天龍「く、クリスマスとか興味ねえし」摩耶「く、くだらねえよな」龍田「あらあら…」
摩耶「何で外国の祭りなんかやんだよ。ほんとばっかみてえだよなぁ」
天龍「ああ…ほんとくだらねえよ」
摩耶「全くだ…」
天龍「……」
摩耶「………」
龍田「うふふ…」ニヤニヤ
摩耶「あ? あ、アタシは…いつも通りトレーニングだよ」
天龍「そうか…俺もいつも通り自主訓練だ……うん」
龍田「うふふ…」ニヤニヤ
天龍「おい、龍田…何さっきからニヤけてんだよ」
摩耶「気に入らねえな…」
龍田「……」ニヤニヤ
龍田「…提督」ボソッ
天龍「?!」ビクッ
摩耶「?!」ビクッ
天龍「提督の奴がどうかしたのかよ?!」
龍田「ん?? 別に?。提督さんはクリスマスどう過ごすのかなって?」
摩耶「し、知ったこっちゃねえな。あいつがどう過ごそうか微塵も関係ないしな!」
天龍「ふ、普通に仕事とかだろ! ど、どうでもいいけどなっ」
龍田「………」ニヤニヤ
龍田「……」ピッピップルルッ
天龍「何だよ突然、電話をして…」
龍田「うふふ……あ、もしもし? 提督? お疲れ様です?」
摩耶「?!」
天龍「?!」
摩耶「は?!」
天龍「ちょ?!」
龍田「え、特に予定はない。寂しいクリスマス? 成る程?そうなんですか?」
摩耶「!」
天龍「!」
龍田「え? 私ですか? うふふ?どうしましょうか?」ニヤニヤ
天龍「な、何だよ。好きにすれば良いだろ!」
摩耶「アタシ達はクリスマスに興味ないんだからな!」
龍田「……うふふ?。ごめんなさい提督。私はダメですねぇ。すいません。はい。落ち込まないで下さい?。では、失礼します」
龍田「ふふふ…」ツーツー
天龍「何だよ…こ、断ったのかよ」
摩耶「ふ、ふーん。お、男の癖に寂しい奴だな」
天龍「ま、まあ俺たちには関係ないけどなっ」
龍田「うふふ……」
摩耶「や、やべえ。ちょっと用事思い出したわ。ま、またなっ」
天龍「お、おう。またっ」
龍田「さよなら?」
天龍「………」
天龍「ち、ちょっと俺も出かけてる」
龍田「うふふ?…一緒に行く?」
天龍「えっ? だ、大丈夫だ」
龍田「そう? 選ぶのに困ったら電話するのよ?」
天龍「べ、別に服とか選ばねえからっ! ………あ」
龍田「うふふ?」ニヤニヤ
天龍「い、行ってくるっ!」ガチャッバタンッ
ーークリスマス当日
龍田「ふ?、やっと今日も終わったわぁ。クリスマスまでお仕事なんて嫌になるわ?」
天龍「おいおい、俺たちは艦娘なんだぜ」
摩耶「クリスマスなんかにうつつを抜かしてちゃダメだろうが」
龍田「う?ん、それもそうねぇ?」
提督「お、龍田に天龍に摩耶」
龍田「あら?提督。お疲れ様です」
天龍「!」
摩耶「!」
提督「これから上がりか?」
龍田「はい?。提督は?」
提督「俺はもう少しだけ仕事が残っているんだ。後、二時間くらいかな」
龍田「ちなみに今夜、誰か一緒に過ごすお相手はいるんですか?」
提督「うぐっ…た、龍田。それ、昨日も聞いたろう。傷を抉るなよ…」
龍田「うふふ…ごめんなさい」
摩耶「………」
提督「ん? どうした二人とも?」
天龍(ほ、本当にフリーなんだな…)
摩耶(これは絶好の…)
提督「おーい…?」ポンッ
摩耶「ふぇ?! な、何でもねぇよ! この、ぼっち!!」
天龍「ひ、一人とか寂しい奴だな!」
提督「うぐっ?! さ、寂しくなんか……」
天龍「ふ、ふん。じゃあな提督!」スタスタ
摩耶「あばよっ!」スタスタ
提督「ううっ………」
龍田「うふふ…大丈夫ですか?」
提督「うう…クリスマスのバーカ……」
ーー
天龍「………」コソコソ
天龍(提督の野郎は……まだ、仕事中みたいだな)
天龍(後……30分くらいか…)
天龍(ま、ここで待っていれば良いだろう……)
天龍(……)
天龍(べ、別にクリスマスとか興味ねえから。これは…一人とか、あまりにも提督が哀れだから助けてやるだけだし…)
天龍(ま、全く義理固い奴だよな俺も。わざわざ服まで買うとかなっ)
天龍(………)
天龍(………変じゃないかな)
天龍(て、提督に馬鹿にされたらムカつくからな…)
天龍(まぁ…龍田が可愛いって言っていたから大丈夫だろう…)
天龍(……)
――可愛いな、天龍
天龍(……っ。な、何考えてんだ俺は///)ジタバタ
「痛っ」ドンッ
天龍「あ…悪い」
摩耶「全く、気をつけろ……へ?」
天龍「え?」
天龍「ま、まままま摩耶?!」
摩耶「なななななな何してんだよこんな所で?!」
天龍「ま、摩耶こそ何してんだよ!」
摩耶「あ、アタシはちょっと用事がな…」
天龍「き、奇遇だな。俺も少し用事があるんだ」
摩耶「ふ、ふーん。そうなのか」
天龍「お、おう…」
天龍(くそっ、何で摩耶がここに…どうする)
摩耶(このままだと提督をクリスマスに誘う事がバレちまう…)
摩耶「………」
摩耶「な、なんか天龍。今日もカッコが違うな」
天龍「えっ? ま、摩耶こそなんかヒラヒラしてんじゃねえか」
摩耶「べ、別にヒラヒラしてねえよ」
摩耶(くそ…天龍の奴、あんな格好しやがって。可愛いじゃねえか…)
天龍(ちっ……摩耶の野郎。似合ってやがるな…。龍田の言っていたギャップ萌えってやつか?)
摩耶(だけど…こんな女っぽい格好して何を待ってんだ?)
天龍(ここを通るのは提督ぐらいしか…………提督?)
摩耶(ま、まさか……)
天龍・摩耶(コイツも提督を待っているのか?!)
天龍「………」
摩耶「………」
摩耶「な、なんか天龍。今日はカッコが違うな」
天龍「えっ? ま、摩耶こそなんかヒラヒラしてんじゃねえか」
摩耶「べ、別にヒラヒラしてねえよ」
摩耶(くそ…天龍の奴、あんな格好しやがって。可愛いじゃねえか…)
天龍(ちっ……摩耶の野郎。似合ってやがるな…。龍田の言っていたギャップ萌えってやつか?)
摩耶(だけど…こんな女っぽい格好して何を待ってんだ?)
天龍(ここを通るのは提督ぐらいしか…………提督?)
摩耶(ま、まさか……)
天龍・摩耶(コイツも提督を待っているのか?!)
天龍「…………」
天龍「………ち、ちょっと暇だから提督の様子みてくるわ」
摩耶「は? ち、ちょっと待てよ」ガシッ
天龍「は、離せ」
摩耶「あ、アタシが見てくるから天龍は待ってろって。遠征で疲れてんだろ」グググッ
天龍「いやいや、摩耶こそ出撃で疲れてるだろ? ほっぺが赤いぜ」グググッ
摩耶「これはチークっつんだよクソが…」グググッ
天龍「知ってるよバーカ…」グググッ
天龍「摩耶の方が危ないって…俺が見てきてやるからまかせろって…」グググッ
摩耶「いやいや提督の扱い方はアタシの方が慣れてるから」グググッ
天龍「いやいや俺の方が慣れてるし。パンツの柄まで知り尽くしてるし」グググッ
摩耶「は? そんなの常識だろ」グググッ
天龍「はぁっ…はぁっ……」
摩耶「はぁっ…はぁっ…」
摩耶「………」
摩耶「…………まさか天龍。提督の事が好きなのか?」
天龍「は?! ちょ、何言ってんだよ?! そ、そんな事言う摩耶の方が好きなんじゃねぇの」
摩耶「…………///」
天龍「え!?」
天龍「ま、まあな…細かいけどマメな奴だよな……ちゃんと見ていてくれるし///」
摩耶「な、何だよ……やっぱりお前もかよ」
天龍「ああ……実はクリスマスとか凄い興味あったわ///」
摩耶「アタシも……///」
天龍「………」
摩耶「…………」
天龍「…どうする」
摩耶「提督は一人しかいねえからな。決めるしかないだろ」
天龍「……やるか」グッ
摩耶「ああ…こういう時は拳が1番だ。こいっ。天龍!!」グッ
天龍「いくぜ! オラァァァ!!」
ーーーー
天龍「はぁっ…………はぁっ…」
摩耶「……や、やるじゃえねか……
コメント一覧
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- 2015年12月25日 22:17
- まだありもしない希望にすがるのですか?
もう諦めましょう・・・
あなた達のクリスマスに希望などないのです・・・
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- 2015年12月25日 22:18
- フフ怖さん可愛い
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- 2015年12月25日 22:29
- ※2
クリスマスの羅針盤を決めるのは君じゃない
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- 2015年12月25日 22:29
- 嫁艦コンビが主役とか完全に俺得やん
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- 2015年12月25日 22:33
- この二人に木曾も混ぜたいなあ
-
- 2015年12月25日 22:39
- 木曾は素直に提督誘そう
-
- 2015年12月25日 22:49
- まぁ俺は普通に鳳翔さんとこで呑んでたな、うん。
-
- 2015年12月25日 23:16
- 誰も一緒に過ごすことできない絶望
周りがイチャイチャしてるなかを歩く絶望
クリスマスケーキを一人で食べざるを得なくなる絶望
クリボッチはこの3つの絶望でできている。
-
- 2015年12月25日 23:20
- このコンビすこ
-
- 2015年12月25日 23:21
- 卑しい女ずい
-
- 2015年12月25日 23:26
- ほら、見てごらんよ十代。クリスマスを一人で過ごす哀れな奴らが何かのたまってるよ。見苦しいねぇ…
-
- 2015年12月25日 23:31
- やめろぉ・・・
やめて・・・くれ・・・
-
- 2015年12月25日 23:44
- 誰かがいいクリスマスを過ごせればそれでええんや
サミシイナァ…
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