Bloombergは15日(現地時間)、米アップルが新たな液晶ディスプレイ技術の開発を密かに行っていると報じています。
Bloombergによると、台湾北部に新設された研究所において、アップルが新たな液晶ディスプレイ技術の開発を秘密裏に進めており、将来のiOSデバイスにその新技術の導入を計画しているとのことです。
この新型液晶ディスプレイは、現在のiOSデバイスに採用されている製品よりもさらなる軽さと明るさを追求しつつ、より優れた省電力性能を実現するとされています。
また、このプロジェクトには50人規模のエンジニアが携わっているほか、さらなる開発力の強化を行うべく、世界屈指のビジネス特化型SNS「LinkedIn」を通じて、ディスプレイ技術開発に携われるエンジニアの募集を行っています。
アップルは、ディスプレイ供給におけるLGやシャープ、JDIおよびサムスンへの依存度を低減することを計画しており、この新ディスプレイの製造は台湾AU Optronics(AUO)や台湾Innoluxといった上述の4社よりも小規模な企業へと外注されることになる見込みとのことです。
2018年以降に登場するiPhoneシリーズには有機ELディスプレイが採用されると目されていますが(過去記事)、どうやらそれが実現するまでにもディスプレイ品質の向上が図られることになる模様です。なお、現時点ではこの技術が具体的に実用化される時期については言及されていません。
2016年内の登場が有力視される「iPhone 7」シリーズや「iPad Air 3」に、この新型ディスプレイ技術が導入されることを期待したいところです。
[Bloomberg via Phone Arena]
ソーシャルシェア
著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。
コメント投稿