マーカス「海の刻印?」
- 2016年01月07日 23:40
- SS、ファイアーエムブレム
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ーオスティア
ロイ「はぁ、はぁ、みんな無事か!?」
マーカス「はっ! ロイ様の指揮により、総員無事です!」
アレン「いつつ、だいぶやられたな……」
ランス「くっ……」
ディーク「ちっ、戦いづらいったらねえぜ。飛竜相手じゃなかなか剣も届かねえ」
クラリーネ「もう! ライブの杖が何本あっても足りませんわ!」
ルトガー「……」
ゼロット「すまないな、加勢に来ておきながらこのザマでは……」
ロイ「ベルン竜騎士団がここまで強いなんて……!」
GBA版FEのssです。
SS速報にスマホから書き込めなくなってたからこっちに投下させてください
以前投下したもの
ルセア「ベルン軍、ですか……」
エリウッド「ヘクトル! 久しぶりだな!!」
マーカス「さすがは軍事国家ベルン。兵の練度も並々ではありませんな」
ロイ「でも立ち止まってはいられない。リリーナを助けなきゃ!」
マーカス「ええ。ですが1度体勢を立て直しましょう。今ウォルトに城下町へ買い出しへ行かせています」
ロイ「でも……!……いや、そうだね。焦りは禁物だ。1度休息を取ろう」
マーカス「懸命な判断です。いま一度腹ごしらえを……おや、アレは……?」
伝令「失礼いたします! 私はエトルリア軍セシリア隊の者です! ロイ将軍への伝令に参りました!」
マリナス「ロイ様にじゃと? 怪しいのう、お主……もしやベルンの」
ロイ「いいよ、マリナス。僕がロイです。セシリアさんからですね?」
伝令「はっ! 我がエトルリア軍はリキアへの援軍を決定しました!」
ロイ「!……そうか……!」
マーカス「おお、エトルリア軍が! これは心強い!」
伝令「はっ、つきましてはセシリア将軍より「1度オスティアから引き、エトルリアとの合流を待って再起を図るように」との伝言を賜りました!」
ロイ「……ムリだ。もうすぐベルンのナーシェン将軍の援軍が来るだろう。下手したら城の兵と挟み討ちだ。僕らだけでオスティア城を奪還するしかない」
マーカス「そしてこの城にて籠城……。エトルリアの援軍を待つのであれば、それが最適でしょうな」
ロイ「ああ、厳しい戦いになるだろう。マーカス、頼りにしているよ」
マーカス「はっ!」
ウォルト「ロイ様! マーカス将軍! 買い出し終わりました!」
ロイ「ああ、すぐに行くよ」
マーカス「では、これにて……」
伝令「あ、申し訳ありません。マーカス将軍にも用があるのですが……」
マーカス「? ワシにか?」
伝令「はっ」
ロイ「マーカス、僕は先に行って軍議の準備をしてるよ。あとから来てくれ」
マーカス「はっ、申し訳ありません」
マーカス「……して、用件とは?そもそも誰からじゃ?」
伝令「リグレ公パント様より、伝言と預かりの品を賜っております」
マーカス「おお、パント殿か。いや懐かしい……して、品とは?」
伝令「はっ、こちらにございます」スッ
マーカス「む……。……!? こ、これは!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………
ピシャアン!!
マーカス(若)「……なんと! チカラが漲る! いや、この感覚、これは、間違いなく、エルバート様から聖騎士の叙勲を受けたころの!」
伝令「……さすがはマーカス将軍。いまほど渡したものはパント様の研究の成果。『天の刻印』『地の刻印』を目指し研究した『海の刻印』」
マーカス(若)「なんと、そのようなものが……!」
伝令「パント様より伝言です。「老いた者を若返らせ、チカラ蘇らせるもの。……運命に逆らうものではありますが、世界は深刻な方向に動き出しています。どんな手段をつかってでも止めなければ」とのことです」
マーカス(若)「うむ……、あいわかった。パント殿の意志。しかと受け取った」
伝令「はっ」
」
ロイ「マーカス遅いな……さすがにマーカス抜きで軍議は行えないし……」
アレン「珍しいですね。マーカス将軍が遅刻なんて」
ランス「……もしや先ほどの伝令、ベルンの間者では?」
ロイ「! しまった! マーカス!」
ガチャ
マーカス(若)「呼びましたかな?」
ロイ「マーカs……だれ?」
マーカス(パラディンLv20)「マーカスにございますが?」
アレン「」
ランス「」
マーカス(力48 技56)「……ああ、そうか。若返ったから……」
ウォルト「」
マリナス「」
マーカス(速さ52 守備43)「も、申し訳ありませんロイ様。少々諸事情がありまして、その……」
ワード「」
ロット「」
マーカス(魔防40体格12)「気づいたときには……」
ディーク「」
ルトガー「」
マーカス(体力85 幸運38)「若返っておりました」
エレン「」キュン
クラリーネ「」キュン
シャニー「」キュン
ロイ「……いやだれだよ!?」
ロイ「え……? ホントにマーカス?」
マーカス「はっ」
アレン「たしかに雰囲気は似てるけど……」
ランス「鎧もな……いやしかし……」
ロイ「……にわかに信じられないよ」
マーカス「でしょうな」
ロイ「マーカス、きみの馬の名前は?」
マーカス「ジェイスです」
ロイ「ぼくの幼少期の好物は?」
マーカス「卵サンドです」
ロイ「フェレ騎士軍軍律第24条」
マーカス「むやみに機密を部外に持ち出すなかれ」
ロイ「今日の晩ごはんの予定は?」
マーカス「サンタルス産仔羊のロースト~フェレ草原の風を添えて~にございます」
ロイ「……間違えいない、マーカスだ」
ルトガー「最後それで判断するのか」
ロイ「マーカス、一体なにがあったんだ?」
マーカス「はっ、実はリグレ公爵パント様より……」
マーカス「……ということにございます」
ロイ「……リグレ公爵ってスゴい」
クラリーネ「お父さまったら、またとんでもない研究をして……」ハア
ディーク「……昔を思い出すな……当時からヤベェ人だとは思っていたが……」
マーカス「さ、ロイ様。私の話はここまでです。今は早期にオスティア城を奪還せねば」
ロイ「あ、ああ。分かってる」
マーカス「そのためにはまず腹ごしらえです。すぐに食事の支度をいたします」
ロイ「え?」
ーー数十分後、オスティア城
マーカス「ゆくぞ!アレン、ランス、遅れを取るな!」
アレンランス「「はっ!」」
マーカス「ゼロット殿! クラリーネ嬢の護衛、くれぐれもよろしくお頼み申しますぞ!」
ゼロット「あ、ああ」
ノア「……さっきまであの人あんな人だったっけ?」
トレック「zzz……」
クラリーネ「お父さま、ホントに完成品を渡したのかしら……」
ロイ「……マーカスに押されて騎馬隊先行の陣形にしちゃったけど大丈夫かな?」
マリナス「百戦錬磨のマーカス殿ですからな。戦況を見る目は確かなはずですぞ」
ロイ「そういえばマリナス、君は若いころのマーカスを知ってるかい?」
マリナス「いえ、私はエリウッド様に召し抱えてもらった身ですので。その当時は失礼ながらも既に若いとは言えぬ歳でしたなあ」
ロイ「そうか……じゃあ、今のマーカスの実力を知っている者はいないんだね?」
マリナス「少なくともこの軍にはおりますまい。城に残られたエリウッド様なら存じ上げいるでしょうが」
ロイ「うん。でも、なんかマーカスの様子がおかしかったし、ちょっと心配だなぁ」
マリナス「兵は神速を尊ぶもの、と言って聞きませんでしたからな。若きマーカス殿があそこまで血気盛んじゃったとは」
ディーク「心配いらねえよ。アレなら」
ルトガー「……ただ者の気迫ではなかった。おそらく、アレは大陸一の強者だ」
ロイ「……お2人がそこまでおっしゃるならそうなのでしょうけど……」
アレン「伝令! ロイ様! お待たせしました!」
ロイ「! アレン! 君だけか!? 他の者たちは
アレン「やりました! 神将器デュランダルです!」
ロイ「だいじょ……え、なにそれ」
リリーナ「ロイ!」タタッ
ロイ「え、あ、リリーナ! 無事だったの?」
リリーナ「ええ、今までベルンに囚われていたのだけど、若いフェレの騎士が扉を吹き飛ばして助けてくれたわ」
ロイ「……ああ、そう……」
リリーナ「ここに来るまで敵の死体しかないから怖かったけど、ホントに死体しかないから簡単に来れたわ」
ロイ「……アレン、君たちどんだけ無茶な進軍してきたの」
アレン「違います! ひたすらマーカス将軍がオーバーキルしてました! 俺、マーカス将軍に一生ついていきます!」
ロイ「」
リリーナ「あら、じゃあさっきのマーカス将軍の孫? 道理で似ていると思ったわ」
ロイ「違うよリリーナ……本人なんだ……」
リリーナ「え?」
ランス「伝令! ロイ様! 緊急事態です!」
ロイ「ランス? どうしたんだい? オスティア城は奪還したどころか伝説の剣まで手に入れたはずじゃ」
ランス「ベルン軍が押し寄せてきました! 敵総大将は【三竜将】ナーシェン!」
ロイ「! もう来たのか!」
リリーナ「そんな……せっかくオスティアを取り戻したのに……」
ランス「現在マーカス将軍とイリア傭兵部隊とクラリーネ様で外周を回って城門に向かわれました! 本隊を城門にお向けください!」
ロイ「よし! 君たちの活躍のおかげで本隊は城内の入口から微動だにしてないんだ! すぐに城門へ!」
マーカス「お待たせしましたロイ様。【三竜将】ナーシェンの首です。お納めください」スッ
ロイ「は!?」
ナーシェン(首)「」
ロイ「……は?」
マーカス「いやはや、さすがに飛竜の大軍には驚かされましたが、手槍の1つもかわせぬ将が率いる軍など恐るるに足りませぬ」
ロイ「え? どういうこと?」
マーカス「こやつめも油断しておりましてな。最前線でこれ見よがしに飛んでおりました。そこを手槍で仕留めただ
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