UJ2016年01月号 ジョジョリオン#049感想(+岸辺露伴は動かないエピソード#07)
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相変わらずのUJ表紙とコミックス新刊表紙のコンパチと言いますからコラボと言いますかバージョン違いです。
カラフルなソフト&ウェットが目を惹きます。虹の巨人ウルトランエクシードXでも、ここまでデコってねーぞってレベル。
そしてこのレインボーS&Wの色と質感がカラーピーマンにそっくり。
また何十周年記念かのSBR企画でJOJOクッキングがありましたら
カラーピーマンS&Wに挑戦することを考えたいと思います。(挑戦するとは言ってない)
岸辺露伴は動かないエピ7の感想も併せて、少しですが、したためさせていただきます。
「今頃か!」と言われそうですが、そうなのです。スターウォーズのEP7の公開時期と偶然(?)の一致。 - ジャンプSQ.12月号
岸辺露伴は動かない エピソード#07 月曜日-天気雨
蟲師ジョジョver.のような雰囲気でもありました。漫画術でも荒木氏は蟲師をプッシュされてました。
蟲師云々を別にしても、「熱を食べるロッズ」「黒い絵のどす黒い生物」「寄生虫バオー」等々の
前例もありますし、そもそもにして荒木氏が虫ネタが好きなのでしょう。
多分、クモのハラワタの味で蜘蛛の種類を当てる利きグモもそろそろ出来るんじゃあなかろうかってレベル。
今回の元凶にして、蟲の仕業『ロレンチーニャ』。
「新手のスタンド使いの攻撃を受けている?」⇒「蟲の仕業でした!」のコンボは
ジョジョと蟲師が好きな方にとっては、まったくもって劇薬的な組み合わせで腹筋が中毒になりそうです。
「岸辺露伴は動かない」のコンセプトどおりなのか、わりと傍観者的立場が強かった露伴先生。
思いっきりロレンチーニャの被害に巻き込まれてはいましたが、あくまで主役は心臓の弱い善人でした。
あの露伴先生が、善人認定するのですから少なくとも康一君レベルの黄金の精神の持ち主だったのでしょう。
流石、杜王町。名無しのキャラにまで黄金の精神が浸透しています。
人間側を大惨事一歩手前にまで送り込んだロレンチーニャでしたが
露伴先生も比較的淡々とした生態解説も相まって、邪悪の化身のようなイメージは一切合切ありません。
普通に生き物が餌を食べるだけの生態です。寄生虫なので、そこに起因するロマンホラーはありますが。
大惨事になりかけたのは、そもそも「駅での歩きスマホ多数」という人間社会側の問題が大きかったようにも読めます。
警告というよりは皮肉レベルの描写だとは思いますが、ロレンチーニャの存在が明らかにされなかったら
「現代社会が生み出したスマホ災害」とかワイドショー的な事故になっていたはずです。
一方で、歩きスマホ行為そのものですら、ロレンチーニャの支配を受けた影響ともとれなくない描写が
最後にあったりして不気味で奇妙な余韻を残しています。スマホの擬人化ならぬ擬虫化にも思える話でした。- ジョジョリオン第49話 二年前、洋上にて
中表紙の扉絵までレインボーS&Wのバリエーションでした。まさかの3種類目。
レインボーS&Wのバリエーションと書きましたが、レインボーなのは田最環です。お前が虹色かよ。- ビタミンC
なんでビタミンC?と思いきや、ちゃんと洋楽ネタでした。
能力は物を極限まで柔らかくすることとのこと。スパイス・ガールがさらに特殊能力に特化した感じかしら。
指紋でツルツル滑らせるのとビタミンCの柔らかくする能力にどう関係あるのかは、はっきりしませんが
指紋(皮脂)を柔らかくさせて床中に張り付けて滑らせているとかそういう応用かもしれません。
田最環も岩人間のようですので、すっごい滑る皮脂とか出る体質でもおかしくはありません。
八木山夜露だって目からサランラップが出る体質でした。岩人間にも個体差があるのでしょうし。
とは言え、ビタミンCのスタンド像がそもそも指紋と一体化しているようにも見えます、特に今月号のラストのコマ。
であれば、これ指紋じゃなくてスタンドのパワーあるビジョンとなるので、不思議なことなど何もなくなりますね。- 2年前---(2009年)
吉良吉影のなかなかな働きぶり。ちょっと癖が強そうな人物像ですが、いたって冷静で
船医という特殊な環境下で人の命を預かる者としては信頼できるお医者様な感じがします。しかし
陸の上では丘サーファーに本能的に喧嘩を、それも相手が鬱になるほどのイチャモンをふっかける御人です。
岩人間やロカカカの樹について、まだ正確な情報を知らないにもかかわらず
「あれを一個奪い取ってやる」と考える等々アグレッシブな性格でもあります。
謎や奇妙に興味を持って、足を突っ込んでしまうジョナサンやジョセフのような性格でもあり
ディオのような略奪思考をも併せ持っているようなキャラクターに、今月号の吉良は見えました。- ラーメン大好きジョセフミさん
「バスの中で足を踏んづける奴」レベルの接触を果たしていた吉影と仗世文。
将来、二人が一つになる「赤い糸で結ばれている」ことを、この時の吉良は知っていたのでしょうか。
吉良側は既に何故か仗世文を知っていた素振りなので、二人の本当の初めての出会いはまた描かれるのでしょう。- 殺らなきゃ殺られる
田最環は犯人だけ殺すつもりだと言ってましたが、定助側の状況判断は皆殺しされるです。
田最環が憲助パパから情報を引き出す為だけに、犯人探しだけを強調したのかもしれません。
ただ、犯人はそれぞれ、夜露殺し⇒定助、憲助。愛唱殺し⇒つるぎ、康穂。双子殺し⇒定助、カレラです。
憲助パパ本人も犯人だわ、愛孫のつるぎも犯人だわで大変な状況です。つるぎの件は憲助は知らないとしても。
おまけに「娘は俺の物なんだよ」とまで言われたら、憲助も流石に涙目です。
娘と性交渉済みのボーイフレンドが老け顔でヅラな上に、シリアス展開でも椅子に座るたびに
ひじ掛けを破壊するぽっちゃり系でも感情を抑えた憲助ですが、ここが限界。むしろ、よく泣かなかった方です。- 東方家、壊滅の危機!?
今月後のラストのコマでのアオリ。呆然と立ち尽くす鳩姉ちゃん、背後にはビタミンC。
いかにも、ここから鳩姉ちゃんが本気(スタンド)出して逆襲へ…みたいな構図です。
ポルナレフの魂を全部賭けてもいいです。- ローゼンメイデン0 (ウルジャン2016年3月号より)
真紅ちゃんの過去話(多分)が見れるよ、やったねジュン君!
連載が始まったら、ローゼン感想もジョジョリオン感想に加えて追記したいと思います。