待の声もある。

もっとも、必ずしも肯定的な意見ばかりではない。
首脳陣の一人は「年俸が下がった（推定５億１０００万円→３億２６００万円）とはいえ、何億ももらっている選手がチョコチョコとヒットを打ってもね。
求められているのはホームランだろうしね」と言い、別のチーム関係者は「（阿部が）塁に出ても、後ろの走者が詰まって、どうしても各駅停車になってしまう」と、
決して速くはない阿部の足を懸念する。
実際に、高打率を残したＣＳファイナルでも、本人の得点は０だった。

阿部本人は、どう考えているのか。
「来年は開幕からＣＳの打ち方をするつもりなのか？」との問いに「そうだなあ…。ホームランは５本ぐらいになるんじゃないかな（笑い）。
まだ分からないな」と答えるなど、まだ決めかねているようだ。高橋由伸新監督の胴上げに燃える阿部の最終決断は――。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151215-00000004-tospoweb-base
東スポWeb 12月15日(火)5時35分配信

http://www.tokyo-sports.co.jp/wp-content/uploads/2015/12/e056c42fa15136c4ac47dd421ca998041.jpg
ＣＳで高打率をマークした阿部の新打法はどうなるのか