PC-FXは1994年12月23日に発売された家庭用ゲーム機。
ハドソンとNECが共同開発したゲーム機「PCエンジン」シリーズの集大成であり、両社の夢の共同作業にトドメを差したハードでもある。
1994年といえば3月に3DO、11月にサターン、12月にプレステが発売された、いわゆる次世代ゲーム機戦争が勃発した年である。3DOが苦戦する中、サターンが好調な滑り出しを見せると、それでも「ゲームは3Dの時代になる」と言ってゲーム業界に殴り込んで来たのはプレステであった。
当初、Sonyは業界から「君、MSXで一回失敗してるやん」と冷遇されていたが、巧みな宣伝・流通戦略でいつの間にかサターンを追い抜き、96年に満を持して発売された任天堂の64も、「倍返しだ!」とばかりに蹴散らして頂点に立った。『ドラクエ』『FF』のプレステ参入が決定打となったのは言うまでもない。
さて、そんな影でPC-FXはというと「3Dゲームなんか流行らない」と言わんばかりにフルアニメーションに特化した設計や、パソコンを意識しすぎた外見や機能などがあだとなり、ギャルゲーの巣窟となったまま1997年末に撤退。
累計販売台数は当初40万台とうそぶいていたが、のちの開発者のインタビューにて11万台くらいだったことが判明している。
今回、見つけたのはそんなPC-FX専用ソフトのコンプリートセットである。
こちら↓
正直、安いのか高いのかわかりません(笑)
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