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ロボとTwitterを繋げると?IoTの便利さを身近にするヤフーのmyThingsでモノとWEBが簡単コネクト - Engadget Japanese


あらゆるモノがインターネットに繋がるIoT(モノのインターネット)が注目を集める一方、IoTで生活がどう便利になるのか、その具体像が未だに浮かんでこない方も多いのではないでしょうか。

ヤフーのmyThingsは、モノとWEBサービスを簡単にコネクトできるプラットフォーム。デバイスやサービス単体では行えない『こうだったらいいのにな』を組み合わせにより手軽に実現し、IoTの便利さを身近に感じることができます。

ヤフー myThings

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myThingsは、IoT製品やWEBサービスを連携させ、新しく便利な使い方ができるようにするサービスです。スマートフォンのmyThingsアプリから「トリガー」と「アクション」を設定することで、最も簡単なプログラミングのように、モノとサービスを組み合わせて使うことができます。

例えばインターネットにつながった室内温度計が一定温度を検知した際に、メール通知して室内熱中症を予防したり、Twitterで特定のハッシュタグが流れたらスマートフォンにプッシュ通知、IoT鳩時計をYahoo!オークションと連携させ、商品が落札したら鳩時計に鳴いて知らせてもらうといった具合です。

このようにデバイスとサービス、トリガーとアクションの組み合わせにより、デバイスやサービス単体では実現できなかった、思いもよらない使い方が可能になります。



つなげられるサービス・デバイス一覧(上記)です。TwitterやFacebookなどの主要SNS、天気情報、EvernoteやGoogle Driveなどのクラウドサービス、WithingsやFitbitなどのウェアラブルデバイス、自作IoTデバイス向けAPIも提供されています。



こちらは、Cerevoの鍵をひねったことを検知するIoTデバイス Hackeyです。myThingsを使ってエバーノートと連携すれば、簡易的な出退勤システムに早変わりします。

右にひねって出勤、左にひねって退勤とすれば出退勤を記録できます。近代的な出退勤システムは高コストですが、myThingsを使えば9980円のHackeyだけで簡易的な出退勤システムが構築でき、予算的制約の大きいスタートアップ企業などでのユースケースが想定されます。


エバーノートに記録された出退勤ログ



こちらはテレビや照明、空気清浄機などをこれ1台で操作できる高機能学習リモコンiRimocon(アイリモコン)です。360°の全方位に赤外線発信するため置き場所をあまり選ばず、単体でも便利なデバイスです。

これをmyThingsでWEBサービスと連携すれば、Yahooの天気予報が雪なら雪の音楽を流したり、帰宅時に最寄り駅に着いたら自宅の照明をつけて、安心して家に帰れるようにするなどの動作を実現できます。



こちらはユカイ工学のおしゃべりするコミュニケーションロボット BOCCO(ボッコ)です。Wi-FiとBluetooth Low Energyに対応します。

BOCCOでmyThingsを使えば、例えばYahoo路線検索から得た電車の遅延情報を言葉で知らせる、天気予報から傘の必要性を教える、Twitterで特定のハッシュタグのついたツイートが流れた時に知らせる。といった使い方ができます。



こちらはアクティブトラッカーとの連携例です。子供が眠りについたという情報をトリガーに、それをメールで知らせるアクションをmyThingsアプリで設定します。こうすれば腕にアクティブトラッカーを着けた子供が眠りにつくと通知が送られてくるので、クルスマスイブの夜にそっとプレゼントを置きに行く時などに役立ちます。



シャープのロボット型掃除機 COOCOROBOや、WithingsのIoT体重計も繋がります。



myThings対応製品を集めた展示会には、シャープが2016年6月頃の発売を目指すロボット型携帯電話 RoBoHoN の姿もありました。

Mythingsへの対応は未定ですが、しゃべって踊りプロジェクターが投影できる本機が対応すれば活用の幅はかなり広がりそうです。


モノに限らずWEBサービス同士もコネクトできます。

Instagramでたくさんライクがついた画像だけをFacebookに保存する、Kindleの小説日替わりセールをプッシュ通知するといった具合。組み合わせの例はQRコードやURLなどでシェアできます。

なお海外にはmyThingsに似たプラットフォームとしてIFTTTが存在します。IFTTTとの違いについてヤフーの担当者は『IFTTTはWEBサービス同士のコネクトがメインなのに対し、MythingsはIoTという文脈においてガジェットとサービスを繋げることに重点を置いている』と話します。

また、ヤフーがmyThingsを提供する意義については『一般の方がインターネットを使う伸びしろ、生活にいてITを前提とする機会を増やせる』とし、今後も連携できるデバイスを増やしたり、連携のしやすさを向上させるなどしてmyThingsサービスを進化させたいと語っています。
ロボとTwitterを繋げると?IoTの便利さを身近にするヤフーのmyThingsでモノとWEBが簡単コネクト

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