人間の目の解像度をはるかに超える、9億画素の顔写真
2014年03月20日の記事を再掲載しています。
瞳に映るまつげや虹彩のひとすじまでも。
億ピクセル単位の巨大精細画像、風景写真では以前見たことがありました。でも写真家のDaniel Boschungさんは、そんな細かさと大きさで、人間の顔を撮ってみせてくれました。
Boschungさんの作品『Face Cartographies』(直訳:顔の地図作り)は、専用にプログラムされたロボットが撮影したものです。ひとりの顔を作るのに600枚の画像をつなぎあわせていて、そこに詰まっている画素数は9億ピクセルにのぼります。カメラは180nmのマクロレンズを装着したキヤノン5D Mark II。顔のすみからすみまでなめるように撮っていくので、撮影時間はひとりあたり約30分を要しています。
9億ピクセルで描かれた顔には、2次元の絵とか普通の解像度の写真では見えない、きわめて細やかなテクスチャーがあります。というか実際、肉眼で見える解像度よりもはるかに細かく見えています。
実際の作品は、BoschungさんのサイトRobophotでぜひ見てみてください。細かすぎて微グロな部分も含めて、ついつい見入ってしまう何かがあります。
[Robophot via ISO 1200 via Pop Photo]
Mario Aguilar(原文/miho)
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