戻る

このページは以下URLのキャッシュです
http://www.zaeega.com/archives/55446306.html


リア充戦慄、抗生物質が効かない「スーパー淋病」がアウトブレイクの兆し:ザイーガ

今日の気になるニュース

動画・画像・ニュース紹介ブログ

アンテナ系ブログ

リア充戦慄、抗生物質が効かない「スーパー淋病」がアウトブレイクの兆し

2016.1.6 09:30 知るハプニング・衝撃 # コメント(-)

00_e1

 海外情報サイト各紙で新年早々物騒なニュースが報じられています。英国では、淋病の病原菌である淋菌のうち、抗生物質に強い耐性を持つ種が急速に広まっており、まもなく制御できなくなる可能性があるとのこと。
このエントリーをはてなブックマークに追加

 淋病は淋菌の感染で起こる病気で、主に男性の尿道炎、女性の子宮頸管炎を起こします。放置すると体の奥に向かって感染が広がり、男性では精巣上体炎、女性では卵管炎、腹膜炎、肝周囲炎を起こします。オーラルセックスによって咽頭への感染が増加していますが、初期は自覚症状が全くないため、知らないうちに感染が広まっていきます。

 うつりやすく治りにくい。最終的にはすごく痛い!が特徴で、これまでは抗生物質の投与や注射などで治療されていましたが、スーパー淋病の場合、かつては有効だった経口薬は次々に役に立たなくなっています

1_e2

 英国政府のサリー・デイヴィス主席医務官とキース・リッジ主席薬務官は、同国の一般開業医および薬局に文書を送りました。

 「淋病は、新しい抗生物質に対する耐性を急速に獲得しており、現在推奨されている治療に対する代替手段がほとんどない状態になっています。従って、非常に重要なことは、適切でない治療を行わないことです」と、文書には記載されています。

 この文書は、北イングランドで2015年9月に15件の「スーパー淋病」の症例が発生したことを受けて書かれたもので、英国で流行の兆しを見せている淋病は、従来治療に有効であったセファロスポリン系のセフトリアキソンと併用される、マクロライド系抗生物質のアジスロマイシンに対しても耐性を示しています。

 これまでも様々な抗生物質が治療に使用されていましたが、淋菌はすぐに耐性を持つためにいたちごっこの状態に。2012年までに、米国疾病対策予防センターは、淋病への第1選択治療としてのセフィキシムの使用を取り下げ、セフトリアキソンにアジスロマイシンまたはドキシサイクリンを併用する混合療法を推奨するようになりました。

 2015年9月に北イングランドで15件の症例が発生した後に、医療専門家たちが懸念したことは、一部の患者たちが、2種の薬剤ではなく、アジスロマイシンだけを服用している可能性があるということだったそうです。

 一方の薬剤だけでは淋菌を殺すほどの効力をもたないので、2種の薬剤を併用しないことにより、淋菌が抗生物質耐性を獲得する可能性が高まる可能性が高くなると、デイヴィース氏とリッジ氏は指摘しています。

0_e2

 米国において、淋病は、報告される最も一般的な性感染症のひとつであり、1年あたりの発症数は約82万件と見積もられています。英国では、報告される性感染症のうちで2番目に多く、毎年約3万5,000件の発症例があるそうです。ちなみに日本でも2009年、京都でセフトリアキソン高度耐性淋菌が発見されているそうです。

via:rttelegraphlivedoor

この記事を読んだ人はこんな記事に興味があります

000

ザイーガ - TwitterザイーガのRSSザイーガのFacebook