島村卯月「みんな、なんでも聞いてくれるんです」
※キャラ崩壊
※よく見るネタ
被ったらスイマセン
卯月(みなさん、こんにちは! 島村卯月です!)
卯月(突然ですが――私、超能力に目覚めちゃいましたっ!)
卯月(ユッコちゃんが聞いたら驚くかもしれませんが――)
卯月(でも、私自身はそうも言っていられないんです……)
卯月(ことの発端は、今朝――事務所に向かう途中で、ある女の人に出会ったことでした)
卯月(なんだか、すごく不思議な雰囲気を持っていた人だったんですけど……)
卯月(とにかく、その人から道を――近くのピザ屋さんへの行き方を尋ねられて……)
卯月(教えたら、そのお礼にってこの能力を貰っちゃったんです!)
卯月(彼女曰く――『王の力はお前を孤独にする』だそうなんですけど……よく分かりませんでした……)
卯月(それに――具体的にどういう能力なのかも不明なんです……)
卯月(ただ、鏡で見て分かったのは、意識すると自分の左目――その瞳が赤く光ること……)
卯月(さらに、その瞳の中に鳥? みたいなマークが現れることです……)
卯月「普段は普通の目なんですけど……これ、元に戻るんでしょうか……?」
卯月「……おはようございます」ガチャ
モバP「おお、卯月! 丁度いいところに!」
P「悪いんだけど、乃々のやつを一緒に探してくれないか?」
P「あいつ、もうすぐレッスンの時間なのに、どっかに隠れてるみたいでな……」
P「いつもの机の下にも居ないんだよ」
卯月「わ、分かりました! 私も手伝います!」
P「おお、頼むよ!」
卯月「乃々ちゃん……確かに、机の下には居ないみたい……」
卯月「どこだろう……あえて意表を突いて、上に居るとかっ!」
卯月「なんて――」
森久保乃々「――!!」ビクッ
卯月(棚の上に乃々ちゃんが……!!)
乃々「うっ、見つかったんですけど……」
乃々「もりくぼの、『灯台上暮らし』作戦が、こうもあっさり敗れるとは……」
卯月「の、乃々ちゃん! プロデューサーさんが探していましたよ?」
乃々「知ってます……知ってて隠れてるんですし……」
卯月「レッスンしなくて良いんですか? 乃々ちゃん、今度のライブの主役だって……!」
乃々「分かってます……分かってて隠れてるんですし……」
乃々「やっぱりどう考えても、もりくぼにライブ――しかも主役なんて無理です……」
乃々「もりくぼは精々、皆さんのバックダンサーとか、黒子とかで良いんです……」
乃々「というか――正直、ずっと隅でひっそりと暮らしていくのが正しいんです……」
乃々「ですから、どうぞお構いなく……」
乃々「今からなら、まだ代役を立てることだって十分できますし……」
卯月「そんなこと無いです!!」
卯月「確かに、乃々ちゃんの普段のキャラクターだと、大勢の前で歌うのは大変かもしれない……」
卯月「でも、そんな乃々ちゃんを応援してくれるファンの人は、絶対いるんですよ!」
卯月「乃々ちゃん、いつも自分を過少評価してるけど……」
卯月「そんなこと全然無いです! 乃々ちゃんは、とっても良いアイドルになれるって私思ってます!!」
卯月「だから、そうやって自分の殻に閉じこもらないでください!!」ガッチャガッチャ!!
乃々「ちょっ! 危ないんですけど!? 棚を揺らさないでくださいっ!!」
卯月「一歩踏み出すのを恐れないで!! 乃々ちゃんは一人じゃないです!!」グアングアン!!!
乃々「今が恐怖の絶頂なんですけど!? 一歩踏み外したら終わりなんですけど!?」
卯月「私たちが傍にいますっ!!」ガコンガコン!!
乃々「死神が傍に居ますけどーー!?」グラグラ!!
卯月「だから、ファンの人たちのためにも、乃々ちゃん自身が変わるためにも――」
乃々(あれ? 卯月さんの左目が、赤く光って――)
卯月「『レッスン、頑張ってください!!』」キュピィイイイン――
乃々「…………」――キィィイイン
乃々「……はい」スタッ
卯月「え……?」
乃々「分かりました……もりくぼ、レッスン行ってきます……」スタスタ
卯月「う、うん……頑張ってね……?」
P「お、卯月! 乃々を見つけてくれたのか!」
P「なぁ、乃々……。お前の気持ちも分かるが、今回のライブはだな――」
乃々「プロデューサーさん、もりくぼ、レッスン行ってきます……」
P「お……? おぉ、行って来い」
乃々「はい」スタスタ
P「……すごいな卯月。乃々を見つけただけじゃなくて、説得までしてくれるなんて……」
卯月「えっ……! あの、いえ私、大したことは何も……」
P「――で、悪いんだが……」
P「今度は杏のやつを見つけてくれないか?」
卯月「杏ちゃん?」
P「今、トレーナーさんから電話が来てな……」
P「あいつ……わざわざ家まで迎えに行って、レッスンに連れていったんだが……その先でバックレやがったみたいでな……」
P「今日はきらりも居ないし……」
卯月「分かりました! 頑張って探してみます!」
卯月「えーと……杏ちゃん、あんずちゃん……」
卯月「うーん、全然見当がつかないなぁ……」
卯月「当然ながら――いつも杏ちゃんが座ってる、このソファにも居ないよね……」
卯月「通称、人をダメにするソファ――だっけ……」
卯月「あはは……。仁奈ちゃんじゃないけど――もしかして、これに座ったら杏ちゃんの気持ちになれて、居場所が分かったりするかなー……」
卯月「よいしょっ!」ギュム
「ぐえっ!」
卯月「あれ……? 今、声がしたような……?」
卯月「うぅ……なんか、怖いかも……」ギュウウウ
「うぐぐぐぐ……」
卯月「ひぃぃい!! やっぱりどこからかうめき声が!!」ピョーーーン
ドス
「あばらっ!!」
卯月「い、いやーーー!!!」
双葉杏「いや、それこっちのセリフだよ……」モゾモゾ
卯月「!?」
卯月「あ、杏ちゃん!? どこから出て来たんですか!?」
杏「卯月ちゃんが座った、そのソファの中に居たんだよ……」
杏「しっかし――流石、卯月ちゃんはお尻を武器にしてるだけあるね……」
杏「まさか、きらりんルームに連れ込まれる以上の恐怖を味わうとは……」
卯月「え、ええ……!?」
杏「それで、杏を探してたみたいだけど何の用――」
杏「なんて、聞くまでもないか……」
卯月「杏ちゃん、プロデューサーさんが探していましたよ!!」
卯月「レッスンサボっちゃダメじゃないですか!」
杏「あー、うん。そだね」
卯月「さぁ、すぐに戻って、レッスンを――」
杏「いやー、でもなぁ……」
杏「ホラ、やっぱ人間、動いてばっかりじゃ、もたないっていうか……」
杏「卯月ちゃんだって分かるでしょ?」
杏「頑張った後には、ちゃんと休んで頑張らない状態を作らないとね。じゃないと、次の機会に頑張れなくなっちゃうんだよ」
卯月「そ、それはそうですけど……」
杏「昨今はブラック企業なんかが話題になってるけどさ――」
杏「個人を顧みず、鑑みず――使い捨ての部品のように酷使するような、劣悪極まる労働環境で以って成り立っている組織なんてのは、長続きしないのさ」
卯月「確かに……過労が原因で自殺なんてニュースもありました……」
杏「そうでしょうそうでしょう」
卯月「あれ……? でも、杏ちゃん最近はずっと休みだったような……?」
杏「ギクッ……」
杏「……そもそもさ、卯月ちゃん」
杏「人は何のために働かなくちゃいけないんだい?」
卯月「そ、それは、ちゃんと働いて、生活して――」
卯月「幸せに生きていくためですよ!
卯月「憲法にだって、『労働の義務』って書いてありますよ!」
杏「……いやいや、それがおかしいんだよ」
杏「そんな風にして、労働をしなくちゃ生きていちゃいけないなんて、幸せになれないなんて――それこそ憲法にある人権、生存権の侵害だよ」
杏「社会規模での虐め――脅迫と言ってもいい」
杏「大体、生物本来の目的――生命の根源は、生存すること――食う、寝る、遊ぶことだけなんだよ」
杏「社会のために尽くすなんてことは、自分の活動時間を犠牲にしてまですることじゃない……」
杏「自分のためにだけ行動する」
杏「太古から脈
コメント一覧
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- 2016年01月13日 23:00
- ほのぼので面白かった。このくらいがいいよね
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- 2016年01月13日 23:03
- ほの……ぼの……?
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- 2016年01月13日 23:11
- 間違っているのは美嘉じゃない!
るるきゃんの方だ!!
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- 2016年01月13日 23:12
- ギASSってか尻村さんだけに
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- 2016年01月13日 23:26
- ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる!
安部菜々は実年齢を、ヘレンは出身地を晒せ!!
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- 2016年01月13日 23:29
- 面白かった。良い娘のしまむらさんだから、ギアスの使い方も平和だな。
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- 2016年01月13日 23:29
- ※6
黙れ!童貞!!
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- 2016年01月13日 23:36
- これジェレ未央言いたかっただけだろw
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- 2016年01月13日 23:43
- >>66 「ミク! クラープ――カニもありますよ。お饅頭みたいで、スベスベしていて気持ち良いにゃ?」
アーニャのこのセリフからして蟹の種類はスベスベマンジュウガニかな?
だとしたらやばいんだが。
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- 2016年01月13日 23:54
- ※8
違う、奴は童貞じゃない・・・童帝だッ!!
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- 2016年01月13日 23:54
- ぼののはるかさんに取りつかれてる
ちょっと雪歩に似てるからね、ちかたないね
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- 2016年01月13日 23:59
- かっかー
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とっちらかっててあんま面白くはなかった