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『AKB49』第260話「桜の花びらたち」

『AKB49』完結まで後3話。
最初は男が女装してAKBに入るとか出オチのネタ漫画だとしか思わなかったものの、気づけば普通に面白い…いや傑作なのではないかと思うようになったものです。沢山の感動と熱血の果てのラストスパート。浦川みのり卒業公演が終わる。

「桜の花びらがたちが散っても」「一緒に過ごした日々を忘れない」とステージから観客を映し出す演出がまたいいんだ。みのりが散っても(卒業しても)、一緒に過ごした日々は忘れない!これは観客と同時に、我々読者にも向けたメッセージみたいだ。ついにみのりとお別れかぁ。忘れない!

そういえば、卒業公演が盛り上がりすぎててすっかり宝春の「浦川みのりの正体」スクープ記事を忘れていました。いや忘れてたというか、どう解決するかって考えると「みのりのライブで宝春の人たちも感動改心」か「大人の力で揉み消す」のどっちかだろうなって。どっちにしろご都合主義しかないなって。んで結局、後者でした。

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大人の力で揉み消す

アフロディーテが登場して一気に解決なり。大手事務所やスポンサーなどが宝春掲載拒否&広告降りると圧力かけてきて記事をぶっ潰しました。お前日本にいたのかよ!公演中に登場した時は会食中だったけどわざわざ着替えて参上か!と突っ込みどころ満載の超ご都合主義である事は間違いないでしょう。

だがしかし、そのご都合主義な展開を力技で屈服させられるだけの魅力と説得力が充分にあった。アフロが「浦川みのりはあなたたち小物が近付いていい相手じゃない!」と言い放った時には、自然とうんうんと頷いていた。みのりの頑張りを長いこと何度も見てきたせいだな。

正直、アメリカ編は個人的に蛇足すぎると思っていましたがアフロディーテ&エレーナ(岡部愛)親子の和解が今回の話に繋がるのであれば、それは大きな意味があったのだろう。「選ぶのよ…雑誌を止めるか世界を敵に回すか!!」に集約されてた。そして一件落着した時の爽快感よ。全て終わった…

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終わった

熱すぎる山場を超え、懸念事項も解決し、いまは『AKB49』を読みきった達成感と充実感で一杯です!みのりの名残惜しいけど色々と吹っ切ってる表情がまたいいね。心に染みるよ。頭の中では数々の思い出が蘇ります。

唯一の心残りといえば岡部愛が徹底的に無視されてる事でしょうか。出ないはずないと予想してたんだけどな。この漫画は男が女装してアイドル活動と奇をてらってるようで気持ちいいぐらいにど真ん中ストレートの王道だからね。

汗と血潮が似合う泥臭さの正道熱血スポ根。だからこそ、「初日」で今までのキャラ総出演し「ライバル~」の歌詞で岡部でなくMAYAが出た時は、絶対に岡部はここぞで出ると思ったんだけどなぁ。

心残りはそれくらいかな。
意外性とかは無いけど素晴らしいハッピーエンドだったね。
これ以上のハッピーエンドなんてあるのかよって感じです。
感無量とはこの事でしょう。AKB49も終わりかぁ(しみじみ)。



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ええぇぇぇぇぇぇ!?

最大の山場がまだあった!バラすんだ。
というか最後の奥平先生の驚きはずるいよ。否が応でも先が気になって引き込まれる。色んな感情がグチャグチャになっててヤバイんですけど。次回が気になりまくる。ラスト2話!

ちなみに今回のサブタイ「桜の花びらたち」が作中で歌われている歌詞は、本来の歌詞でなく2010年に歌ったラストのサビを変えたもののようです。Yahoo知恵袋で調べました

今回歌ってた特別バージョンの歌詞「桜の花びらたちが散っても一緒に過ごした日々を忘れない」の後は、「つらいことに負けそうな時この木に帰ろう」「桜の花びらたちが散っても瞳を閉じればいつも咲いている」「輝いた青春時代はこれから生きてく地図になる」と続くようです。そうか、みのりが卒業しても瞳を閉じればいつも会えるって感じです。まる。

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ハリウッド映画のヒロインオーディション最終日、みのりと岡部は、合否を掛けて一騎打ち対決! その最中、みのりの恩師であり、岡部の母であるアフロディーテが事故に遭ったとの報せが入る。緊急事態に、みのりはオーディションを投げ打って岡部の手を引き審査会場を後にする。オーディションの行方はいかに!!?