竜児「好きだ」大河「ッ…ぅ…ぐっ……////」ガンッ
大河「あ、あああんたがこっぱずかしいこと言うからでしょ!?」
竜児「今さら恥ずかしいも何もねぇだろ!?」
大河「まったく…コレだから盛りのついた犬は。あーいやだいやだ」
大河「じゃあ何?『私も大好きだよ竜児ぃ~♡』とでも言えって?ないわー。あんた、どんだけあたしを美化してんのよ」
竜児「い、1年だぞ!?そんだけ待ったんだから、少しくらいご褒美くれてもバチは当たらないんじゃねーか!?」
大河「あのね竜児。飼い犬が飼い主を待つのは当然なの。世の中には死ぬまで飼い主を待つ犬だっているんだから」
大河「まぁ、でも…ちゃんと待てが出来た犬に、ご、ご褒美が無くもないわけではないわ!」
竜児「ご褒美…?」キョトン
大河「あんた、私のこの格好を見てなんか言うことないの?」ヒラッ
大河「ようやく気付いた?…ご、ご褒美としては、ちょっと甘やかし過ぎなような気もするけど、特別に視姦しても良くてよ?」
竜児「視姦って…お前意味わかってんのか?」
大河「はいっ!もう見ちゃダメ!あー危なかった。危うく妊娠するところだったわ…」
大河「ツバを飛ばさないで。ほんとに妊娠したらどうするの?」
竜児「お前は俺をなんだと思ってんだよ…」
大河「あんたがこの1年でどんだけ性欲を貯めていたかと思うと、ガードが固くなるのも当然じゃない」
大河「ほんと!?ねぇねぇ竜児!私、鳥ドーン!がいい!」
竜児「鳥ドーンって…クリスマスじゃねぇんだから…」
大河「んーじゃあ、あれ作ってよ」
大河「チャーハン!」
竜児「チャーハン?せっかくのお祝いだってのに、そんなんで良いのか?」
大河「だって…思い出のチャーハンだもの」
大河「ね!再会に相応しいと思わない?」
竜児「おぅ。よし!んじゃあ、腕によりをかけて渾身のチャーハンを作ってやる!そしてお前に思い知らせてやる…以前の俺とは比べものにならないくらい進歩した俺の料理の腕前を!!」
大河「あ、そう言えばインコちゃん元気?」
竜児「話を聞けよ……」
竜児「とりあえず、中入れよ」
大河「……ぃま」ボソッ
竜児「は?」
大河「……た、ただいまって言ったの!」
竜児「…おかえり。大河」
竜児「泰子は新人店員の面接中」
大河「スナックの?」
竜児「いや、お好み焼き屋」
竜児「なんでもオーナーの意向で、新しく開店する新店舗の方を任されることになったらしい」
大河「それがお好み焼き屋?」
竜児「そういうことだ。ちなみに店名は『お好み焼き・弁財天国』だ」
竜児「まぁ店名はともかく、泰子が昼間の勤務になったのにはホッとしてるよ」
大河「……となると、今ここには竜児と私の2人っきり…?」ボソッ
竜児「ん?どうした大河?」
竜児「お、おぅ…?」
大河「ニンニクたっぷりでね!」ニコッ
竜児「おぅ!任せろ!!」
竜児「今出来るぞー!…よし。完成」
大河「お皿、出してあげる!」
竜児「お前…ちょっとは気が効くようになったんだな」
竜児「おかわりあるから、このくらいにしとけ」
大河「チッ!…今日のところはこのくらいにしといてやるか。ほら竜児!早く自分の分もよそいなさいよ!お腹が減ってもう待てない!!」
竜児(俺の分は運んでくれないんだな…)
大河「いっただっきまーす!」ガツガツガツ
竜児「……どうだ?」
大河「美味しー!あんた、ほんと腕上げたわね。褒めて遣わすわ!」ガツガツガツ
大河「でも…基本的な味付けは変わりないみたいね」モグモグ
竜児「不満か?」
大河「ううん!懐かしくなっただけ!」
大河「綺麗な花びらが貼ってあるわね?あんたのセンスにしちゃ上出来だわ」
竜児「お前が木刀で穴空けたから塞いだんだよ!!」
大河「私が?いつ?」キョトン
襖の花びら
参考までに
大河「ん~もう少しで思い出せそうなんだけど…竜児、とりあえずおかわり」
竜児「覚えてんだろ!?」
大河「もう少しこのチャーハンを食べれば思い出せる筈…!」
竜児「おい…米2合炊いたんだぞ…?それが空になるってどういうことだ…?」
大河「この1年で私もさらに進歩したってことよ」
竜児「食い意地が汚くなっただけだろうが!?しかも結局、自分の都合悪いことは思い出さねぇしよ…。お前、そんなに食ってよく体型とか崩れねぇな」
竜児「ちげーよ。ほら、手足の太さだって前と全然変わりないだろ?」
大河「手足は細くても身体はどうかしらね?」
竜児「大河…?」
大河「ねぇ竜児。……確かめてみる?」
大河「だから、私の身体」
竜児「か、身体って…」ゴクリ
大河「あんたがどうしてもって言うなら…私は…」
大河「どうして後ろを向くの?」
竜児「お、お前が変なこと言うからだろ!」
大河「前に言ったでしょ?あんたがどれだけ拒否しても、あたしが超えるって言ったら一線を超えるって」
竜児「た、大河…?」ドキドキドキ
大河「ぷっ…あははは!竜児、バカみたい」
竜児「へ?」
大河「体型を確かめるだけなら、こうして抱きしめてみればわかることじゃない。それなのにこんなに恥ずかしがっちゃって…バカみたい」クスクス
大河「ほらっ!さっさとこっち向いて、ちゃんと抱きしめて」
竜児「お、おぅ…」
ギュッ
大河「ん…。それで?…どう?」
コメント一覧
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- 2016年01月09日 22:48
- 久しぶりに見直してくるか...
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- 2016年01月09日 22:51
- いいなぁ
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- 2016年01月09日 22:54
- どうでもいいがミラクルガールズの続編が出たらとらドラも来て欲しいな。
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- 2016年01月09日 22:58
- インコってどこまで再現できるんかね
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- 2016年01月09日 23:17
- 放送してたの6年前なんすね…
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- 2016年01月09日 23:31
- 6年前か
10年ぐらい前かと思ったら割と最近なのな
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- 2016年01月09日 23:37
- 懐かしいなぁ
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- 2016年01月09日 23:43
- とらドラを見直したばかりの俺にはタイムリーすぎるss
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- 2016年01月09日 23:57
- 会長との殴り合いシーンが最高。
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