アップル、人工知能のスタートアップEmotientを買収
何のためかは、まだ謎です。
アップルがAIのスタートアップEmotientを買収したことが1月7日にWall Street Journalが報じた記事で明らかになりました。Emotientは人の表情から感情を解析するAI技術を開発しています。これまでは医療分野で言葉の不自由な患者さんの表情から患部の痛みを察知したり、小売り業や広告業に携わる人たちが消費者の動向を分析するのに利用されてきました。
いまのところ、アップルはEmotientの技術を何に活用するかを明らかにしていません。Emotient側もコメントをひかえています。
ですが、関係があると思われる出来事もあります。動きのある表情をキャプチャしてアバターに反映させるサービスを提供しているFaceshiftと、ディープラーニングを活用してスマホ上の写真を分類するサービスを提供しているPerceptio。この2社を、昨年の10月から11月にかけて、アップルが傘下に入れています。
そうなるとiOSのカメラ・写真機能に関わる開発? という推測もできますが、そこはアップル。私たちが予想もしないような新しいサービスを発表するかもしれません。
image by Vytautas Kielaitis / Shutterstock.com
source: Wall Street Journal,The Verge,Bloomberg
(高橋ミレイ)
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