『Grim Dawn』を死の間際まで遊び続けた父親、「不死の近衛兵」としてゲーム内で生きる
<以下、要約>
肺がんを患い闘病生活を続けていたLee Hathwayという男性は、入院と退院を繰り返しており、家へ帰るとすぐさま『Grim Dawn』を起動していた。
そんなLee氏は、Zedleeという名で、剣を扱うソルジャーとしてプレイしており、ソルジャーを選んだのは「戦いと破壊が好きだったから」だという。
しかし、闘病むなしく、Lee氏の病は日に日に重くなり、Lee氏は64歳という年齢でこの世を去る結果となった。
すると、翌日にLee氏の息子が「Zedleeの息子」というハンドルネームで『Grim Dawn』のフォーラムにて感謝の気持ちを述べたのだが、それが開発元のデザイナーの目にとまったのだ。
“父は昨日この世を去りました。彼に幸せを与えてくれたこのゲームに感謝いたします。父はこのゲームが本当に好きで、遊び足りないぐらいの気持ちだったのが少し残念なくらいですが、父にとって完璧なゲームを用意してくださった開発者たちにも感謝したいです。これからは父の名誉を抱いて私もまたソルジャーとして息子と父が楽しんだこのゲームをプレイしていきたいと思っています。コミュニティのみなさんと開発者の方々にはいくら感謝してもしたりません。”
デザイナーは、この投稿に非常に感銘を受け、なんとゲーム内に「Zedlee」が近衛兵として現れることになったのだ。
デザイナーは「Lee氏が肺がんと闘いながらゲームをプレイしていたことに敬意を表しながらも、Lee氏が楽しみにしていた新たなコンテンツを体験させてあげられなかったことを悔やんでいる」と述べ、「時間の浪費と見られがちなゲームコンテンツで、誰かに生きる意味を与えられているとしたら、ゲーム開発はとても意味深いものだと感じる」と語っている。
ゲームといえば、楽しさや感動、高揚といった刺激を提供してくれるエンターテインメントとして人々の生活を豊かにしてくれる。しかし、時には“安らぎ”として人の痛みを和らげてくれるようなこともあるのだろう。
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<この記事の反応>
言い話だけど、悲しいねぇ
エンタメってのは、やっぱり無意味なものではないのだ。せめても、心を込めて作ろう。
とっつあんは本望だったろうな
電車でちょっとうるっときた
ゲームは娯楽だけじゃなくて、時には人を感動させるものなんだね
俺も聖剣伝説LoMで唯一主人公が喋ったところはうるっときたなー
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