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にこ
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1: 右利き(たこやき)@\(^o^)/ 2015/07/17(金) 23:11:42.21 ID:gM5TAl3B.net
にこ「…ハァ…ハァ…」

希「にこっち…」

絵里「痛っ…」

希「なんで…!」

にこ「…」

希「っ!!なんで…っ!!!」

希「なんで殴ったりするんやーーーーーーっ!!」

3: 右利き(たこやき)@\(^o^)/ 2015/07/17(金) 23:13:18.79 ID:gM5TAl3B.net
にこ「…なんだっていいでしょ」

希「良くないっ!ウチらの仲やろ!なんでえりちにあなたは最低ですビンタ食らわすんや!いくらにこっちでも許せることと許せんことがあるで!」

にこ「…」

絵里「…にこ、今回は私が悪かったわ。ごめんなさい。だけどにこだって今、私に殴られてもおかしくない状況よね?」

にこ「!」

6: 右利き(たこやき)@\(^o^)/ 2015/07/17(金) 23:14:39.00 ID:gM5TAl3B.net
にこ「そ、そんなわけないでしょ!だ、だーれがこんなことで…!」

希「…??ちょっと待って、2人の喧嘩の理由が全く見えないんやけど…」

絵里「さあ、にこ。契約でしょ?契約を破った者はどうなるか…それはさっきにこ自身が私にした仕打ちを見ると覚悟はできてるようね」

にこ「…ハァ、ばれちゃしょうがないわね。いいわよ、やりなさい」

希「あ、あかんよ!!えりちもにこっちを殴るってこと!?なんで!どういうことかウチに説明して!話し合って解決しようよ!!」

絵里「ダメよ、希。これはにこと私の問題よ」

希「一回落ち着いてよ、ウチに話してみて?相談もアリですよ?」

絵里「だって、にこ?」

にこ「しょうがないわね、腹の虫はおさまらないけど希の言うこと聞かない訳にはいかないわ」

希「は、はあ…よかった…。えらい素直やけどとりあえずよかった」

8: 右利き(たこやき)@\(^o^)/ 2015/07/17(金) 23:16:11.12 ID:gM5TAl3B.net
希「それで?なんで2人は喧嘩してたん?」

にこ絵里「…」

希「言いにくいこと?」

絵里「いいえ、希に言いにくいことなんかないわ」

希「?…じゃあなんなん?」

にこ「絵里が希の…」

絵里「あっ!ダメ!にこ!あなたねえ!」

にこ「ふんっ!自分で言えないなら言ってあげるわよ!」

絵里「わかったわ、自分で言うわ…ドキドキ」

希「え、えりち、もしかして…」

希「(ウチのこと好)」

絵里「希のカードを一枚ずつ舐めたわ」

11: 右利き(たこやき)@\(^o^)/ 2015/07/17(金) 23:18:06.44 ID:gM5TAl3B.net
にこ「それをにこが見つけたってわけ。希が来るまで机の下で隠れて希が椅子に座った時の生パンツを見るため、たまたま生徒会室にいた、このにこがね」

にこ「全く驚いたわ、一枚ずつ嗅いでから舐めだすんだもの。流石のにこでも希にわしわしされた時の感触でオナニーするくらいしかしないわ」

絵里「だ、だって!そこにあったんだからしょうがないじゃない!希が触ったものなのよ!?
誰もいない生徒会室に希の触ったものと2人きりなんて…!舐める以外…することある?もしそれが、にことの契約違反だとしても…!
普段は、希の家に遊びに行った時ビニール袋に希の家の空気をためて家に持って帰って嗅ぐくらいなの…たまたま最近、練習がキツくて希の家に行けないからその空気のストックが残り20袋を切ってしまって、不安で…つい…」

絵里「ごめんなさい、にこ。契約を破ってしまって」

にこ「そうやって謝るなら許してあげないこともないわ、にこだってさっき希に怒られてる時興奮しすぎて失禁しちゃったの。これでおあいこで許してあげる」 」

絵里「にこ…ふふっ、知ってたわよ。私だって殴られて吹っ飛んでいるところを希に支えられて興奮しすぎて脱腸してしまったのよ」

12: 右利き(たこやき)@\(^o^)/ 2015/07/17(金) 23:19:19.99 ID:gM5TAl3B.net
にこ「ふふ、似た者同士ってことね。ふん、もう。しょうがないわね。東條契約は厳しいものだしね」

絵里「えぇ、我ながら耐えることができないとは思いもしなかったわ」

希「待ってくれ」

にこ絵里「?」

希「ききたくないけど話を聞かせて」

にこ「もちろんよ、なんでもききなさい」

絵里「希の頼みを断る訳ないわ」

14: 右利き(たこやき)@\(^o^)/ 2015/07/17(金) 23:20:51.84 ID:gM5TAl3B.net
希「えっとな、まず2人とも下半身から出たもの片づけよっか」

絵里「それもそうね、私はお手洗いに行ってくるわ、自分で戻せるかわからないけど体内に戻してみるわ」

希「病院行って」

にこ「じゃあにこはどっかの教室から雑巾とってこよ。あー着替えがないわ、希、体操服貸してくれな」

絵里「にこ…?」

にこ「じょ、ジョーダンよジョーダン。それに希の体操服は昨日絵里とうちで夕飯の鍋の出汁に使ったから今はにこの家にあるじゃない」

絵里「あ、そうだったわね、ふふっ私としたことがかしこくなかったわね」

希「」

15: 右利き(たこやき)@\(^o^)/ 2015/07/17(金) 23:22:06.87 ID:gM5TAl3B.net
にこ「ほーら、早くいきなさいよ」

絵里「そうね、じゃあ私はお手洗いにっと」

にこ「にこは隣の教室にっ」

パタン

希「」

希「…」

希「どうしよう」

希「生きてくことがこわくなった」

希「契約って…?にこっちもえりちも、おかしいよ…」

ガタ

にこ「ただいまー」

希「にこっち…」

にこ「よかったわー、にこ、自分の体操服持ってたの忘れてたニコッ!あれ、絵里はまだ?」

希「うん…」

19: 右利き(たこやき)@\(^o^)/ 2015/07/17(金) 23:31:18.25 ID:gM5TAl3B.net
にこ「はあ、しかし絵里には驚いたわ、まさか希に触れられただけで脱腸するなんて。とんだのぞキチよね」

希「…う、んそうやんな。あのさ…にこっち?契約って?なんなん?」

にこ「そうよね、簡単に言えばにこと絵里が希を独占するのを禁止するために決めた約束ね」

希「独占…」

にこ「絵里は生徒会で希とずっと一緒じゃない?あの子ったら、希のこと独り占めにしてたのよ。ずっと。希自身も、希の触れたもの。全部よ」

希「…えりち、そんな…」

にこ「だからにこが言ってやったわけ。あんただけの希じゃないってね。絵里ったら希のことよっぽど好きなのね」

希「…好きの方向がおかしい」

にこ「もちろんにこも希のこと好きだから、後つけたり窓から覗いたり上履き舐めたり更衣室に置いてあるシャツ食べたりして凌いでたのよ、丁度あれはにこが希の椅子の匂いを嗅いでるときだったわ」

希「」

20: 右利き(たこやき)@\(^o^)/ 2015/07/17(金) 23:32:24.67 ID:gM5TAl3B.net
にこ「絵里が周りを気にしながら教室に入ってきてにこは慌てて掃除用具箱に隠れたわ。希のシャーペンだけ持ってね」

希「舐めたんやね」

にこ「そしたら絵里、希の椅子を舐めだしたのよ」

にこ「“まだ濡れてる、何よコレどんだけハラショーなのよ”とかなんと言いながらね」

にこ「にこも我慢できなくなって掃除用具箱から飛び出たわ、絵里は相当驚いたみたいで尻もちをつきそうになりながらもコサックで耐えてたわ、さすがね、あれはにこでもできない芸当よ」

にこ「そこでにこもシャーペン舐めながら言ってやったわ。その意味深な液体はにこのよだれよ、ってね」

にこ「これにはさすがに耐えられなかったんでしようね。シベリアかってくらい冷えた目をしていたわ」

にこ「これがきっかけで、お互いが知ってるところでしか希の私物を舐めたりすることを禁止する約束ができたのよ」

にこ「わかったと思うけど、にこ、あんたがすきよ」

希「ここでのイケにこは狂気やわ」

21: 右利き(たこやき)@\(^o^)/ 2015/07/17(金) 23:34:08.35 ID:gM5TAl3B.net
にこ「…?どうしたの?元気ないじゃない。まったくー、あんたにそんな顔似合わないのよ、笑いなさい。ほら、にっこにっこにー?」

希「…にこっち」

希「(なんか、とんでもない時間だったけど、やっぱりにこっちは優しい。ウチはやっぱり、にこっちとえりちが好き。どんな2人でも大親友やもん…ちょっと怖かったけど言ったら2人とも聞いてくれるはず!)」

希「えへ、ありがと、にこっち!」

にこ「ふん、まあまあじゃない。そうやって笑ってる希は本当に世界一かわいいわよ」

希「そんな、照れるやん」///

希「」

にこ「?どうしたの?」

希「にこっち、またおしっこもれてるで」

にこ「あっ!あまりに希がかわいくてつい!」

希「」

22: 右利き(たこやき)@\(^o^)/ 2015/07/17(金) 23:35:05.50 ID:gM5TAl3B.net
ガタ

絵里「お待たせ、半分しか戻らなかったわ!て、あれ?希?どうしたの?」

希「えりちぃ!!」

絵里「ちょ、ちょっと…希?」

希「えりちはウチのこと、もう変な目で見ないやんな?ウチ、2人が大好きやのに、2人がちょっと怖いんや…ごめんな、2人のこと信じてるのは本当やのにどうしてもこわくて…」

絵里「希…、…ごめんなさい、私たち間違っていたわ。希のことが好きすぎてやってしまったことなの。好きすぎて大切にできていなかったのね…」

希「えりち…!」

絵里「これからはにこと話し合ってかしこく希を愛するわ」

にこ「そうね、希を悲しませるのはよくないわ」フキフキ

希「2人とも…!」

にこ「あれ?絵里それなに?」フキフキ

絵里「え?」

希「え?」

絵里「ああっ!さっき戻したはずの腸が希に抱きつかれた興奮でコサックダンスを踊り出しているわ!」

にこ「さすが絵里、腐ってもロシアンバレリーナね」フキフキ

絵里「ふふっまたもどしにいかなきゃ」

希「だめだこりゃ」

おしまい