ロンドンに住むデザイナーのダンさんは、大学3年生のときに失読症と診断されます。
失読症とは、目が見えないわけでもなく、声がでないでもないのに、文字を文字と認識できない病気。文字を読むことが出来なくなってしまうと、本やポスターに書かれている文字がいったいどのように見えるのか伝えるため、デザインで表現することを決心しました。
デザインで人びとへ伝えることで、自分と同じ障害を持つ人びとの苦しみを理解してもらおうと考えたのです。



まず、彼は私たちが何気なくみているアルファベットが、どんな風に見えるのか書いてみました。
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アルファベットがバラバラに切り離されてしまい、まるで暗号のようです。
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これを見て、何と書いてあるか分かりますか?失読症の人たちは、毎回このような状態で文字を読む努力をしているのだそうです。
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彼の仕事のおかげで、アメリカに住む失読症の人が学校を辞めてしまう割合が35%も高く、他の国の平均と比べて倍近く高い理由が明らかとなりました。

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ダンさんは、失読症の苦しみはなかなか理解してもらえないと言います。
しかし、彼の作品のおかげで良き理解者が増えていくことを期待したいですね。

参照元:https://www.distractify.com/dyslexia-is-no-joke-1197927201.html