2015年 5大食のニュース ただの肉ではもう売れない?
2015.12.23 09:00 知る・面白 # コメント(-)
Newsポストセブンにて2015年に印象に残った食に関する5つのニュースがまとめられていました。あんまりピンと来ないわけですが、食の好みもそれぞれですので参考までに。
第5位 飲酒の基準年齢、18歳に引き下げは幻に
「成人」年齢の引き下げにともない、4月から自民党の「成年年齢に関する特命委員会」が飲酒やたばこについての年齢制限について検討することになりました。ところが、半年近くかけて8月31日に「引き下げを提言」という方針が出たとたん、日本医師会など各所から「とんでもない!」の大合唱が起こり、10日ほどで撤回を余儀なくされたというニュースです。
20歳と18歳のリスクの違いを同条件で比較した追跡調査は存在せず、例えば飲酒なら「21歳以上から」と「15歳以下から」という比較が持ちだされ、喫煙も「非喫煙者」と「20歳未満で喫煙を開始した人」を比較して「肺がん死亡率5.5倍」と喧伝されました。
第4位 わざわざ「禁止」になった、豚レバー生食の怪
2012年牛レバーの生食禁止をきっかけに牛レバーの代わりに豚のレバーを生で提供する店が増えてしまったそうです。その結果、牛レバーが禁止された2012年にはE型肝炎の患者数が前年比で倍増してしまったとのこと。国産豚で寄生虫リスクはほとんどないものの、E型肝炎は劇症化するケースもあり、生で食べられるケースなど想定されていなかったからこそ、法制化が遅れ、だからこそ一時期とはいえ生食が流行してしまったようです。
第3位 進まない漁業規制の奇奇怪怪
漁業産業が古いシステムのまま放置されている案件です。成魚に育ってから獲れば、少ない数でも高い単価で売れるものを、競うように幼魚のうちに獲り、結果、魚体も小さく、味も脂のノリも悪いから二束三文でしか売れず、漁業者も苦しくなるという悪循環があるようです。ノルウェーのように20年以上前から、国が細かく船ごとに漁獲量を決めるIQ方式を採用している国では、漁師の手取りもよく、産業として育っているそうで、その仕組みは、トップダウンでなければ変えられないとのこと。
第2位 立ち食い・ちょい呑み新ステージへ
立ち飲みバル業態などが定着するなど、飲食店の業態が多様化するなか、今年は「立ち食い」や「ちょい呑み」といった業態の躍進が目立ったそうです。先鞭をつけた吉野家の「吉呑み」に続き、各牛丼チェーンも「呑み」対応メニューの強化に注力。”立ち食いそば”業態からも、富士そばが店舗・時間限定で「ふじ酒場」に乗り出し、「1000円で飲める!」などと話題になりました。
さらに「一人でも焼肉が食べられる」と焼肉好きを歓喜させた立ち食い焼肉店も権勢をふるうように。海外に情報が知れ渡っているエリアでは、訪日外国人客に占拠されているような立ち呑み店まであるそうです。
これまでの立ち食いや立ち呑みにまつわるネガティブなイメージは完全に払拭された模様。折からの日本酒ブームに後押しされての”角打ち”業態の躍進や、デフレを経て女性客の抵抗感も少なくなった2015年、一気に花開いた形となりました。
第1位 躍進! 後退……。肉ブームの光と影
いまや「肉」というだけでは大衆の支持は得られなくなっているそうで、何らかの付加価値が必要となっているそうです。「目新しい」「本格派」「フランス一」などのキーワードがないと肉が消費されなくなっているそうで、目新しさか、本格的な肉の名店のような伝統的なスタンスをとらないかぎり生き残りが難しくなってきているそうです。
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