【モバマス×プリパラ】天使と悪魔と堕天使と
神崎蘭子(かっこいいアクセサリないかな……)
蘭子(あっ、このネックレス逆十字だ。いいかも)スッ
黒須あろま「むむっ、悪魔と同じ獲物を狙うとは。良いセンスをしているな」
蘭子「あ……そ、そなたもコレを狙っていたのか。悪魔、だと?」
あろま「そうだ。悪魔のあろまである」
蘭子「そう。私は……蘭子。堕天使よ」
あろま「……! 堕天使か……」
蘭子(向こうは悪魔……この子、私と似てるかも)
蘭子(小学生かな?)
蘭子「残念だがこのアーティファクトは二つと無い代物……。よければ譲ろう」
あろま「良いのか?」
蘭子「構わないわ」
蘭子「店主はいずれ同じものを生み出すであろう。そのとき来れば良い」
神崎蘭子
白玉みかん 黒須あろま
あろま「あっ、待ってくれ蘭子」
あろま「このアーティファクトによって我が魔力は更に高まった。感謝する」
蘭子「いや、礼には及ばない」
白玉みかん「あろま、とっても似合ってるの~!」
蘭子「……そちらも悪魔?」
みかん「白玉みかんなの。みかんは天使なの~♪」
蘭子「天使と悪魔が仲良く……?」
みかん「幼稚園からずっと一緒で、ずっと天使と悪魔なの」
蘭子(私より”目醒め”が早い……! しかもずっと付き合ってくれてる友達もいる!)
みかん「みかんになにかご用なの?」
あろま「はっ、まさかみかんを堕天させる気ではないだろうな!?」
あろま「それはダメだぞ、みかんは我が一生呪うのだからな!」
蘭子「い、いや、そういうわけじゃないの……」
蘭子(この場合の『呪う』はきっと逆の意味かな)
蘭子(この二人、とっても仲良いみたい)
グルルルル
蘭子「なっ、なんだ!? ドラゴンの雄叫びか!?」
みかん「あろま~、お腹すいたの~」
みかん「肉まん大好きなの~!」
あろま「……いや待て。今これを買ったからお小遣いが……」
みかん「お腹が空きすぎてふらふらしてきたの~」
あろま「ええい、しっかりしろ! 家に帰るまでもつか?」
蘭子「良かったらおごろうか? その代わりじゃないけど、もっと二人とお話させてほしい……ダメ?」
あろま「むぅ、それは助かるが……みかんは常人の5倍は食べるぞ?」
蘭子「うーん、1000円までなら……」
みかん「蘭子ちゃんに天使の祝福を! エーンジェル~♪」
あろま「いや、地獄行き。我が必ず地獄に送り届けよう」
蘭子「あ、あはは……」
蘭子(感謝されてる……んだよね?)
みかん「いただきますなのー」
あろま「それで、我らとなにか話したかったのか?」
蘭子「あ、うん。えーと……」
蘭子「私は堕天使として”目醒めた”のが最近で……」
蘭子「堕天使らしい威厳のある話し方を心がけてるんだけど、つい抜けてしまうことがあって……」
蘭子「あろまちゃんは全然抜けないから、何かコツあるのかなって思ったの」
あろま「たしかに……途中から堕天使語ではなくなっていたな」
蘭子「あぅ……」
みかん「あろまも最初は悪魔語で話せないことあったの。もぐもぐ」
あろま「むっ……そ、そうだったか?」
みかん「そうなの。悪魔語で話せなくて涙目に――」
あろま「わー、やめろ。恥ずかしいではないかっ!」
蘭子「ふふっ」
あろま「と、ともかくだな……我が分析するに」
あろま「蘭子はときどき堕天使語ではなくなるのが、可愛くて逆に受けているのだ」
あろま「もうしばらくはそのままで良いのではないか?」
蘭子「え……あろまちゃん、私のこと知ってた?」
あろま「その程度の変装で悪魔を騙せると思ったか」
みかん「あろまは悪魔とアイドルのことたくさん研究してるの」
蘭子「そっか……」
蘭子「…………ククク、私の真の姿が悪魔にも知れ渡っているとは光栄ね」
あろま「そちらは我等のことを知らなかったようだな?」
みかん「みかん達もプリパラでアイドルやってるの」
蘭子「む、そうだったのか。すまぬ……私は美城の眷属くらいしか知らぬ故」
あろま「我等アロマゲドンを知らぬ者はもはやおらぬと思っていたが……」
みかん「プリパラの外にはまだまだいーっぱいいるの!」
あろま「うむ、危うく慢心するところであったな」
蘭子「否。以前行ったことはあるが、当時は堕天使ではなくただの神崎蘭子だったゆえ」
蘭子「私を見初める《瞳》持つ者がいなくてな……」
蘭子「そなたらの宴は見れるかしら?」
あろま「うむ、ユーチュープリに動画があるはずだ」
蘭子「ユーチュープリか。ふむ……」
みかん「あ、これなの。アロマゲドンの初ライブなの!」
https://www.youtube.com/watch?v=XcBihc-2yF0
蘭子「うわぁ、サイリウムチェンジ綺麗……!」
あろま「こっちは『そらマゲドン・み』でライブしたときだな」
https://www.youtube.com/watch?v=OTP4hdXKZkk
あろま「ちなみにこの日は我の660012歳の降誕祭でもあった!」
蘭子「ライブ中に空飛んでる……!」
あろま「プリパラは仮想空間だからな。やろうと思えばなんでも出来るぞ」
蘭子「良いなぁ……プリパラ良いなぁ……!」
蘭子「えっ?」
あろま「アロマゲドンは天使と悪魔、そして蘭子は堕天使。中間のようなものではないか」
蘭子「そう……かな? でもそれが?」
みかん「分かったの! 蘭子ちゃん、みかん達と一緒にライブするの!」
あろま「その通り! 我等は共に歩むべき運命だったのだ!!」
蘭子「でも私、もうアイドルデビューしてるのに……」
あろま「心配ない、プリパラは誰でもアイドルになれるところだ」
みかん「他所でアイドルデビューしてたらダメ、なんてルールもないの!」
蘭子(どうしよう……ライブはしたいけど、プロデューサーに相談しなくて大丈夫かなぁ……)
みかん「大変なの、もうすぐライブのエントリー締め切りなの!」
あろま「急げば間に合うはずだ、行くぞ蘭子!」
蘭子(まだやるとは……でもやっぱり興味あるし、とりあえず1回だけ……)
キャー アロマゲドンー アレッ ヒトリ フエテル?
あろま「皆の者、聞くが良い!」
あろま「今日より、我等アロマゲドンは3人で活動することとなった!」
みかん「新メンバーお披露目なの~!」
蘭子「クククッ、堕天使の翼はこの地に舞い降りた! 我が名は神崎蘭子!」
蘭子「悠久の刻を経て巡り会いし我等を止めることは誰にも出来ないわ!」
蘭子「さあ、狂乱の宴の始まりよ!」
『アロマゲ蘭! でび☆えん Reversible-Ring ~堕天使バージョン~!!』
蘭子(空飛んでる……! 以前夢で見たお空の上の世界みたい!)
蘭子(プリパラ……最高!!)
あろま「なにっ、もうプリパラに行けないとはどういうことだ?」
みかん「蘭子ちゃん、みかん達のこと嫌いになっちゃったの?」
蘭子「そんなことは断じてない! 二人のことは血を分けた姉妹のように大切に思っている!」
蘭子「……のだが、先日の宴は下僕達を長時間熱狂させたであろう?」
あろま「うむ、結局アンコールを3回もやってしまったな」
みかん「サイリウムエアリーでずーっと飛び回っていたの」
蘭子「それ故、修練があったのをすっかり忘れていたのだ……」
みかん「レッスンすっぽかしちゃダメなの」
蘭子「うう、そのとおりです……それで、プロデューサーに問いつめられて……」
蘭子「本業に支障が出るならプリパラ禁止って言われて」
みかん(あちゃ~……なの)
みかん「蘭子ちゃん、泣かないで。よしよし」ナデナデ
あろま「蘭子だけの責任ではない。スケジュールを確認しなかった我等にも落ち度はあった……」
あろま「それに、年上は我の方だぞ? 660012歳だからな!」
蘭子「そうだったね、ぐす……えへへ」
あろま「うむ、ようやく笑ったな」
蘭子「あろまちゃん、みかんちゃん……大好き」ギュッ
みかん「みかんも大好きなの~!」
あろま「一生呪ってやるぞ♪」
??「ピヨォォォ! ……尊い!!」
あろま「蘭子がいなくなると、どうしても今より見劣りしてしまうだろうな……」
あろま「隠れてこっそりプリパラに行く、というのはどうだ?」
あろま「らぁらもプリパラ禁止だった頃はそうしていたと聞くぞ」
蘭子「だめ。プリチケも取り上げられちゃったから……」
みかん「プリチケがないとプリパラには入れないの」
あろま「プリチケは蘭子のプロデューサーが持っているのか?」
蘭子「多分……。事務所のデスクに保管してると思う」
あろま「ふむ……よし、決めた!」
あろま「我が魔力でプロデューサーを洗脳してプリパラを認めさせてやるっ!」
蘭子「……」
みかん「…………」
蘭子「……そうだね、やっぱりそれが
コメント一覧
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- 2016年01月16日 20:31
- アレクサンダーは名乗るだけで笑いが起こる奇跡のキャラ
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- 2016年01月16日 21:22
- ちゃんみおの前世と愛ちゃんのプリズムダイブだけは許したってくれんか…
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- 2016年01月16日 22:11
- ちゃんみおは闇堕ち寸前まで行ったからなぁ……
ココロ充電はちゃんみおの歌としても行ける気はする
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- 2016年01月16日 23:04
- Sランク神アイドルって…どのくらい時間掛かるのか…
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他にも本田未央は前世でもアイドル辞める言い出していたり、
安部菜々が泣き芸人だったり、
日高愛がフライングボディプレスを繰り出したりしているアシカ。
どいつもこいつもアイドル気取りでチャラチャラしやがって!2度とステージに立てないようバラバラにしてやる