僕「彼女が┌(┌^o^)┐←コレになって這い寄ってくる」
- 2015年12月18日 23:10
- SS、神話・民話・不思議な話
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僕「彼女ちゃんを部屋で待たせて買い物に行って、帰ってきたら…… 何、コレ?」
┌(┌^o^)┐<ホモォ」
僕(何だろう? 何で彼女ちゃんは潰れたヒキガエルのように四つんばいになって笑っているんだろう?)
┌(┌^o^)┐<ホモォ♪」
僕「彼女ちゃん! 彼女ちゃん、どうしたの! しっかりして!」ユサユサ
┌(┌^o^)┐<ホモォ?」
僕「わかんない、全然わかんない! 彼女ちゃんは、大人しくて遠慮がちで清楚で上品で、おどおどしてて、でも優しい良い子で、すごく照れ屋さんだったはずだよね!?」
┌(┌^o^)┐<……」
僕「付き合ってから今日で丸1年。ようやく意を決して、勉強会を口実に彼女ちゃんを僕の家にお誘いできたと思ったのに……」
僕「彼女が┌(┌^o^)┐になって這い寄ってくる!?」
┌(┌^o^)┐<ホモォ!!!」
:::::::::::::::
僕「…えっと…」カチッ、カタカタカタ
PC<ページ読みこみちゅうやでー
僕「あ、出た… 何々?」カタ、カタ
PC<“┌(┌^o^)┐とは、腐女子を概念化したキャラクターであり…うんぬん”
僕「腐女子ってひどい誤変換だな。…って、誤変換じゃないんだ、へぇ? このBL…ってのは…?」カチカチ
PC<“BL。ボーイズラブ。男同士の恋愛でうんたらかんたら”
僕「わ、わぁ」
僕「そっか…そういうのが好きな女の子もいるんだ。なんかちょっと想像しにくいなぁ、周りにはそういう子いなかったから…」
┌(┌^o^)┐<ホモォ!!」
僕「ん? どうしたの、彼女ちゃん。ちょっと待ってて……って、あーあ。彼女ちゃんのカバンひっくり返ってるじゃん。何してるの、もう」
┌(┌^o^)┐<ンゴンゴ」
僕「? 何咥えてるの? あ、本か。口に咥えたら汚れちゃうよ――って」
薄い本<【成人指定:“ふぇぇ…ボク、男のコだよ?~バラ色桃源郷の甘い蜜~”再販特別ver.】
僕「……え? コレは…」
┌(┌^o^)┐<ホモォ!!」薄い本ドッサリ
僕「え? え? 彼女ちゃん… もしかして…」
┌(┌^o^)┐<……」
僕「腐女子ってやつだったの!?!?」
┌(┌^o^)┐
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僕「はぁ…なんだろう、ちょっと思考が追いつかないや」フゥ
┌(┌^o^)┐
僕「彼女ちゃんは、あのまんまの格好でずっと身を潜めているし…」
僕(でも… 本当にちょっと、信じられない。だって、あの彼女ちゃんだよ?)
僕(……手をつなぐのに3ヶ月。キスするのに半年。ちゃんと抱きしめるのに9ヶ月もかかった…)
僕(その彼女ちゃんが、まさか――)チラ
薄い本<セックルセックル!!
僕「もう全然わかんないよ……」ハァ
┌(┌^o^)┐<……」
:::::::::::::::::::
PC<こんなんばっかいつまで調べてんのや
僕「何々…? “ホモに飢えてハイエナと化した女子が、┌(┌^o^)┐であり”……か」
僕「…ハイエナ? え? つまり彼女ちゃんはハイエナになったってこと?」
┌(┌^o^)┐<……」
僕「えっと…? え、どうしよう。違うよね? ニンゲンはニンゲンだよね?」
┌(┌^o^)┐<…ホモォ」
僕(何回見ても、ものすごい体勢なんだよね、彼女ちゃん! 本気でちょっと人間離れしちゃったのかなって思えてくる!)
僕「なんなんだろう、本当に。呪い…とかなのかなあ?」
僕「あ、もしかして病気なのかな…? っていうかそうだ、飢えてるって書いてある! もしかしたらお腹いっぱいになれば……!」
┌(┌^o^)┐<…ホモォ」
僕「って、ごはんとかは普通でいいのかな…? ああもう、いちいち調べるの大変…!」カタカタ!
PC<ほんとよ
僕「ん? なんだこれ」カチカチッ
僕「“彼女たちはホモ成分を求め”…?」
僕(ホモ成分ってなんだろう。どうしよう、意味がわからないよ。あ、ホモ牛乳とかでいいのかな)
┌(┌^o^)┐<ホモォ?」
僕「……ねえ彼女ちゃん。ホモ牛乳、飲む? さっき買ってきたんだ。瓶のやつ、美味しいよね」
┌(┌^o^)┐<ホモォ♪」
僕「とりあえず…僕の頭冷やすためにも、一緒に飲もっか…」
┌(┌^o^)┐<……」
::::::::::::::::::::
僕「四つんばいの彼女に、牛乳を飲ませるのが困難でした」ハァ
僕「仕方ないので、冗談で猫の仔にするように床に皿をおいた所……」
┌(┌^o^)┐<♪」ペロペロ、ゴクゴク
僕「……ほんとに飲むんだね…?」
┌(┌^o^)┐<♪」ペロペロ
僕(ど、どうしよ。猫のように床で皿なめてる彼女ちゃん…! なんかちょっと、アレな気が…)ドキドキ
僕(って、そんな事考えてちゃダメだダメだ! 非常事態なんだぞ!!)ブンブン!!
僕「えっと… なんだっけ… 『ホモ』?」ボソッ
┌(┌^o^)┐<!」ピクッ
僕(う。四つんばいの姿勢で、そんな期待に満ちた目で見上げないで!?)ドキドキ
:::::::::::::::::::::::
僕「…ああもう、ダメだ。このままじゃ僕のほうがおかしくなりそうだよ」ハァ
┌(┌^o^)┐<……」
僕「……どうかした? 僕の顔に何かついてる?」
┌(┌^o^)┐<ホモォ…」
僕「…会話が成立しないのが本当に困るな。あ、そうだ。もしかして筆談なら出来るかも?」
僕「とりあえずスマホで…」シュ、トントン
~~~~~~
僕:読めたら返事かいてください(^^)つ。.。:**
~~~~~~
僕「これでどうかな… はい、彼女ちゃん」スッ
┌(┌^o^)┐<……」シュッ、トトト
~~~~~~
彼女:(゚∀゚(⊃*⊂)
~~~~~~
僕「あ、打てた! で、なんだろうこのAA? 梅干食べて泣いてるヒトと、横で笑ってるヒト…かな?」
┌(┌^o^)┐<!!!」 スマホ シュッ、タタタタタタタタ
僕「え、彼女ちゃん? 何をそんな急に打ち込んで……ん?」
~~~~~~
彼女: *←尻穴!! *←尻穴!! *←尻穴!!
~~~~~~
僕「!? 僕が書いたのは尻穴じゃないよ?! *は、贈り物のキラキラのしるしだよ!?」
┌(┌^o^)┐<ホモォ!!!!」
::::::::::::::::::
僕「筆談も失敗だったわけで…。あ、いやでも言葉が通じてるのはわかったもんね!」
僕「でも、もう打つ手が思いつかない。というわけで、誰か友達でも呼んで相談しようと思います」
┌(┌^o^)┐<ホモォ?」
僕「えっと… 彼女ちゃんの女友達がいいかな? でも彼女ちゃん、こんな姿を友達には見られたくないかなぁ、うーん…」
┌(┌^o^)┐<……」
僕「やっぱり友男かな。妙に変な事に詳しいし、あれで意外に頼りになるんだよね」
┌(┌^o^)┐<!!! 友男くんフラグ、ktkr!!!」
僕「彼女ちゃんが喋った!」
┌(┌^o^)┐<友男くんが攻め!! 僕くんが受け!!!!」
僕「………?? 何言ってるの?」キョトン
┌(┌^o^)┐<……」
僕(…わかんないけど、なんか目が潤んでる。可愛い)
::::::::::::::::::::::::::::
僕「――ええと、ともかく友男を呼ぶのに反対なわけじゃ無さそうだし、まず友男にラインで連絡を取りたいと思いま…」
┌(┌^o^)┐<ホモォ!」バシュッ!!
僕「あっ、僕のスマホ。返し… ―――っ!?」
~~~~~~~~~~~
【僕は総受けになります、僕を攻めたり突いてくれる男性募集中です】シュシュシュシュシュ!!!
~~~~~~~~
僕「ふぁっ!? スマホを奪うと同時に高速入力!?」
┌(┌^o^)┐<ホモォ!」ッターン!
僕「しかもそのまま送信した?!」
僕「ちょ、まって、送信取り消し…!! ああっ間に合わない!! ライン速い!!!」
僕「ど、どうしよう… 友男にアレ、送っちゃった…」ガーン
┌(┌^o^)┐<ホモォ!」
僕「………こら!!!!」
┌(┌^o^)┐<!!」ビクッ
僕「こんなことしちゃダメ、だよ!! 僕だって怒ることくらいあるんだからね!」
┌(┌^o^)┐<ホモォ………」
僕「まったく、こんなの絶対に乗っ取りかなんかされたと思われる。きっと変な心配を掛けちゃうよ……」
┌(┌^o^)┐<………」
僕「……っと、はやく訂正のラインなげなくちゃ――」
スマホ<タラリン♪
僕「ぁっ!? 間に合わなかったかな、返事来ちゃ――」シュッ
~~~~~~~~~~
友男:お前……男色なんて、そんな気があったのか。待ってろ、今すぐいってやるよ。
~~~~~~~~~~
僕「えええええええ!?!? 無い! ないよ、そんな気!!!!」
::::::::::::::::::::::::::
♪ぴんぽーん
ドア<ガチャッ
友男「お待たせ、ハニー」キラン
僕「~~~何で本当に来るんだよ!? 言っとくけど、さっきのは誤解だよ!!」
友男「いいのか? 俺はノンケでも食っちまう男だぜ」フフフ
僕「!?!? 友男ってそういう趣味だったの!?」
友男「……プッ」
僕「?」
友男「ばーか、冗談だよ! あははは!! さっきのセリフは、ネットでも有名なマンガのセリフだぜ? ほんと、そういうのに疎いんだな、お前」ヒャヒャヒャ
僕「え、そうだったの…?」ポカン
友男「お前が珍しく変な冗談とばしてくるからさ。どうせ、誰かとバカな呑み会でも昼からやってんじゃねーかと思って。悪乗りしただけだっつの」
僕「友男… ごめん。なんかその、僕ひとりで取り乱して…」
友男「バーカ 気にすんなよ、ンな事。んで? 誰来て――…
┌(┌^o^)┐<ホモォ」
友男「 」
僕「あ、紹介するね? えっと、この子は僕の彼女で――」ニコ
友男「ちょ!? おまえふざけんなよ!? 女と自宅デート中にあの冗談はねえだろ!!!」
僕「えっ、待って! その彼女が、さっきのを送信したんだよ!」
友男「はぁ?! なにがどうして、どうい
◆以下、おまけ(小ネタ)になります。
元スレに貼られていた画像
元スレ
僕「彼女が┌(┌^o^)┐←コレになって這い寄ってくる」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1450251016/
僕「彼女が┌(┌^o^)┐←コレになって這い寄ってくる」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1450251016/
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コメント一覧
-
- 2015年12月18日 23:23
- 感動した
-
- 2015年12月18日 23:38
- 泣いた
-
- 2015年12月18日 23:44
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-
- 2015年12月18日 23:54
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-
- 2015年12月19日 00:00
- ┌(┌^o^)┐ホモォ…
┌(┌^o^)┐ホモォ… ┌(^o ^┌)┐ナカーマ
┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐
┌(┌^o^)┐ <集え! 同志達よッ!
┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐
┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐
┌(┌^o^)┐<こっちにおいでぇ…
┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐
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