アラン・リックマン - Wikipedia
アラン・シドニー・パトリック・リックマン(Alan Sidney Patrick Rickman, 1946年2月21日 - )は、イギリスの舞台および映画俳優。
人兄妹の次男としてロンドンのハマースミス(Hammersmith)の労働者階級の家庭に生まれた。兄弟には上から兄・弟・妹がいる。父はアイルランド系で、アランが8歳の時に亡くなっている。
当初はグラフィックデザイナーをしていたが、その後ロンドンの王立演劇学校に入り、英国の舞台演劇で活躍する。1985年のロイヤル・シェイクスピア・カンパニーによるLes Liaisons Dangereusesでは男性のリード役として印象を残し、同作のブロードウェイ・プロダクション(1987年)ではトニー賞にノミネート。またテレビではBBCの『バーチェスター・タワーズ』においてスロープ氏役を演じるなど、更に活躍の場を広げた。日本の演出家蜷川幸雄が手がけた舞台Tango at the End of Winterでは主役を演じた。
イギリス映画において多く活躍しているものの、アメリカ映画にも悪役を当たり役として登場している(例:『ダイ・ハード』『ロビン・フッド』『ラスプーチン』など)。『ロビン・フッド』では英国アカデミー賞助演男優賞を受賞。『ラスプーチン』ではゴールデングローブ賞の男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)とエミー賞(プライムタイム・エミー賞)のミニシリーズ/テレビ映画部門の主演男優賞を受賞。
近年では『ハリーポッター・シリーズ』でセブルス・スネイプ役を演じたことでも知られ、原作ファンからもスネイプそのものだと高い評価を得る。原作者のJ・K・ローリングは万が一に備えてシリーズの最終話を先に書いておいて銀行に預けていたが、意外な展開になるからそれを知った上で演技して欲しいというJ・K・ローリングの意向でアランだけが唯一、最終話とスネイプの過去を知っており、自分のせいでネタバレにならないかずっと不安だったらしい。
2002年にはロンドン(2001年)とブロードウェイで大成功した舞台『Private Lives (私生活)』でトニー賞に再びノミネートされた。
学生時代からの付き合いであるパートナーで労働党 (イギリス)の元地方議会委員リマ・ホートン (Rima Horton) と1977年からロンドン市内(ウエストボーン・グローブ)で同棲しており、2012年に正式に結婚した。
■ツイッターより
英俳優アラン・リックマンさんが、がんのため亡くなりました。英ガーディアン紙の報道を家族が確認しました。69歳でした。 https://t.co/PvHbPyuhhO
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) 2016, 1月 14
ご冥福をお祈りします。
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