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3: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 01:11:39.02 ID:GqCTQf6q0.net
真姫「ママ、私宛てにハガキか何か届いてない?」

真姫ママ「真姫ちゃんに?特に無いけれど…。」

真姫ママ「最近よく聞いてくるわね~。何かあるの?」

真姫「ううん、届いてないならいいの…。」ハァ

4: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 01:13:23.80 ID:GqCTQf6q0.net
真姫部屋


真姫「私が応募したお渡し会の予定日は四日後…。」

真姫「ネット上ではちらほら当選の呟きが出てるし、これはダメかしらね…。」

真姫「会いたかったわ…みもちゃん…」グスッ

真姫「動画サイトで動くみもちゃんに慰めてもらいましょ。」カチカチ

真姫「ふふ。やっぱり素敵ね。」

真姫「μ's内だと…一番近いのは海未かしらね。」

真姫「この髪型とか、身体のフォルムもどことなく似ているし。」

真姫「何と言っても演じるキャラによっては、海未の声にそっくりだったりするわよね。」

真姫「性格はたぶん違うのだろうけれど…。」

真姫「芯の強さという部分では似ているのかしら。」

真姫「え、ということは…///」

真姫「いや、みもちゃんはみもちゃん、海未は海未よ!」

海未「それを混同したらどちらにも失礼になるわね。」

真姫「きっと落選のショックで頭がうまく回っていないのよ…。」ハァ

6: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 01:15:24.45 ID:GqCTQf6q0.net
学校:朝


凛「真姫ちゃんおっはよー!」

真姫「おはよ…。」

花陽「どうしたの真姫ちゃん?最近元気ないよね?」

真姫「なんでもないわ…。」

真姫「みもちゃんに会えないくらいで落ち込んでなんか…」ブツブツ

りんぱな「??」

7: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 01:16:57.10 ID:GqCTQf6q0.net
屋上:練習後

真姫「はぁ…。全然練習に身が入らなかったわ…。」

海未「真姫、今日は動きが悪いように見えましたが、体調でも優れなかったのですか?」

真姫「体調は大丈夫よ。ただちょっとね…。」

海未「それでは何か悩みでもあるのですか?」

真姫(海未になら…。)

真姫「ええ、ちょっと…聞いてもらえるかしら?」カミノケクルクル

海未「もちろんです!お役に立てるかは分かりませんが、私にできることなら。」

真姫「ありがと。それじゃこの後部室に残っててくれない?」

海未「はい、分かりました。」

8: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 01:18:01.81 ID:GqCTQf6q0.net
部室


希「新曲の打ち合わせだっけ?手伝えなくてごめんなー。」

海未「いえ、そんな大したものではないで。」

絵里「二人に任せちゃって悪いわね。」

絵里「あまり遅くならないう内に帰るのよ?」

真姫「ええ、分かったわ。」

希「ほなねー!」バタン

10: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 01:19:28.17 ID:GqCTQf6q0.net
真姫「悪いわね、嘘までつかせて残ってもらっちゃって…。」

海未「いえ、真姫から相談事なんてよっぽどのことだと思いまして。」

真姫「よっぽどの…。そうね、私にとってはよっぽどの事なの。」

真姫「たぶん、他の皆に話したってからかわれるだけだろうけど…。」

海未「それを私に話しても大丈夫なのですか?」

真姫「大丈夫よ。というか、むしろ海未になら聞いてももらいたいの。」

11: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 01:20:27.06 ID:GqCTQf6q0.net
真姫「この前、アニメショップで偶然会ったじゃない?」

海未「あっ、会いましたね。確か真姫がCDコーナーで買い物をしていて…。」

真姫「ええ、そこでみもちゃんの特典付CDを買ったのよ。」

海未「みもちゃ…?」

真姫「みもちゃん。三森すずこさんよ。日本の声優、女優、歌手。東京都出身。所属事務所はひびk…

海未「わ、分かりましたから!そんなウィキペディアみたいな紹介しないでください!」

海未「それに、三森さんなら私も多少存じていますよ。」

真姫「ほ、ほんと!?」

海未「私のぱいちゃんとプライベートで仲が良いらしく、ネット上で2ショットを見た事もありますし。」

真姫「あなたのPileさんじゃないわよ…。」

14: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 01:25:37.40 ID:GqCTQf6q0.net
海未「それで、三森さんのCDがどうしたのですか?」

真姫「そのCDに付いてた応募券でね、お渡し会に行けると思ってたんだけど…。」

海未「その様子ですと、落選してしまったのですね…。」

真姫「そうなのよ…。」

真姫「やっぱり20枚買ったぐらいじゃ当選は難しいのかしら。みもちゃんの人気すごいものね。」

海未「に、20枚ですか!?」

真姫「そんなに驚く事?」

海未「え、ええ、相場は分かりませんが、私は1枚で当選したので…。」

真姫「」チーン

海未「あぁっ、真姫っ!」

海未「わ、私も今まで何度も落選してきたのでっ」アセアセ

真姫「いいのよ海未…。」フッ

真姫「応募券無しでは全く同じCDが20枚残ってしまったけど…」ガサゴソ

真姫「これで少しでもみもちゃんの所にお金が入ってくれればね…っと、はいこれ。」

海未「えっと、このCDは…?」

真姫「にこちゃん曰く、布教用というやつよ。」トオイメ

15: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 01:28:14.91 ID:GqCTQf6q0.net
海未「それにしても真姫もお渡し会に興味があっただなんて驚きです。」

海未「あの時に話してくれても…。」

真姫「私だって、まさにお渡し会に行ってきたっていう海未に聞きたいことが色々あったわよ。」

真姫「でも自分の感動語るのに夢中だったじゃない…。」

海未「あはは…お恥ずかしいです。」

真姫「はぁ、私も当選してればあの時の海未の気持ちが分かったのかしらね。」

海未「で、でも別にこれっきりというわけではないですし・・・!」

真姫「そうよね…。みもちゃんのイベントは他にもあるわよね!」

真姫「それに、次は50枚でも100枚でも買えばいい話だものね!」

海未「え、ええ…。」

真姫「お陰でちょっとすっきりしたわ。」

海未「それは良かったです」

海未「ぷ、ぷふっ。」

真姫「ちょっと何で笑うのよ!?」

海未「すみません、今まで真姫と二人きりで話す内容と言ったら、μ'sの曲の事ばかりでしたので。」

海未「このように趣味といいますか、お互いの共通の楽しみで話せるのが嬉しくて。」

真姫「そ、そうね…//」

真姫「私もこんな事今まで誰にも話したこと無かったわ。」クスッ

16: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 01:30:03.43 ID:GqCTQf6q0.net
海未「ところで、真姫はどうして三森さんのファンになったのですか?」

真姫「うーん、気付いていたら、かしら。」

海未「まぁ、そういうものなんでしょうかね。」

真姫「あ、でも最近思うようになったは、…に似てるから、かしら//」

海未「すみません、もう一度いいですか?」

真姫「…みに似てるから!///」

海未「あの、よく聞こえなくて…。」

真姫「こ、この話はもういいわ!おしまい!」

海未「?はぁ…。」

真姫(何言ってるのよ私は!?)

真姫(確かに、一度みもちゃんと海未が似てると気付いてからは、海未が少し気になるけれど!)

18: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 01:32:26.37 ID:GqCTQf6q0.net
海未「そういえば、結局何もしてあげることはなかったですね。」

真姫「いいのよ、話すだけでも楽に……あっ!」

海未「どうしました?」

真姫「ひ、一つだけ、海未にしてもらいたい事があったわ。」

真姫「海未はお渡し会経験者じゃない?」

海未「まぁ、一回だけですが…。」

真姫「今回はダメだったけれど、次回当選した時の為に練習させて欲しいの!」

海未「お渡し会の練習、ですか?」

真姫「前に海未から話は聞いたけど、私も生でみもちゃんに会ったら絶対緊張しちゃうし…。」

海未「なるほど。確かにあの場では緊張しない人の方が少なそうですしね。」

真姫「や、やってくれる?」

海未「いいでしょう。私の経験が少しでもお役に立てるのならば。」

真姫「ありがとう海未!」

海未「でも、練習といいましても私はどうすれば」

真姫「みもちゃん役をやってくれる?」

海未「み、三森さんを?」

真姫「ええ、やっぱりその場を再現して慣れるしかないわ。」

19: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 01:35:26.18 ID:GqCTQf6q0.net
真姫「会場はパイプ椅子が並んでいて正面に壇上だったっけ?」

海未「そ、そうですが会場によってまた変わってくるかと…。」

真姫「それもそうね。」

真姫「それじゃ私の順番が来たところからでいいわ。」スタスタ

海未「え?あの…。」

真姫「特典代わりはその生徒手帳でいいわよ。」

真姫「早くくれないかしら…」カミノケクルクル

海未「は、はい、どうぞ…。」ワタシ

真姫「ありがと…。」

真姫「って何なのよこれは!全然みもちゃんから貰った気しないんだけど!」

海未「し、仕方ないじゃないですか!」

真姫「もっとみもちゃんに寄せてくれない?」

海未「三森さんを知ってるといいましても、名前とお顔を拝見したことがあるくらいですし…。」

真姫「うーん、そうね…。」

真姫「ちょっと待ってて。」スマホポチポチ

真姫「動画を参考にしましょ。」

海未「はい…。」

21: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 01:39:06.41 ID:GqCTQf6q0.net
動画の三森「ワーキャーワーキャー」


動画の三森「クイックイッ」キレキレダンス


動画の三森「」ヘンガオー


20分後


海未「…。」

真姫「どう?」

海未「な、何だかすごい人ですね…」

真姫「そうなのよ!みもちゃんはすごいの!」

海未「あの、たまにされてる面白い顔は何ですか?」

真姫「変顔ね。変顔でさえ可愛いのもみもちゃんの魅力の一つよ。」

海未「普段綺麗なお顔ですのに…。」

海未「私だったら恥ずかしくて無理です…。」

真姫(海未のあれはやっぱり無意識だったのね…。)

23: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 01:41:25.97 ID:GqCTQf6q0.net
真姫「あ、この関連動画まだ見た事ないやつかも。」ポチ


某アニメキャラ「―――!!」


真姫「このキャラね、私好きなのよ。」

真姫「といってもみもちゃんがやってるからっていうのが大きいんだけれど。」

海未「えっ、このキャラクターの声も三森さんが演じているのですか?」

真姫「そうよ。こういうクールで透き通った声も格好良くていいわよね。」

海未「こんな使い分けができるなんて、器用なお方なのですね。」

真姫(あぁ、やっぱりこの声かしら。)

真姫(海未にとても似ていて、それがきっかけでみもちゃんを好きになったのかも。)

真姫(ということは海未から惹かれ始めたということに…??)

24: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 01:44:13.85 ID:GqCTQf6q0.net
海未「真姫?」

真姫「ど、どうしたの!?」ビクッ

海未「いえ、珍しくボーッとしているなと…。」

海未「あぁ、そんな見入るくらい三森さんが好きなのですね。」クスッ

真姫「いや、ちがっ!わないけど…」

真姫「ほ、ほらっ、練習再開するわよ!」

海未「といいましても時間が…。」チラッ

真姫「あら、もうこんな遅く…?」

海未「今日はもう帰りましょうか。お渡し会の練習ならまた別の日にでも付き合いますので。」

真姫「ま、待って!」

海未「?」

真姫「う、家に来ない!?」

26: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 01:47:17.22 ID:GqCTQf6q0.net
西木野邸


海未「は、初めまして。園田海未と申します。」

真姫(何だか勢いで家に誘っちゃったわ…。)

真姫ママ「いらっしゃい。海未ちゃんね?真姫ちゃんからよく話は聞いてるわよ。」

海未「え、そうなのですか?」

真姫ママ「ええ、素晴らしい詩を書いてくれて、作曲のしがいがあるって喜んでるの。」

真姫「ママ!?それは言わなくていいわよ!」

海未「あはは…//」テレ

真姫ママ 「それにね、凛ちゃんと花陽ちゃんは何度か遊びに来てくれているけど、他学年のお友達まで連れてくるなんてもう嬉しくて。」ホロリ

真姫「ま、ママっ!」

真姫ママ「御飯食べて行くわよね?あ、お泊りも大歓迎よ!色々準備してくるわね!」パタパタ

真姫「もう…私の部屋行きましょっ!」

海未「はい、お邪魔いたします。」クスッ

27: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 01:50:01.93 ID:GqCTQf6q0.net
真姫部屋


真姫「ごめんね、どうしてかママ張り切っちゃってて…。」

海未「いえいえ、でも本当にお夕飯頂いてもいいんでしょうか?」

真姫「もう準備しちゃてるし大丈夫よ。」

海未「真姫も迷惑ではありませんか?」

真姫「私が?そんなわけないじゃない。私が家に誘ったんだし…。」

海未「それならお言葉に甘えてご馳走になりますね。」

真姫「あと、泊まっていっても…。」ゴニョ

海未「なんです?」

真姫「と、泊まっていってもいいんじゃないかしらっ///」

海未「それはさすがに…。」

真姫「い、嫌…だった…?」

海未「いえ違うんです!ご飯だけでなく泊まるとなるとそれこそ迷惑では…。」

真姫「ママももう泊まらせる気でいるし、どうせ明日は休みよ?」

真姫「もうご飯も泊まるも一緒!」

海未「え、えぇ…?」

真姫「それに!お渡し会の練習が目的なんだし、ご飯食べて帰るんだったら時間なくなっちゃうし…。」

海未「そう…ですね。」

海未「それでは不束者ではありますが、今晩お世話になります。」ペコリ

真姫「ええっ!」

29: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 01:53:55.59 ID:GqCTQf6q0.net
数時間後


真姫「ふぅ、お風呂入ってたらもういい時間になっちゃったわね。」ガチャ

海未「あぁ真姫、私が先に頂いてしまってすみません。」

真姫「何言ってるの。お客さんなんだし当然よ。」

真姫「それより何見てるの?」

海未「真姫がお風呂に入っている間にお母様が来られて、これを。」ペラッ

真姫「それ私のアルバムじゃないっ!」

海未「小さい頃の真姫、すごく可愛らしいですね。」

真姫「な、何よそれ…!」

海未「あぁすみません、今も可愛らしいですよ。」

真姫「そうじゃなくって!///」

海未「どの写真の真姫も本当に楽しそうです。」

海未「ご両親の愛情をたくさん受けて育ったのがよく分かりますね。」

真姫「それより!お渡し会の練習でしょ?もう結構時間経っちゃったわよ。」トリアゲ

海未「あぁっ。分かりました。また今度見せてくださいよ?」クスッ

真姫「シラナイッ//」

30: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 01:55:07.12 ID:GqCTQf6q0.net
真姫 「はいっ!海未はみもちゃんよ!」

海未 「と言われましても…。」

真姫「さっき部室で動画見たじゃない。」

真姫「あんな感じで頼むわよ。」

海未「難しいですね…。」

真姫「はいスタート!」

海未「こ、こんばんは~。ありがとうございま、ま~す…。」

真姫「まだまだね。」

真姫「みもちゃんはもっと自然な笑顔でハキハキ喋るわ!」

海未 「うぅ…。」

海未「こんばんは~!あ、ありがとうございま~す!」

真姫「最初よりはマシになったけど、まだみもちゃんじゃないわね。」

海未「な、何故だか私の練習になってません!?」

真姫「あら、そうだったわね…。」

真姫「その…海未がみもちゃんに似てたからつい…」

海未「え、私が三森さんにですか?」

真姫「あっ、違うのよ!性格とかは似てないわ!たぶん…。」

真姫「でも、それ以外は割と近いというか、その…」

海未「真姫?」

31: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 01:58:42.59 ID:GqCTQf6q0.net
真姫「も、もう海未の方は大丈夫だから!」

真姫「そもそもお渡し会のみもちゃんがどういう感じなのか、その場にいないと分からないわけだし。」

海未「確かにそうですね。」

真姫「次は私が特典を受け取って…えっと、この時に少し話せるのよね!」

海未「ええ、私の時は30秒程でした。」

真姫「そうね…何を話せばいいのかしら…。」

海未「私はスクールアイドルの事だけは前もって決めてましたね。」

海未「あとはもうその瞬間に思ったことをそのまま伝えました。」

真姫「その瞬間に思ったことをそのまま…。」

32: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 02:00:04.05 ID:GqCTQf6q0.net
海未「そのお相手と話せるのは人生で一度かもしれません。」

海未「ならば、偽ること無くそのままの気持ちをぶつけるのです。」

真姫「…よし、わかったわ。」ドキドキ


真姫 「だ、大好きですっ!///」


海未「えっ//」ビクッ

真姫「あっ…。」

海未「…い、今のは三森さんへですよね?」

真姫「あああ当たり前じゃない!」

真姫(やっちゃったわ…。)

33: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 02:02:43.95 ID:GqCTQf6q0.net
海未「ふふ、真姫みたいな方に第一声そんな事言われたら印象強く残ると思うので、いいと思いますよ。」

真姫「あ、ありがと…///」

真姫「あとは、作曲の事でも話そうかしら…!」

海未「それがいいですね。」

海未「長く話しすぎると係の方に注意されてしまうので気を付けてください。」

真姫「ええ、分かったわ…。」

34: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 02:05:32.72 ID:GqCTQf6q0.net
真姫(あぁもう変に意識し出してから上手くいかないわ!)

真姫(もうまともに海未を見れない気が…。)チラ

海未「?」

真姫「あっ、もう寝ようかしら!」

真姫「そもそもいつあるかも分からない次のお渡し会なんだし、今からやってもね!」アハハ…

海未「いいんですか?」

真姫「ええ…。」

真姫(何だかもったいない気もするけれど、また変な事言い出さないように…。)

海未「また言ってくださればお付き合いしますね。」

真姫「ありがと…!」

35: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 02:08:18.52 ID:GqCTQf6q0.net
真姫「あ…お、同じベッドでいいかしら…?」

真姫「その、凛や花陽と寝てて3人でもスペースに余裕できるから大丈夫よっ!」アセアセ

海未「ええ、構いませんよ。」

海未「そもそもお邪魔になっている身分ですし、こんな豪華なベッド、ありがたく使わせて頂きますね。」

真姫「それじゃ、おやすみ…。」バサッ

海未「はい、おやすみなさい。」


真姫(…。)

真姫(何よこれ…。)

真姫(ただ寝るだけで何でこんなに緊張してるのよ…。)ドキドキ

真姫(あの二人との時は全然そんなこと無かったのに!)

真姫(こんな状態で寝れるのかしら…。)

37: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 02:13:04.56 ID:GqCTQf6q0.net
真姫「海未、寝た…?」コソ

海未「いえ…。」コソ

海未「寝つきは良い方だと思っていたのですが、自分の布団じゃないからでしょうか。」

真姫「私も…寝られそうにないの…。」

真姫「き、緊張してるから…かしら。」

海未「緊張?何にです…?」

真姫「…海未、に。」

海未「私はみもちゃんじゃないですよ?」クスッ

真姫「今はみもちゃんより海未ちゃんなのっ。」

海未「うみ、ちゃん…?//」

真姫「あっ、今のナシ、ナシよ///」

真姫「みもちゃんと混ざって間違えただけだけなんだからっ」

海未「ふふっ、今日の真姫はいつもと違いますね。」

真姫「何よ、おかしい…?」

海未「いえ、真姫の魅力をまた一つ発見しました。」

真姫「ナニソレ…///」

38: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 02:14:48.07 ID:GqCTQf6q0.net
真姫「…」

真姫「あの…ね?」

真姫「さっき私がみもちゃんに向けて言った……『大好きです』って言葉。」

真姫「あれ、本当は海未に向けてだとしたら…ど、どうする?」

真姫「…///」

真姫「…?」チラ

海未「スー…スー…」

真姫「…」クスッ

真姫「おやすみ、海未ちゃん…」

39: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 02:17:33.72 ID:GqCTQf6q0.net
翌朝


真姫「おはよう、ママ。」

海未「おはようございます。」

真姫ママ「二人ともおはよう。」

真姫ママ「そうだわ、真姫ちゃん。昨日の新聞にお葉書挟まってたみたい。」

真姫ママ「パパが気付いてね、真姫ちゃんに渡してって、はいこれ。」ワタシ

真姫「えっ?」ピラッ

40: 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ fbaa-YoNh) 2015/11/01(日) 02:19:00.53 ID:GqCTQf6q0.net
『三森すずこさん 特典お渡し会 当選のご案内』


真姫「!」

海未「あっ、当選してたのですか!やりましたね真姫っ!」

真姫「え、ええ!」

真姫「あっ…。」

海未「どうしました?」

真姫「ふふっ、また練習付き合ってよね!//」

海未「ええ、喜んで。」ニコ


おわり。