ぷりぷりプリズナー「シャルロッテ・クールホーン?」
Z市
『J市に現れた怪獣は自らを海人族と名乗り……』
『只今ヒーローが進行を食い止めようと抵抗していますが……』
『取材陣の目から見ても疲労感が伝わってきます、災害レベル虎! 市民は絶対に近づかぬよう……』
ピッ!
ジェノス「先生」
サイタマ「これはダッシュで行くしかねえな」
ワンパンマン×BLEACH
監獄施設・臭蓋獄
クールホーン「あら、なーんか妙なトコに出ちゃったわね」キョロキョロ
クールホーン「ねえあんた、ここ何処か分かる?」
囚人A「えっ、俺? ここは見ての通り牢獄だよ…… って、お前も何かやらかしてここにいるんだろう?」
クールホーン「監獄ねえ…… というかあんたあたしが見えるのね、どうでもいいけど」
クールホーン「ホントは空座(からくら)町に出るつもりだったんだけど、出る場所間違えちゃったのかしら」
囚人A「何を言ってるのかよくわからんが、お前新入りか? 悪いことは言わん、この監獄で無事でいたいなら余り目立たない方が……」
ザッ…
囚人B「またイキの良さそうなのが入ってきたな」
囚人C「てめえ囚人服はどうした、ここはオシャレする場所じゃねえぞ?」
クールホーン「?」
囚人A(言わんこっちゃない、目を付けられたか、可哀想にな)
クールホーン「今誰かあたしのことオシャレって言った? 中々見る目があるのね♡」
囚人C「おちょくってんのかコラ!」
囚人D「やっちまうかこいつ、ブサイクなツラしやがってよ」
グイッ!
囚人D「え?」
クールホーン「誰がブサイクだコラァ!!!!!!!」ブンッ!
ガシャアン!!!
囚人D「」ピクピク
クールホーン「ふんっ、次言ったら投げ飛ばすだけじゃ済まさないわよ」
囚人A(な、なんてパワーだこの男、片手の腕力だけで大の男を鉄格子に叩きつけやがった……! 軽く見積もってもB級ヒーロー並の力はあるぞ)
囚人A(だがこんな目立つことをしたら……)
囚人B「ちっ、こいつ囚人Dをやりやがった」
囚人C「新入りが調子に乗りやがって……」
ゾロゾロ…
囚人T「なんだコイツは、生意気そうなヤローだ」
囚人F「とりあえずここの監獄でのルールを身を持って教えてやろうか」
「何をやってるんだあなたたち」
「俺はみんな仲良くしなさいと言ったはずだぞ、これは罰として後で全員ディープキスの刑だな」
囚人A(き、来た! この監獄のボスが!)
プリズナー「ぷりぷりプリズナー、あなたに会いに華麗に参上」
クールホーン「ふうん、見たところあんたがこの監獄のボスね、結構いいオトコじゃない」
プリズナー「あなたもな、鍛え上げられた身体に加えて髪もよく手入れされている」
クールホーン「あら! 良いこと言うわねあんた! この髪はエクステじゃないのよ、伸ばすのに苦労したわ」
プリズナー「ほう、あなた名前はなんと言うんだ、囚人登録はされていないようだが……」
クールホーン「シャルロッテ・クールホーン、あたしも何でここにいるのかサッパリ分からないのよ」
プリズナー(なるほど、詳しい事情は分からんが彼は手違いでここに収監されてしまったようだな)
プリズナー(久しぶりにビビっと来た男子だが、罪のない一般人をいつまでもここに居させてはマズい)
プリズナー「わかった、俺の方から看守ちゃんたちにあなたをここから出すように言っておこう」
クールホーン「助かるわ」
プリズナー「ただ俺はこれから大切な用事があってな、男子ちゃんをいじめる悪い怪人をこらしめなきゃならないんだ、だから俺が帰ってくるまでここで待っていてくれないか」
クールホーン「それならあたしは自分でここから出るから気にしな……」
プリズナー「脱獄する」ググッ
プリズナー「ふんっ!!!!」
ドガァン!!!!!!
プリズナー「エンジェル☆ダーッシュ!!!!」ドドドドド!
クールホーン「行っちゃったわね」
囚人A(S級ヒーローぷりぷりプリズナーさん、真正面から壁をぶち破って脱獄とは…… やはりとんでもない人だ……!)
クールホーン「ねえ、あなた」
囚人A「あ、はい、なんでしょうか」
囚人A(プリズナーさんやA級ヒーローには及ばないだろうがこの人も相当強そうだからな、さっきみたいに上から目線で話すのはやめておこう)
クールホーン「さっきプリズナーちゃんが怪人がどうのこうの言ってたけど怪人って何のことかしら、虚(ホロウ)のこと、死神のこと?」
囚人A(ホロウ? シニガミ? まさかこの人、怪人を知らないのか……?)
囚人A「怪人は怪人ですよ、あなたも何度か見たことあるでしょう、町を壊したりする異形の連中ですよ」
囚人A「プリズナーさんが出向くくらいですから今回の怪人は少なくとも災害レベル鬼はあるでしょうね」
クールホーン(ん~、何言ってるのかサッパリ分からないわね…… でも少なくともあたしたち破面(アランカル)や虚のことを言ってるワケじゃなさそうね)
クールホーン「もう少し詳しく教えてくれるかしら」
囚人A「……と、こんなところですね」ジジョウセツメイ
クールホーン「なるほど、その災害レベルってのが高いほど厄介な相手ってワケね、そしてプリズナーちゃんがこらしめに行った怪人の推定レベルは鬼かそれ以上、中々面白そうじゃない」
囚人A「面白そうって…… ま、まさかあなた鬼レベルの怪人と戦うつもりですか!?」
クールホーン「当然よ、ちょっとした肩慣らしにはなるでしょ」
囚人A「いやいや止めたほうがいいですよ! 災害レベル鬼の怪人はA級ヒーローでも単独じゃ対処が難しい相手なんですよ!」
クールホーン「ヒーローだか何だか知らないけど、あたし最近あまり戦ってないから腕がなまってるのよ、こんなんじゃ陛下に叱られちゃうわ」
クールホーン「それにプリズナーちゃんのことも気になるし」
囚人A「いやしかし……」
クールホーン「ふっ、あなた囚人のくせに優しいのね、気持ちだけ受け取っておくわ」
クールホーン「一応あなたの名前を訊いておこうかしら」
囚人A「お、俺は少し前までいわゆる暴力活動をして回っていたが足を洗って心機一転、就職活動に励んでいたが罪歴がバレてここに収監されたハンマーヘッ……」
クールホーン「それじゃ、世話になったわね!」ダッ!
囚人A「ちょっ、まだ最後まで……」
J市・市街地
深海王「ふふっ、弱いわねぇあんた」
イナズマックス(くそっ……体が、動かねえ……)
イナズマックス(スティンガーはやられた、なら俺が時間を稼がねえと……)
深海王「まだ息があるみたいね、トドメをさしてあげる……わ!!!」ブンッ!
スカッ!
深海王「!」
プリズナー「何とか間に合ったようだ、イナズマックスちゃん」ダキッ
イナズマックス(お、終わった…… 化け物がさらに、もう一体……か……)ガクッ
プリズナー(気絶してしまったか、余程のダメージを受けていたらしい)
深海王「あらぁ? また新しい兵隊さんが来たのかしら?」
プリズナー「S級ヒーローぷりぷりプリズナー、あなたに会いに脱獄成功!」ギロッ
深海王「わざわざ自分から出てくるなんてねえ、うふふ、ぶっ殺してあげる」
プリズナー「A級11位スティンガーちゃん、A級20位イナズマックスちゃん、どちらも気になる男子だった……」
プリズナー「それを壊したあなたは許せん! 俺がこらしめてやる!」
プリズナー「まずは半分程度の力で様子を……」ビリッ!
プリズナー「……」
深海王「……」
プリズナー「だあああああああああああ!!! 彼氏の手編みセーターが破けたああああ!!!?」
プリズナー「あああああああああああ!!! あなたは絶対に許さあああああん!!!!!」
J市・郊外
クールホーン「完っ全に道に迷ったわね」
クールホーン(プリズナーちゃんの霊圧も怪人とやらの霊圧も全然感じないしどこ行っちゃったのかしら)
「怪物の居場所なら俺が教えてやろうか」
クールホーン「ん?」
ソニック「俺は音速のソニック、さっきお前がいた監獄の囚人だった男だ」
クールホーン(何かいきなり自己紹介し始めたわ)
クールホーン「ふうん、囚人“だった”ってことはあんたも脱獄してきたってワケね」
ソニック「察しがいいな」
ソニック「ただ居場所を教えてやってもいいが一つ条件がある」
クールホーン「別に教えてほしいなんて言ってないし自分で探すからいいわよ」スタスタ
ソニック「待て! この条件はお前にとっても悪いものではないはずだ、聞くだけ聞いていけ」
クールホーン(なんかしつこい人間ねえ、魂吸っちゃおうかしら)
ソニック「条件は一つ、今発生している災害が過ぎ去ったら俺と戦え、一度お前の力を見てみたくなった」
クールホーン「あらそんなこと? 別にいいわよ、虚圏に戻るのがちょっと遅れるだけだし」
ソニック(即答! やはりコイツは自分の腕によほど自信があるらしいな、監獄でS級ヒーローのぷりぷりプリズナー相手に全く物怖じしていなかっただけのことはある)
ソニック(なに、とはいえお前を殺しはしないから安心し
コメント一覧
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- 2015年12月28日 23:00
- オカマどもみんなかっこよくて笑うわwww
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- 2015年12月28日 23:11
- 続け
続け
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- 2015年12月28日 23:12
- クールホーンとかいうゾンビエッタをタイマンで一方的にボコるくらい異常に強いフラシオン
割とマジで十刃除いたら破面最強クラスなんじゃないだろうか
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- 2015年12月28日 23:20
- この記事だけ何故かパソコンから書きこめねえ
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- 2015年12月28日 23:33
- 続ける
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- 2015年12月28日 23:53
- おい、続けよ
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