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アメリカでは貧困層だけでなく年収550万円の中流家庭も家賃を払えなくなっている…ハーバード大学の研究:らばQ
2015年12月15日 11:12
 

アメリカの家賃
住宅ローンに家賃にと住居費の負担は大きくなりがちですが、一般的に収入の30%以内に抑えるのが望ましいとされています。

格差の広がるアメリカでは家賃を払えない人が急増しており、貧困層だけでなく、都市部に暮らす年収45000ドル(約550万円)の中流家庭の多くも家賃が払えなくなってきていると、ハーバード大学が研究結果を発表しました。

It's Not Just the Poor Who Can't Make Rent - NBC News

最近のハーバードの住宅研究から、年収30000〜45000ドルを稼ぐ家庭の、実に半数以上が30%以上の家賃を負担していることが明らかになりました。

年収15000ドル(約180万円)以下の貧困層の場合は、5分の4が30%以上の家賃負担、半分が50%の家賃負担と、さらに悲惨な状況です。

中流家庭の住宅に占める割合がここまで大きくなると、当然ながら他の出費を減らさなければならず、経済的にも広範囲に影響が出てくるだろうと予測しています。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●ということは年収45000ドルが貧困になってきているということだな。

↑年収45000ドルは都市部で貧困、年収15000ドルは田舎で貧困なんだ。

↑今日、自分が超ゴミクズ級の貧困だと知った。

↑裕福層がスーパー裕福になって、中流層が貧困層になり、貧困層は消えていくんだ。

↑もう中流層は労働者階級の婉曲的な言い回しになってるよ。

↑自分が通う大学1年の社会学の教授が言っていた。「この講義から1つだけ覚えておくべきことがあるなら、裕福な人はより裕福に、貧困な人はより貧困にだ」
ちなみにこれは1980年のことだ。

●慰めると、ここメイン州や他の貧困な州では、年収45000ドルは裕福だよ。

↑それがボストンでは困窮者だよ。

↑自分はボストンでの年収80000ドル(約1000万円)の仕事を蹴って、ジョージア州の年収48000ドル(約600万円)の仕事を選んだ。生活費を考えると、ジョージア州の仕事のほうが支払いがいいと結論付けた。生活費も研究の対象にしてほしい。

●年収25000ドル(約300万円)の自分は、この記事を読んで恐ろしく落ち込む。

●自分は68歳で福祉で生活しているが、生活できる唯一の方法はメキシコに引っ越すことだよ。小さな家が光熱費も入れて家賃168ドル(約2万円)で、買うものはすべて3分の1の値段。それでも金持ちとは言えないが、アメリカじゃホームレスになるしかない。

●何年も前に住むところを探していたとき、選択肢は3つだった。犯罪の多いスラム街で安いところ、非常に環境の悪い安いところ、そして贅沢な専門家が管理する設備完備の高いところ。もっと中間のところが欲しい。

↑妻と自分も昨日アパートを見てきたよ。1カ月800ドル(約10万円)の家賃で車が頻繁に壊れるアパート、1800ドル(約22万円)の家賃でボーイが車を暖房完備のガレージに駐車してくれるアパート。その間はない。

●誰も何も言わないの?裕福層がアメリカの不動産をどんどん統合させているんだよ。例えばニューヨークのコンドーミニアムは15%も空いている。将来の投資のためにキープだけしているんだ。


どんどん広がるアメリカの格差。

裕福層の投機対象となっているのも、家賃高騰の一因になっているとのことです。

一般庶民の生活はますます厳しくなる傾向にあるようです。

New research from Harvard says that even renters with annual incomes of $45,000 face unaffordable rents in many cities.

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