2015年12月22日

翔んで埼玉　「1980年代に発表された超問題の彩の国ディス作品笑撃の復刊！」

魔夜峰央氏が1986年に出されたコミックスを復刊した「翔んで埼玉」【AA】がアキバでは21日に発売になった。オビ謳い文句は『この「埼玉ディス(叩き)」マンガがひどい！』、Amazon内容紹介は『魔夜峰央氏の実体験が、たっぷり！？』で、とら秋葉原店AのPOP『彩の国ディス作品笑撃の復刊！』が付いてた。

魔夜峰央氏のコミックス「翔んで埼玉」【AA】発売
「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ！」
「1980年代に発表された超問題の彩の国ディス作品笑撃の復刊！！！」

「埼玉から東京へ行くには通行手形が必要なのです」
「死…死ぬ前に一度山手線に乗ってみたかった」

「あいつらは今でも手形がなけりゃ街を歩けないのよ
ああいやだ！埼玉なんて言ってるだけで口が埼玉になるわ！」

「埼玉と聞いただけで人々がいかに冷たい目で自分を見るか…
まるげ不潔な汚水溜めを見るような目つきで…」

COMIC ZIN秋葉原店

メロンブックス秋葉原1号店

とらのあな秋葉原店A

『パタリロ！』などで知られる魔夜峰央氏が1986年に出されたコミックスを改題・復刊したコミックス「翔んで埼玉」【AA】が、アキバでは21日に発売になった(正式発売日は25日)。

『翔んで埼玉』は、埼玉県民が東京都民から蔑まれ「埼玉から東京に行くには通行手形がいる」・「一生に一度は三越に行くのが埼玉県民の夢」・「病気になっても医務室は都民のもの」・「埼玉県民にはそこらへんの草を食わせておけばいい！」などと迫害される世界を描かれ、作中で徹底的に埼玉県がディスられる（茨城もディスられる）内容がネットなどで話題になり、復刻が決定したコミックスに発売前に予約が殺到し発行数2万5000部を20万部に増刷だったみたい。

コミックス「翔んで埼玉」【AA】のオビ謳い文句は『この「埼玉ディス(叩き)」マンガがひどい！テレビ・ネット上で大反響！大震撼！』や『埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ！(※)』で、裏表紙は『都会と地方、県境で引き裂かれた愛する2人の逃避行。埼玉版「ロミオとジュリエット」』。

ちなみにコミックス「翔んで埼玉」【AA】は、埼玉県のメロンブックス大宮店ではスタッフイチオシにしてるみたいで、アキバのお店では、メロンブックス秋葉原1号店で作中の『ああいやだ！埼玉なんて言ってるだけで口が埼玉になるわ！』POPや、『ああ、埼玉』POP、とら秋葉原店Aでは魔夜峰央氏のサイン入り販促POPでは『どーもすみません！ちまたで話題の迷作にして大傑作復刊！！』があったり、『県民が読むには強い精神が必要』POP、『1980年代に発表された彩の国ディス作品笑撃の復刊！！』POPが付いてた。

ネット上を震撼させた衝撃の埼玉ディス作品、ついに復刊！『パタリロ』で知られる魔夜峰央の伝説の名作…いや迷作、「翔んで埼玉」。近年Twitterで、その恐るべき埼玉ディスが話題となりました。執筆当時、埼玉在住だった魔夜峰央氏の実体験が、たっぷり！？　長きにわたりファンの間で語り継がれていた「埼玉版『ロミオとジュリエット』」が、今ここに、再び幕を開けます。Amazon内容紹介

コミックス「翔んで埼玉」【AA】の感想には、misoakiさん『母が父の実家に初めて訪れ車を降りた際、肥溜めの臭い（周辺は当時畑）がして「大変な所に来てしまった・・」と思ったという話を幼少期に聞かされていたのでこの作品には一部真実が含まれていると思った次第です』、ぐんじーさん『ディスりかた半端ない笑』、ジルフェルデさん『買ったけど…これ笑っちゃって電車の中で読めないタイプだ…！』、まふさん『面白すぎる…愛が溢れている…つ、続き、続きを描いてもらうにはどうしたら…先生所沢に別荘買えばいいんじゃないですかね！？』などがある。

なお、「翔んで埼玉(PartI～III)」と、旧版の表題作「やおい君の日常(的でない)生活」と、短編「時の流れに」、描き下ろしあとがきマンガ「埼玉県についての風土記的考察」や、旧版にも収録していた魔夜峰央氏による作品紹介を収録し、1986年の旧版再録の作品紹介で魔夜峰央氏は『3本描いてあとが描けなくなってしまったのです。引っ越ししたんです。所沢から横浜に脱出したのです。さあ困りました。自分が埼玉に住んでいたときには埼玉をおちょくってもシャレですんだんですが、と自分では考えていたんですが、いったん県外に出てしまうとそうは行きません。～ジレンマです。どなたか名案があったら教えて下さい』などを書かれている。

「翔んで埼玉」試し読み /　発行数2万5000部を20万部に増刷