戻る

このページは以下URLのキャッシュです
http://elephant.2chblog.jp/archives/52152470.html


杏子「イチゴリゾット」|エレファント速報:SSまとめブログ

TOP

杏子「イチゴリゾット」

1: ◆/X.qgBLki2 2015/08/23(日) 00:39:35.79 ID:YSDUZM67O

杏子がマミさんと別れた後の話です。The different storyにミチルが出てたので、かずマギのキャラも出ます



no title

和紗ミチル


no title

飛鳥ユウリ



2: ◆/X.qgBLki2 2015/08/23(日) 00:41:56.78 ID:YSDUZM67O

杏子「――あたしは風見野に戻る。これからはあたしのやり方で戦うよ…….今まで世話になったね」


マミ「……佐倉さん。あなたは私にとって初めて志を共に出来た魔法少女だった」


マミ「他の魔法少女とは違うって信じてた」


マミ「本当にそれでいいの?」


マミ「一人で平気なの?」


マミ「あなたは――孤独に耐えられるの?」


杏子「………っ」


杏子「…あんたと敵対するより、ずっとましさ」


マミ「……っ…佐倉…さん…」


杏子(これからあたしは、自分の為だけに魔法少女の力を使う。だからマミさんとは一緒に戦えない)


杏子(…あんたなら、きっと良い仲間が見つかるさ)


杏子 (さよなら…マミさん)



3: ◆/X.qgBLki2 2015/08/23(日) 00:44:37.90 ID:YSDUZM67O

ーーーーーーーー
ーーーー
ーー


ーー数週間後・魔女結界内ーー


魔女「ーーーーーーーー!」


杏子「ちっ、しぶとい野郎だ!」


杏子「おらっ!さっさとくたばりやがれ!」


魔女「ーーーーーーーー?!」


杏子「ふんっ!」


魔女「ーーーーーーーー!!」ドカーンッ


杏子「ふぅ………やっと死んだかか」


杏子「…っ痛。……畜生、一発かすってやがったか」


杏子(幻惑魔法も使えず、単独での戦闘。分かっちゃいたが中々慣れないもんだな…)


QB「流石だね杏子。見事なもんだよ」


杏子「ふん、当たり前だ。あたしが、こんな雑魚にやられるわけないっての」


QB「正直な話、能力が使えなくなった君は、もう長くないと思っていたんだけどね」


杏子「馬鹿いうな。能力が使えなくたってあたしは戦える」


杏子(そうさ…あたしは一人でも戦えるんだ)





4: ◆/X.qgBLki2 2015/08/23(日) 00:48:14.95 ID:YSDUZM67O

QB「まあ僕としても杏子が死ぬのは魔法少女としての損失だからね。これは望ましい事だよ」


杏子「そうかい。そりゃあ、よかったよかった」


QB「じゃあまたね、杏子」タタッ


杏子「……………」


杏子(損失ね……あたしが死んだってもう悲しむ奴はこの世に――)


――佐倉さん。


杏子(………もうあいつは関係ないんだ)ブンブン


杏子「ちっ…………後一匹狩って終わるか」


ーーーー
ーー


杏子「魔女はここか…」


杏子「…?結界が歪んでいる?」


杏子(…他の魔法少女か?だったら少しめんどくさいな…)ダッ


ーー魔女結界内ーー


ユウリ「えいっ!!」


魔女「ーーーー!!」ドカーン


ユウリ「ふぅ。やったか」


ユウリ( まさか治療中に魔女が現れるなんて予想外だった)




5: ◆/X.qgBLki2 2015/08/23(日) 00:51:18.50 ID:YSDUZM67O

ユウリ「………!誰?!」


杏子「………」


杏子(あの格好、やっぱり魔法少女か?見たことない奴だな………。側に倒れているガキは何だ?)


ユウリ「…あんた、魔法少女?残念だけどここの魔女は倒しちゃったよ」


杏子「そうかい……まあ魔女はいいさ。だけどお前ははここら辺じゃ見たことないな。どっから来たんだ?」


ユウリ「……あすなろ市よ」


杏子(あすなろ….なんでそんな所からわざわざ?縄張りを奪いに来たのか?)


杏子「そりゃ遠くからご苦労なこった。で、風見野に何のようだい?」


ユウリ「……ちょっと用事。魔女と出会ったのはたまたま。で、用事はもう終わるから直ぐに出て行くわ」


杏子「ふーん…」


杏子(まあ出て行くなら、無理にこっちから手を出して追い出す事もないか)


ユウリ「……….……ん」


少年「ん……うう….」


杏子(何だ?ガキにソウルジェムをかざして何をやっているんだ?)


ユウリ「…………ふぅ」


少年「…………う…ん」


少年「…あれ?ここは?お姉ちゃん誰?」


ユウリ「ふふっ、君は外を散歩中にベンチで寝ちゃったの。さ、早く病院に戻らないと。怒られるよ?」


少年「あ、そうだった!じゃあね、お姉ちゃん!」


ユウリ「バイバイ」ヒラヒラ



6: ◆/X.qgBLki2 2015/08/23(日) 00:56:17.72 ID:YSDUZM67O

杏子(病院?あいつはあのガキに一体なにを……ソウルジェムをかざす?…まさか)


ユウリ「ふぅ…用事は済んだよ。じゃあ」


杏子「…アンタ、あのガキに何をしていたんだ?まさかソウルジェムの力で病気でも直していたのかい?」


ユウリ「…それが何か?」


杏子「いや、別に。ふーん、人の病気を…….ね。つー事は差し詰め魔法少女になったのも誰かの為ってところか」


ユウリ「は?だからそれが何なんだよ。魔法少女が皆の幸せを守って何が悪いの?」


――みんなの幸せを守る。それがあたしの願いなんだ。


杏子(…….っ?!)


杏子「………………ちっ。くだらねえ」ボソッ


ユウリ「………は?!おい、あんた今なんて言った?くだらないっていったな?」


杏子「….………そうだよ。くだらねえ。他人のために願うなんてくだらねえよ!」


杏子「魔法なんて自分の為だけに使うもんなんだよ!」ジャキッ


ユウリ「…….何をそんなに怒っているのか分からないけど。先にしかけたのはアンタだよ」


ユウリ「あたしの願いを侮辱した罰は受けてもらうよ!」ジャキッ



7: ◆/X.qgBLki2 2015/08/23(日) 01:03:28.17 ID:AH5oG+vH0

ーーーー
ーー


ユウリ「ふっ!」ガガガッ


杏子「くっ……」


杏子(注射器のガドリングガン、拘束用の包帯――マミと同じ遠距離型か!)


杏子(くそっ……こいつ、強い。近づけねぇ…)


杏子(ちっ、幻惑の魔法が使えれば……)


ユウリ「隙ありっ!」ガガガッ


杏子「ぐっ…うわああ?!」


ユウリ「…………」


ユウリ「…………………はぁ。やめた」


杏子「おい?!まだ勝負は決まってねえぞ!」


ユウリ「もういいよ。結果なんて分かりきっているでしょ。なんなのアンタの動き?なんて言うかチクハグでめちゃくちゃだよ」


杏子「……っ」


ユウリ「良く今まで生きてこられたね。……喧嘩を売るんだったらもう少し強くなってからにしな。じゃあね」スタスタ


杏子「くっ…………待て!」


杏子「あぐっ!」ズキッ


杏子「………………」


杏子「………………畜生。何なんだろうな。あたしは……」



8: ◆/X.qgBLki2 2015/08/23(日) 01:08:18.28 ID:AH5oG+vH0

ーーーー
ーー

ーー数日後ーー


魔女「――――――」ヒュンッ


杏子「すばしっこい奴だな…。どこまで逃げやがる!」


魔女「ーーーー」ヒュンッヒュンッ


杏子(マズイな、このままだと風見野を出ちまう。こっちの方角は……ちっ。あすなろ市か…)


杏子「くそっ、待ちやがれ!」


ーーあすなろ市ーー


杏子「おらっ!」


魔女「ーーーーー!?」ドガッ


杏子「とどめだあぁぁ!!」


魔女「ーーーーーー!!」グシャッ


杏子「ふ、ふぅ。やったか……手こずらせやがって」


杏子「結局………あすなろ市まで来ちまったか…」


杏子(魔女の野郎。嫌な場所に逃げやがって…)


杏子「…………」グウゥゥ


杏子「腹減ったな……」







9: ◆/X.qgBLki2 2015/08/23(日) 01:16:04.34 ID:AH5oG+vH0

杏子「………あ、林檎園だ…」


杏子(林檎…か….)


杏子「…………?」


杏子(誰かいる………二人?あの格好は魔法少女か?こんな所で何してんだ)


魔法少女1「あー、マジムカつくわ。あのジジイ」


魔法少女2「ぶっ殺しても良いけどめんどうだからね。ま、気晴らしでもする?」


魔法少女1「そうだなー」グシャッ


魔法少女2「お、ナイスショット。じゃあわたしもー」グシャッ


杏子「?!」


杏子(あ、あいつら林檎を潰して!遊んでやがるのか?!)


杏子(ふ、ふざけんな!)ジャキッ


杏子「うおりゃあああ!!」


魔法少女1「?!」


魔法少女2「?!」


杏子「くそっ…外したか」


魔法少女1「危ねえ危ねえ…何だお前は?」


魔法少女2「ここらじゃみない顔ね?」


杏子「…おい。お前らさっき何をしていた?」



10: ◆/X.qgBLki2 2015/08/23(日) 01:21:44.97 ID:AH5oG+vH0

魔法少女1「は?さっきて……この遊びの事か?」グシャッ


杏子「おいっ!やめろ!食べ物を粗末にするんじゃねえ!!ぶっ殺すぞ!」


魔法少女2「え…何、そんな理由で私たちに襲いかかって来たわけ?馬鹿じゃないの?」


魔法少女1「まあまあ。んー、どうやらこいつは私たちと戦いたいみたいだね」ジャキッ


魔法少女2「あ、じゃあ、気晴らしを邪魔された代わりに遊んでもらおうか」ジャキッ


杏子「かかって来い!後悔させてやる!」ジャキッ


ーーーー
ーー


魔法少女1「おらぁ!」ドカッ


杏子「くっ」


魔法少女2「はぁ!」ドカッ


杏子「うぐぁっ……!」


魔法少女1「ふ、ふぅ。中々手こずらせやがって…」


魔法少女2「ひ、一人にしては中々やっかいだったわね…」


杏子「く……」


杏子(ち、畜生……動けねぇ)


魔法少女1「さて、どうしてやろうか…」


??「はっ!」バシュウッ


魔法少女1「くっ?!」


魔法少女2「な、なに?!誰?!」


??「何やってるの!貴方たち!」


杏子(だ、誰だ……え……リボンに…マスケット銃…?)


杏子(くそっ…駄目だ…意識が……)




??「――――リーミティ・エステールニ!」



11: ◆/X.qgBLki2 2015/08/23(日) 02:00:50.24 ID:AH5oG+vH0

ーーーーーーーー
ーーーー
ーー


杏子(……………ん……?)


杏子(………いい匂いがする…)ガバッ


杏子(あれ?ここは……何処だ…?)キョロキョロ


杏子(あたしは……あいつらと戦って……誰かが来て…)


??「おはよう。どう、体の具合は?」


杏子「え?!……あ、あんたは?」


ミチル「ん
このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote
    • 月間ランキング
    • はてぶ新着
    • アクセスランキング

    SSをツイートする

    SSをはてブする

    コメント一覧

      • 1. 以下、VIPにかわりまして346アイドルがお送りします
      • 2016年01月02日 22:51
      • 苺と聞きまして。つ苺パスタ
      • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年01月02日 23:29
      • 悲しいけど中々良かった!

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

    カテゴリ別アーカイブ
    月別アーカイブ
    記事検索
    スポンサードリンク
    最新記事
    新着コメント
    LINE読者登録QRコード
    LINE読者登録QRコード
    解析タグ
    ブログパーツ
    ツヴァイ料金
    スポンサードリンク

    • ライブドアブログ

    ページトップへ

    © 2011 エレファント速報:SSまとめブログ. Customize by yoshihira Powered by ライブドアブログ