触れられそうな存在感。NASAが公開した「月から見た地球」の壁紙にしたいほど美しい写真
アメリカの月周回無人衛星ルナー・リコネサンス・オービターが捉えた「月から見た地球」の写真。
でこぼこした月の地表から眺める青い惑星地球の姿は美しく、地球上に存在する全ての日々の大切さに思いを馳せてしまいます。
この美しい写真は、2015年10月12日にルナー・リコネサンス・オービター(LRO)がコンプトン・クレーターの上空134kmを通過した際に撮影されたものです。渦を巻く雲の下にはアフリカ大陸と南米大陸が見えますね。
月には「地球の出」や「地球の入り」はありません。月面上で場所を動かないかぎり、いつも同じ位置に地球を見ることになります。
ルナー・リコネサンス・オービターでの写真撮影は簡単ではありません。分解能の高いNAC(Narrow Angle Camera)と分解能の低いカラーカメラのWAC(Wide Angle Camera)データを利用して合成されました。
NASAのNoah Petro氏は「今回の地球の画像は、43年前にアポロ17号のHarrison Schmitt宇宙飛行士が撮影した有名な写真『Blue Marble』を思いだされる。アフリカ大陸が際立って映されている」と語りました。
この画像はNASAのサイトより高解像度でダウンロードできます。いつか人類が月で暮らすようになったとしたら、こんな風に地球を眺めることになるのかな…なんて思いを馳せながら壁紙にしてみましょう。
image by NASA/GSFC/Arizona State University
source:NASA
Mika McKinnon - Gizmodo US[原文]
(mayumine)