2015.12.24 23:40
【ひどい】小説『からくり同心景』の担当編集者が原稿を無断改変していた事が判明!新刊は発売中止、シリーズ凍結へ
12 月 25 日発売予定 角川文庫『からくり同心 景 黒い好敵手』
発売中止のお知らせとお詫び
http://ir.kadokawa.co.jp/topics/20151224_c9mgz.pdf ※PDF注意
平素は格別のご愛顧をたまわり、心より御礼申し上げます。2015 年 12 月 25 日発売予定の角川文庫『からくり同心 景 黒い好敵手』(谷津矢車:著)におきまして、校正ゲラを確認中の谷津先生より、原稿の改変が行われているのではないかとご指摘を受けました。
これを受け編集部にて調査の結果、当初の原稿とは異なる箇所が多数にわたって確認され、担当編集者が谷津先生に無断で原稿を改変していたことが判明いたしました。
またシリーズ第 1 巻『からくり同心 景』(2015 年 8 月 25 日刊)につきましても、同様の改変があると確認いたしました。
弊社はこの事態を大変重く受けとめ、谷津先生に謝罪を申し上げたうえ、著者のご意向に沿い、本文庫を発売中止、第 1 巻を回収のうえ絶版とさせていただきます。
一部抜粋
著者・谷津矢車さんのブログより
【お詫び】からくり同心景シリーズ凍結について
http://blogs.yahoo.co.jp/yatsuyaguruma_sousaku/13834797.html
端的に言えば、担当編集者がわたしに無断でわたしの小説を書き直していました。
わたしたち小説家は決して一人で小説を書いているわけではありません。常にその横には編集者さんがいて、「ここはこうしたほうがおもしろい」といったアドバイスや、「ここはこう直したほうが意味が通りやすくなるよ」というご提案を頂いて文章を組み上げていきます。しかし、今回の件はまるで違います。わたしが書き上げた原稿を受け取った編集者が、わたしの承諾を得ずに文章を改ざんしたのです。しかも、その改ざんは単語の入れ替えレベルのものではなく、文章の大幅加筆やキャラクターの肝である台詞の変更にまで及んでいました。
これはもはやわたしの小説とは言えない――。
それがわたしの結論でした。
そのため、わたしは著作権者の名を以て、既に校了して印刷所にデータが入っていた『からくり同心景 黒い好敵手』について発売中止とし、また、やはり同様の改ざんが認められた第一部についても回収・絶版とさせていただきました。
担当編集者がなぜこんなことをしたのか、今のわたしにも分かりません。理由を聞く気にもなれません。というより、聞きたくもありません。
でも、もし、こんなことに手を染めてしまったあなたがこれを見ていることがあったら。想像してみてください。あまりに他人の手が入り過ぎて手直し不能になっている自作を前にした小説家が、一体何を思ったのかを。そして、あなたなら知っていたはずです。わたしがどれだけ入れ込んでこの小説を書いていたのかを。
この話題に対する反応
・漫画では編集者がネームを勝手に変えてしまうこととかありましたな…チャンピオンとかで
・これはいくらなんでも 担当の編集者は気が狂ってる
・え……これはあかんヤツ。
編集さんなぜ……
・うわぁ、作家さん気の毒すぎ…(つД`)ノ
・えっ、なんじゃこりゃ。
こんなことあるんか……(白目)
・悲痛さになんともかける言葉もない
・また悪質な編集者が…。
本当に酷い。
ファンは複雑な心境だろうなぁ 自分の好きな小説が勝手に改変されたものだったなんて
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