『週刊少年マガジン』連載、「UQ HOLDER！」のStage.106　一緒に寝て
同じ瞬間を永遠と繰り返す＝止まった時間に自分たちだけが動ける状態に陥ってしまった刀太とキリエ。脱出方法は分からない。そんな吊り橋効果の状況にあってか、キリエの刀太に向ける感情も次第に変化していく…。

が、胸のはだけた雪姫に近づく刀太を見てしまったことで今までの感情が吹っ飛んだ。
　揉むのね!?　胸を揉むのね!?　やっぱり巨乳なのね!?
おーい、上の二つはともかく「やっぱり巨乳なのね」ってのは自分と比べてる感がありあり。"小さい"ことを少なからず気にしてたのね。でも刀太がしたのはタオル？をかけただけ。過去の世界で見たキティは冥府魔道の修羅の道を歩む生き方をしてました。そのような生き地獄に比べたらこのような障害など なんでもないとつぶやきます。
エロいことをするかと思ったらしなかった。そればかりか目的を見失ってない刀太に、キリエの感情は揺れ動く。

相変わらず脱出方法はわからないまま。けれど最強を目指すことはできるわけで刀太の一人訓練は一カ月・二カ月と続き四か月目に到達。ここまで来るとさすがにキリエの気持ちは折れており「ごめん…とーた」と自分の素直な気持ちを口にします。そりゃ音は聞こえないし刀太以外に誰も話し相手がいないとあれば心細くなるのも当然ですね。
そんな心細い気持ちを更に折るように、刀太は「ここを出る」と言ってきた。宇宙エレベーターにはメンテナンス用の階段が上まで続いてるので、念願の"塔に登る"ことを実現しようというわけだ。

それを涙で「行かないで」と訴えるキリエ。あ～私が見たかったのは嘘偽りのない、こういう素直なキリエなんだよなー。いつもは「この むのー」などと言ったりしますが本当はそうじゃないって多くの人に訴えたいです。つーか、こんな顔で頼まれたら私は絶対そうするよ！　しちゃ悪いか？あぁ!?(逆ギレ)

その夜、寂しさを紛らわすためにも一緒のベッドで寝る二人。そこでキリエの過去を知ることになります。

ふ～ん、能力は生まれつきのものでしたか。育児放棄という目に遭い、そこで能力を発動して生きながらえてきたと。いや、能力を使わなければ四歳にして死んでいた。キリエにとって「リセットOKな人生（リセット&リスタート）」の能力は天恵なんですね。
そんなこともあって人をあまり信用できないという。そこで刀太はキリエを抱きしめて語り掛けます。

俺はお前を裏切らない　信じていいぜ
また時が動きだすまで一生 傍にいてやる
だからもう寂しくないぜ
かーーーっ　こんなセリフ一生に一度でも言ってみたいよ！　こうまで言われちゃキリエだって甘えたくなるというもの。抱きしめられたままで一夜を過ごすキリエです。…男と女がこのような状態のまま、何もしないとは思えないけれど少年誌の都合もあるからね。もし青年誌だったら充分に期待できたことでしょう。

朝になって時間が止まったときに刀太とキスしたことを思い出す。そこで寝ているのをいいことにキスはしてみれば──
　　　　そして時は動き出す
なんてことない、キスが元に戻す条件だったのね。童話の引用か、初めてのキスに衝撃を受けたことから再度同じ体験をしたのが良かったというところでしょうか。
まぁともかく今回はキリエファンになって良かった！　本当に良かったと断言できるお話しでした。ツンツンの夏凛ちゃんでは絶対にありえないだろうし。だから貴方もキリエファンになることをお奨めするよー。