『ニコニコエース』連載、「ストレンヂフルーツ」の1巻です。
年末に買っておいたものをようやく読んだところ、私好みのミステリー作品だったので今さらながら紹介します。
女子高生の椿は十年ぶりに故郷の岐阜県・十文字町に帰ってきた。迎えてくれたのは幼なじみの美佳と萌子。久しぶりの再会に喜ぶ三人ですが、心の奥では とある少女のことが気になっていた。ランドセルを背負って微動だにせず倒れている少女と、それを見ている三人。この夢を繰り返し見ており、あれは夢なのか それとも現実にあったことなのかわからないでいた。
そのことが偶然 話に上がるも知らないとする美佳と萌子。様子からして知っているけれど知らない素振りをしているのがバレバレ。少女は確かに存在していたのだ!
こんな導入部から始まります。ミステリー要素を高めているのが変ってしまった街の状態。実業家・権藤周太郎の開発によってシャッターの閉まった店が多かった状態から、人通りの多い商店街へと大いに変貌してました。それはそれでいいのだけれど、"権藤によって牛耳られている街"な雰囲気なのです。まるで少女の事件が関係してるが如く…
またやけに馴れ馴れしいのが権藤の娘の真夜。椿と友達になりたいと迫ります。なぜこうも椿と接触を取りたいのだろうか?
調べると「山崎杏奈 失踪事件」で確かに存在する事件なことが判明。ならば捜査状況はどうなっているのか警察に行ってみたところ、解決済みと言ってきた。容疑者が死亡して遺体は見つからないという結果だけを残して。信じられない椿だけれど警部がそれ以上 言わないので引き下がるしかありません。また警部は新任の刑事に対してもこの件に首を突っ込んではいけないと注意する。
明らかに街ぐるみでこの事件の真相を知られないようにしているのはいったいなぜだ? それを探ろうとする椿と、同じく真相を探っている青年・慧。心霊描写も含めたミステリーにドキドキです。
ストレンヂフルーツ (1) (カドカワコミックス・エース)
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