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空き缶、古タイヤなど廃材を利用して作られた自給自足の家、現代版ノアの箱舟「アースシップ」 : カラパイア

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 アメリカ、ニューメキシコ州タオスに立ち並ぶのは一風変わった外見の家々。これらの家はすべて空き缶、空き瓶、古タイヤ、ペットボトルなどの廃材でできている。

 廃材を再利用し、そこに太陽光発電をつけ、自給自足の暮らしを送るというコンセプトの「アースシップ」計画は、今から約30年以上も前、建築家のマイケル・レイノルドによってはじめられた。
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Meet the Earthship

 当時、生活廃棄物の処理が問題となっており、レイノルドはなんとかこれらの廃材を利用することはできないかを模索していた。生活ごみに新たなる使命を与え、地球環境を保持していく為に思いついたのが、この廃材でできた家「スターシップ」であり、太陽光発電を利用した自然エネルギーシステムである。

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 アースシップは、資源やエネルギーの持続的利用を可能にする数々の技術やシステムを採用しており、上下水道や電気が通ってない場所でも機能する。

 家の建設費も廃材を利用するので格安だ。資源を持続的に利用する生活を安価で実現できるアースシップは、世界中から注目を集めている。

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 アースシップの建設には、一般的な住宅の建設に必要とされるエネルギーの10%しか使用しない。また、アースシップの冷暖房と照明に必要なエネルギーも一般住宅の10%で済む。地球温暖化ガスの50%は建物から排出されており、その排出量は航空機や車よりも各段に多いのだそうだ。

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 現在アースシップの家はアリゾナ州に宿泊施設で体験することができる。宿泊費用は2人で1泊16000円(1人8千円)ほど。1週間の宿泊は2人で1万円(1人5千円)から。

 公共の電気や水に頼り切ったライフスタイルは、努力次第で改良の余地があることに気づかされる結果となるだろう。だが残念なことに、アースシップの廃材を利用した家は、日本の建設基準法の適応外なので今のところ建てることはできないそうだ。日本の高い耐震基準には適応しないのだそうだ。

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コメント

1

1. 匿名処理班

  • 2015年12月16日 16:39
  • ID:pRVkrxkQ0 #

黒板五郎の大先輩ですな

2

2. 匿名処理班

  • 2015年12月16日 16:47
  • ID:UH9RD5uf0 #

晴天率が高く、極寒・酷暑にならない土地だから、その生活ができるよね。

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3. 匿名処理班

  • 2015年12月16日 17:05
  • ID:t6NimTzY0 #

ゲームのメタルマックスにでそう

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4. 匿名処理班

  • 2015年12月16日 17:13
  • ID:tlt8.vna0 #

20年以上前からこの手の建物は定期的に
紹介されるけど普及しないという事はそういう事。

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5. 匿名処理班

  • 2015年12月16日 17:14
  • ID:ATVI3VfT0 #

素晴らしい。

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6. 匿名処理班

  • 2015年12月16日 17:38
  • ID:WIpqaFPv0 #

>地球温暖化ガスの50%は建物から排出されており

薪を燃やしすぎだろう…
それとも火事の物件なのか

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7. 匿名処理班

  • 2015年12月16日 17:42
  • ID:4iTGI5oS0 #

ノアズ・アークハウスかええやん

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8.

  • 2015年12月16日 17:46
  • ID:pBv0k3IT0 #
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9.

  • 2015年12月16日 18:00
  • ID:DckeofWU0 #
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10. 匿名処理班

  • 2015年12月16日 18:01
  • ID:SwzmHOQM0 #

某海外ドラマのせいでニューメキシコ州に妙な親近感を覚えてしまう
日本でもできそうだね!いや、法律とかあんのかな?

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11. 匿名処理班

  • 2015年12月16日 18:09
  • ID:y7JVHlVz0 #

なんかこう・・・オカルト臭い

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12. 匿名処理班

  • 2015年12月16日 18:25
  • ID:GRMIKS8h0 #

住む土地柄、制約、色々問題あるんだろうけど、自身の信念を貫き通す事は素敵だなぁと思いました(小並感)

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13.

  • 2015年12月16日 18:43
  • ID:LotmHIi60 #
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14. 匿名処理班

  • 2015年12月16日 19:28
  • ID:dUIyMtWO0 #

※10

本文読めい。耐震基準でアウトだ。
つーか日本だと大体の地域では台風で吹っ飛ぶ。最近は竜巻やらつむじ風も増えてるしな。
台風が(殆ど)来ないとなると北海道だが冬に雪で潰れるもしくは凍死確実。

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15. 匿名処理班

  • 2015年12月16日 19:42
  • ID:roqAceoO0 #

日本にも廃材で作った家があるけど
ただの余剰木材の利用だからな
中々こうゆう自由な住宅は建てられないな

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16. 匿名処理班

  • 2015年12月16日 19:59
  • ID:NZGnN4gv0 #

日本では再現不可能だろうけど
こういう試みを実行して、成功しているならそれはいいことだ

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17. 匿名処理班

  • 2015年12月16日 20:29
  • ID:KZlAV.M10 #

廃材をほぼそのまま使うことで材料の生産・加工に、下手すればそれらの運搬に伴うCO2の排出を減らせそうな
でもそれって廃材を組み合わせただけだし、見た目を良くしても相応の強度しか発揮出来ないよね・・・
日本でなら木材を組み合わせて釘を廃した寄木細工とかの建築の方が、余程優れていると思うよ?

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18.

  • 2015年12月16日 21:36
  • ID:WkLp6Zoq0 #
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19. 匿名処理班

  • 2015年12月16日 21:50
  • ID:eNswyZF90 #

家ではなく小屋なら日本でも作れるだろう。
住むとなると建築基準法よりめんどくさいことが色々出てくるけど、諸々の法律や税金問題などをクリアした上で実際に家ではなく小屋に住んでる人もいるから不可能ではない。

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20. 匿名処理班

  • 2015年12月16日 23:23
  • ID:5ryJeAgK0 #

要するに、日本の建築会社がこういうのを研究して
日本の基準に合わせたエコ建築を造れば無問題だな。
でも儲けにならないから「やらない」ってオチなのでは?

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21. 匿名処理班

  • 2015年12月16日 23:27
  • ID:sVxz.JrK0 #

アメリカはヒッピー的なコミュニティーの実験が好きなんだね。
アーコサンティ、ドロップシティー、バーニングマンなんかもそうだよね。
金銭的には厳しいらしいけど、このような試みは継続してほしいよ。
現代文明に対するカウンターとして新しいアイデアを吸収しながら
別の文明の苗床になってもらいたいよ。

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