モバP「パッションなアイドル達とお正月」
P「……んー。角と銀の交換になってしまった」
巴「どうした、もう降参か?」
P「なにおう。詰みになるまで俺は諦めん」
巴「それでこそPじゃ。うちの見込んだ男よ」
美嘉「その巴ちゃんの見こんだ男、指揮官として全然ダメっぽいけどねー」
夕美「駒の動かし方がことごとく裏目に出てるもんね」
P「やかましいっ。難しいんだぞ、将棋の盤面を全部見渡すのって」
莉嘉「PくんPくん! 飛車をドバーンと進めたら一気に相手の王を狙えるよ☆」
P「狙った後に囲まれて即刻捕まると思うぞ。ほら、巴の陣地には金も銀も結構残ってるし」
莉嘉「あー、そっか。難しいなあ」
巴「奥が深い遊びじゃけえ」
P「……よし」
P「ええい、ままよっ」パチンッ
夕美「あ、やっと動かした」
美嘉「駒を打つ音だけはプロ級だよね」
莉嘉「練習したんじゃないの?」
P「外野は静かに。あと練習は小学生の頃にめっちゃやりました」
P「あ、しまった! 待った、待った!」
巴「待ったはうちが駒を動かす前だけ許す。動かした後はキリがないからのう」
P「ぐぬぬ……そこをなんとか!」
巴「見苦しいぞ、P。男らしくはよ次の手を探せ」
P「いいか巴。もちろん潔く諦めるのも男らしいが、最後まで味方の駒の命を諦めずに過去を変えようとするのも男らしい。そうは思わないか?」
P「粘って粘って無理を通す想いの強さこそ、今の人間に必要なものじゃないのか」
巴「む……確かに、うちの若いののも、そういう根性が据わっとるやつが少ないような気が」
P「だろ? というわけでここは待ったを認めて」
夕美「巴ちゃん、騙されてる騙されてる」
美嘉「待ったはルール違反なんだから、厳しくいっていいんだよ★」
巴「それもそうじゃな。やっぱり待ったはなし!」
P「くそっ。横やりが入らなければ認められていたのに」
夕美「大人の責務ってやつかな」
P「オトナ……?」
夕美「むー、なにその目つき。私達、大人だよね?」
巴「二人ともうちよりは大人じゃな」
莉嘉「アタシは?」
巴「莉嘉はまだまだ子どもじゃろ」
莉嘉「えー、なんで!? ぶーぶー!」
莉嘉「じゃあじゃあ、アタシが巴ちゃんに将棋で勝ったらオトナって認めてくれる?」
巴「おう、ええぞ。勝てたらな」
莉嘉「言ったなー?」ニヤリ
P「ははは。莉嘉、瞬殺されないように気をつけるんだぞ」
美嘉「プロデューサーもね。今、王手かけられてるんでしょ」
夕美「もう玉将がどこまで逃げられるかって感じになってるけど……」
美嘉「落ち武者だね、落ち武者」
夕美「あ、うまーい」
P「君達さっきから息ぴったりで俺のことけなしてるよな」
莉嘉「ここで歩の駒の必殺技だよ☆ 試合中に一度だけ2マス進める!」
巴「……あんた、将棋のルール知らんじゃろ」
莉嘉「あっははー……実はそうなんだ☆」
莉嘉「でもでも、これも面白くない? ほら、手持ちの歩を2つ合体して『と』を出せるとか」
莉嘉「一定条件で相手の駒を吸収してパワーアップとか!」
莉嘉「他にもまだまだあるよー☆」
巴「ほう……意外と考えとるんか……」フムフム
P「オトナのお姉さん方。あれは止めるのか?」
美嘉「うーん……どうかな?」
夕美「楽しそうだからいいんじゃない?」アハハ
美嘉「相変わらず、莉嘉は男の子みたいな遊びを思いつくんだから……ま、そこがらしいといえばらしいんだけどね★」
ナターリア「おショーガツの日本のゴハン! それはモチ!」
P「この国の文化のひとつだな」
ナターリア「アンコモチ、うまいナ!」
P「うん」
ナターリア「ヨモギモチ、うまいナ!」
P「そうだな」
ナターリア「オゾウニもうまいナ!」
P「わかる」
ナターリア「サトウとショウユを混ぜて焼いたのもうまいナ!」
P「砂糖醤油餅だな。あれもおいしい」
ナターリア「他にもいろんなモチがあって、どれを食べるかすっごく困るゾ」
P「確かになあ。どれもうまいからなあ」
ナターリア「そこで! ナターリア、全部イッショに混ぜたらいいことに気づいタ!」
P「………」
P「え?」
P「………」
ガチャリ
柚「おはよー! 今日もなにか面白いことないかなー♪」
P「おはよう柚。ちょうどいま、良くも悪くも面白い事案が発生したところだ」
柚「え、なにそれ楽しそう! アタシにも教えてー」
P「ああ、いわゆる狂気の沙汰ほど面白いというやつだ……」
ナターリア「オマタセ! ナターリア特製のスペシャルアンコオゾウニだゾ!」
柚「………え?」
裕子「柚ちゃん、おはようございます!」
柚「………」
裕子「……柚ちゃん?」
柚「ここは アイドルプロダクションの 村です」
裕子「………?」
柚「ここは アイドルプロダクションの 村です」
裕子「な、なにがあったんでしょう……目が死んでます」
裕子「はっ! まさか、未知のサイキックパワーの襲来!?」
柚「ここは アイドルプロダクションの 村です」
裕子「あ、これ本気でヤバいヤツかな」
その頃 トイレ
P「うごおおおお」グギュルルル
P「じょ、冗談半分で柚を誘ったが、想像以上の破壊力……こんなことなら自分で全部食べておくんだった、被害を広めるべきじゃなかった……!」
ナターリア「プロデューサー、だいじょうぶカ?」ドンドン
P「君が男子トイレにまでついて来てることが大丈夫じゃない」
P「今年の箱根駅伝も終わったなあ」
智香「最初から最後までずーと1位って、すごいですよねっ!」
P「ほんとになあ。おかげでタスキをつなげないチームが今年も大量に出てしまったが」
智香「ああいう場面、自然と応援しちゃいます」
P「ガンバレ、ガンバレって、ずっと言ってたもんな」
智香「頑張る人を応援するの、好きなので!」
茜「ランナー達を見ていたら、なんだか燃えてきました!!」
茜「私達も走りましょう!! リレーしましょう!!!」
P「リレー?」
智香「私達も?」
茜「というわけで、走りますよー!!!」
P「せいれーつ」
智香「いーち!」
唯「にっ!」
そら「さん☆」
芳乃「よんでしてー」
茜「なかなかの人数が揃いましたね!!」
P「これ、普通にやっても茜がいるチームが勝つだけじゃないか?」
智香「組み分けをじっくり考えないと、ですねっ」
P「そうだな。ええと、茜の爆発力を考えると……」
P「よし、できた」
Aチーム Bチーム
茜 俺
唯
そら
智香
茜「はい! では走ってタスキをつないでリレーの素晴らしさを……」
茜「って、私だけ感じられないじゃないですか!! リレーじゃないですよ、これ!!」
P「いやすまん。戦力の均衡を考えるとこれしか思いつかなくて」
茜「ひどいです!!」プクー
そら「それよさそう! みんなはっぴーになれるね☆」
智香「どうかな、茜ちゃん」
茜「ひとりじゃないならオッケーです! プロデューサー、一緒にがんばりましょう!!」
P「え? いや待て待て、それだと俺は智香達の3倍の距離を走ることに」
茜「コースは智香ちゃん達が1キロずつの合計3キロ!! 私達は3キロずつの合計6キロです!!!」
P「さ、3キロぉ!?」
智香「元気に走れなくもない距離ですねっ! がんばってください!」
P「ぬわあああ」
芳乃「今日も平和なのでしてー」
真尋「えー、昨日そんな面白そうなことやってたの? あーあ、私も事務所来とけばよかったなあ」
P「おかげでこっちは軽く筋肉痛だ……いててて」
真尋「はいはい、湿布貼りなら陸上部にお任せーっ」ペタペタ
P「あひいんっ」
真尋「でも気持ち悪い声出すのはやめようね」
P「すまん、つい自然に」
P「はい、お年玉」
薫(9歳)「わーい! なにかおっかなー♪」
P「お年玉だぞー」
みりあ(11歳)「ありがとー! プロデューサー!」
P「ほら、梨沙にもポチ袋」
梨沙(12歳)「しょうがないわねー。もらってあげるわ」
P「そんなこと言ってると没収だぞ」
梨沙「なあっ!?」
P「レイナサマにもあげるぞ」
麗奈(13歳)「いい心がけね!」
P「ちなみに何に使うんだ」
麗奈「そうね……いずれ来る世界征服の時のために、資金として大切に保管」
P「貯金ってことか、意外に堅実だな」
麗奈「そーいうまとめ方するんじゃないわよっ! なんか小さい女に見えるじゃない!」
P「貯金したからって小さくはないだろ……」
P「美羽ー、お年玉ー」
美羽(14歳)「ありがとうっきっきー♪」
P「………」
美羽「あ、今のは『ありがとう』と申年だけに猿の鳴き声の『うっきっきー』をかけたもので」
P「いや説明しなくてもわかってるから」
P「亜子ー、いるか」
亜子「来た! ついにアタシの番!」
P「はい、お年玉」
亜子「おおきにー♪」
亜子「……って、なんでポチ袋じゃなくてチロルチョコ!?」
P「すまん、資金が底をついた。だから15歳以降は一律チロルチョコ3個だ」
亜子「そんなー!」
P「仕方ないんだよ。親戚の子達にも配らなきゃいけなかったし……」
友紀「えー!? じゃああたしもチロルチョコしかもらえないの!?」
P「君には最初からないぞ20歳」
亜子「えっ」
メアリー「心はオトナのレディーだから、メアリーはチロルチョコでもいいわヨ!」
亜子「ま、マジ!?」
メアリー「マジマジ」
亜子
コメント一覧
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- 2016年01月04日 20:30
- ちゃんみお可愛すぎワロタ
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- 2016年01月04日 20:32
- いちごパスタに並ぶ暗黒物質が生まれてしまった…
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- 2016年01月04日 20:45
- >>18に広がる光景は一体なんだ!?
こんなんルパンダイブ不可避じゃん!
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- 2016年01月04日 20:46
- あぁ^〜毛根が死滅するんじゃぁ^〜(CoP感)
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- 2016年01月04日 21:15
- この人の書くちゃんみおは可愛くて仕方ないな!
-
- 2016年01月04日 21:16
- やはりPaアイドルは馴染むッ(ボリボリ
ちゃんみおの子宮に俺の精子授けてあげなきゃ(婉曲表現)
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- 2016年01月04日 21:29
- 柚をこれ以上食べ物で苛めるのはやめて差し上げろ
ちゃんみおはもうちょい後で仕込めば誕生日プレゼントになるし丁度16歳になって結婚できるね(ニッコリ
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- 2016年01月04日 21:31
- 相葉ちゃんとお姉ちゃんの掛け合いが素晴らしかった。
たくみんと相葉ちゃんのコンビも見てみたいね。
そういや、ゆいゆい出てた?
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- 2016年01月04日 21:46
- 柚は呪文を唱えた!
…三村なら「美味しいから大丈夫」な筈だもんな。
-
- 2016年01月04日 21:46
- >光「うん……毎週の活力が補充されないんだ」
なるほど、じゃあ俺のシフトマンターンで活力を補充してあげよう(笑顔)
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- 2016年01月04日 21:52
- ※10
三村さんは美食家だから美味しくない物には某海原先生のようにマジギレするぞ
-
- 2016年01月04日 22:01
- >時子様福笑
ハゲはろくなことを考えませんね
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- 2016年01月04日 22:01
- 佐藤さんのくだり好き
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- 2016年01月04日 22:05
- ※11
お前のいもようかん腐ってんぞ
-
- 2016年01月04日 22:37
- 芽衣子さんが影薄い割に正妻ポジションに見える
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- 2016年01月04日 22:46
- 相葉ちゃんホントすき
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- 2016年01月04日 22:56
- 本田さんはみんなのだからね
仕方ないね
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- 2016年01月04日 23:06
- 新年早々胸糞なウ=ス異本の話はヤメロォ
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- 2016年01月04日 23:08
- ウルトラマンのゲーム…FE3だろうか
バキシム強いんだよなー
-
- 2016年01月04日 23:23
- PaPの毛根もあと僅か
-
- 2016年01月04日 23:32
- ※9
ゆいゆいは前作の「アイドル達に〜」の方に出てたで
-
- 2016年01月04日 23:47
- ※12
かな子「こんな料理を作ったのは誰だ!」
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- 2016年01月04日 23:47
- ちゃんみおに授けてぇな~俺もな~
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ところでプロデューサーよ、人間は一生のうちに十万本の髪の毛を生やすというが、その内貴様が一生のうちに生える髪の毛の内九万本を貴様の担当する光とかいう女に分け与えてやろうと思うのだがどうだ?
なあに、男ならケチケチするな!グッヘッヘへッへッ……