雪ノ下「別れましょう」八幡「は?」
- 2016年01月13日 23:10
- SS、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
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八幡「楽しかったって…だ、だったら別れる必要ないだろ!?」
雪ノ下「比企谷君…私はあなたの『本物』になれたかしら?」
八幡「……どういう意味だよ」
八幡「ちょ、ちょっと待て雪ノ下!お前、あまりに脈絡がなさすぎるぞ…?」
雪ノ下「……由比ヶ浜さんのことを考えているのでしょう?」
八幡「ッ!?」ビクッ
八幡「……雪ノ下…俺は…」
雪ノ下「ごめんなさい比企谷君。今のあなたは……『偽物』にしか…見えないわ…」
八幡「…待ってくれ雪ノ下!俺は本当にお前のことが…!」
八幡「か、勝手なこと言うなよ!?さっきから聞いてりゃ言いたい放題言いやがって!お前に俺の何がわかるんd」
パンッ!
八幡「痛ッ…!な、何しやがr」
雪ノ下「私にだって…あなたが本当は誰が好きかくらいわかるわよ!?」
八幡「雪ノ下…」
八幡「……」
雪ノ下「何も答えてくれないのね…。さよなら、比企谷君。…叩いたりして、ごめんなさい…」タタッ
八幡「……畜生…。いってぇな…」ズキズキ
八幡「……ただいま」
小町「あ、おかえりお兄ちゃん!って…どうしたのそのほっぺ!?」
八幡「……ちょっとな」
小町「今日は雪ノ下さんとデートだった筈だよね?何か…あったの?」
小町「へ?」
八幡「だから!……振られたんだよ」
小町「お兄ちゃん…また由比ヶ浜さんのこと考えてたんでしょ?」
小町「だってお兄ちゃん最近ぼーっとしてること多いし、他に選択肢ないし、由比ヶ浜さんって名前出した瞬間そんな顔するんだもん。そりゃ誰だってわかるよ」
八幡「……」
小町「あと、女の勘」
小町「それで?見透かされて、別れを切り出されたってわけ?」
八幡「まぁ、そういうことだ」
小町「お兄ちゃんは雪ノ下さんに何も言い返さなかったの?」
小町「あちゃ~…それでビンタされたと」
八幡「…そういうことだ」
小町「お兄ちゃんは由比ヶ浜さんのことが好きなの?」
小町「ふむふむ…具体的には?」
八幡「教室であいつの声が聞こえると、つい耳を澄ませちまうし…動きを目で追っちまったり…」
小町「お兄ちゃん…それはさすがにキモい」
小町「あのね、お兄ちゃん。どれだけ取り繕ってもお兄ちゃんがクズなことには変わりないんだよ?」
八幡「うぐっ…はい。…すみませんでした」
小町「でも、こんな一方的な振られ方しても雪ノ下さんの悪口を一言も言わないのは偉いと思うけどね。あ!今の小町的にポイント高い☆」
小町「ほっぺ叩かれても?相当痛そうだけど…」
八幡「あぁ…。いてぇよ。痛くて…泣きそうだ…」グスッ
小町「泣くほど痛いってことは、きっとそれが『本物』だからじゃないの?」
小町「お兄ちゃん…」
八幡「畜生…畜生…」グスングスン
小町「あーもう…そんなに泣かないの。しっかりしてお兄ちゃん!!それで、これからどうするの?」
小町「雪ノ下さんに謝って許してもらう?」
八幡「それは…もう無理だろう。あいつに「私はあなたの『本物』になれたか」って聞かれた時に、俺は答えてやれなかった…」
小町「…どうして?お兄ちゃんにとって雪ノ下さんは『本物』だったことには違いないでしょ?」
小町「お兄ちゃんはクズのくせに、潔癖症だからなぁ…」
八幡「う、うるせぇな!俺だって、自分がどれほどクズかなんて…わかってんだよ…」
小町「でもきっと『本物』を手に入れる為にはクズになるしかないんだよ…」
小町「とにかく、こうなったらアタックあるのみだよお兄ちゃん!」
八幡「ア、アタックって…由比ヶ浜にか?」
小町「そうするほかないでしょ。むしろそうしないと雪ノ下さんだって納得しないだろうし」
小町「お兄ちゃんはクズなんだよ!?だったらクズになりきりなさいよ!!」
八幡「た、頼むからクズクズ言わないでくれ…」
小町「何度でも言うよ!だって、付き合ってる人が居るのに他の人が気になって仕方ないんでしょう?そんなの、クズ中のクズに決まってるじゃない!!」
小町「お兄ちゃんが今日のことで傷ついてるのはよくわかるし、痛い思いをしてるのだって小町はちゃんとわかってる。でも、だからこそ、由比ヶ浜さんに思いを告げるべきだと思うよ?」
八幡「小町…」
小町「そうしないと…ちゃんと結論を出さないと…いつまでも引きずることになるよ?」
小町「情けなくたって、お兄ちゃんは小町のお兄ちゃんだよ。あっ!今の小町的にポイント高い☆」
八幡「……明日、由比ヶ浜と話してみる」
小町「うん!頑張って!お兄ちゃん!」
八幡(とりあえず、由比ヶ浜に連絡しとかないとな…)
ピッ
八幡「もしもし…比企谷だけど…」
由比ヶ浜「……どうしたの?」
由比ヶ浜「……もしかして、ゆきのんのこと?」
八幡「いや、違う。雪ノ下とは…その…別れたんだ」
由比ヶ浜「へ?…ちょっ!?ヒッキー!それどういうこと!?」
由比ヶ浜「ちょっとヒッキー!?ちゃんと説明しt」
ピッ
八幡(とりあえず…これで来てくれるだろう。小町の言う通り、結果はどうあれ…言うことは言っておかないと、どうにもならないからな…)
プルルルル!プルルルル!プルルルル!
八幡「!?」ビクッ
八幡(は、陽乃さんから着信…だと?)ゴクリ
ピッ
八幡「はい…もしもし…?」
陽乃「もしもし比企谷君?お姉さん、ちょ~っと比企谷君に聞きたいことあるんだけど?」
八幡「」
(終わった…)
八幡「はい…」
陽乃「呼び鈴鳴らしたら、インターフォンから鼻声の雪乃ちゃんの声が聞こえてきたの」
八幡「」
コメント一覧
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- 2016年01月13日 23:11
- 最近何を見てもゆきのんがギャグキャラにしか見えなくなった
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- 2016年01月13日 23:12
- 何だコレ…
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- 2016年01月13日 23:12
- 私の波動球は百八式まであるのだけれど
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- 2016年01月13日 23:14
- 心底気持ち悪い
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- 2016年01月13日 23:15
- お婆ちゃんが危篤なので
*3をタイトルに一本書きます…
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- 2016年01月13日 23:21
- ギャグの下
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- 2016年01月13日 23:25
- だから高校生の会話なのにしていますとかしていたとか「い」をつけるのはおかしいって何度も言ってる
何言ってんのお前?
俺はキャラがこんなかしこまった喋り方しないだろって指摘してるだけだが?
煽りたいだけのゴミは死んでね
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- 2016年01月13日 23:44
- 付き合ってもいないのに別れるとか言い出したゆきのんの話かと
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- 2016年01月13日 23:47
- しょーもない脚本
つまんねーしクサイ。キモい
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- 2016年01月13日 23:51
- ヒッキーは浮気しないって小町ちゃんが・・・
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- 2016年01月13日 23:56
- なかなか面白かった。