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30万円以下のプロ用VRカメラってどんなの? 販売競争勃発、 HMDと合わせて市場開拓が進む:CES 2016 - Engadget Japanese


米国ラスベガスのCES 2016会場より。今回のCESでとにかく話題だったのがOculus RiftやPlaystation VRといった、高性能のHMDでしたが、これから問題になるのはコンテンツをどう供給するか。

メインとなるゲーム以外でどのようなVR映像が提供できるのかは、併催されていたVRがテーマのカンファレンスでも大きな課題のひとつとされていました。これまでプロ用といえば100万円台が相場で、CES会場ではハイスペックなVR映像が撮影できる機器が多数展示されていましたが、一方で30万円以下で買える高画質のVRカメラも登場していました。

30万円以下のプロ向けVRカメラの販売競争が勃発:CES 2016

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13 枚





その1つがイスラエル企業のHumanEyes社が開発した「VUZE」は、平ぺったくて角が丸いユニークなボディにそれぞれ一面に2つずつ、計8つ搭載されたカメラで4Kクオリティの360度撮影ができるVRカメラです。サイズは12x12x3センチで重さは250グラムと意外にコンパクト。色もカラフルでイエロー、ブルー、レッド、ブラックの4色があります。

操作は本体の上にあるスイッチを押すだけとカンタン。専用ケースに入れて持ち運びもできます。





画像の処理は専用アプリのほかVUZE Stuidio というツールも用意されています。3DVRなので、静止画をぐりぐり動かすこともできて、デモの画像はややコントラストが強めという印象。データはWi-Fiで飛ばせて、本体のマイクロSDカードにも保存可能なので、長さを気にせず撮影できるということでした。

お値段は999ドルということで、プロからセミプロのVRコンテンツの制作にこれから取り組みたいというクリエイターにもちょうどいい価格といえそうです。プレオーダーは3月から受付で、8月から発送スタートの予定です。




http://vuze.camera/

アルミ切り出しのいかつい多角形ボデイをしたカメラ「sphericam 2」は全天球映像を4K、60flpsの品質で撮影できるアクションVRカメラです。

本体には6つのカメラが搭載されていて、ワンボタンで撮影でき、トライポッドのマウントが8カ所、マイクも4つ搭載されているので、いろいろな角度に設置でき、ストリーミングにも対応できるのが大きな特徴になっています。

比較的データ量が大きくなることからデータはWi-FiとUSB-Cポートでダイレクトに出力でき、るようになっていることもあり、テレビのサブ中継やストリーミング中継に応用しやすそうです。本体にデータを保存するためのマイクロSDカードのスロットも6つ用意されているのが、プロ仕様らしいところです。





会場ではバックパックにカメラを取り付けて、そこから見える映像をGalaxy VRでリアルタイムに見るデモを体験させてもらいましたが、本当に足下まで全く死角が無く、ホワイトバランス機能もあるので暗い会場の中でもきれいに周囲を見渡すことができました。

価格は2499ドルとかなりお高めですが、機能とサイズを考えれば悪くないかもしれません。小さいのでペットに付けて撮影したり、スポーツ中継でも邪魔にならないということでした。現在プレオーダーを受付中で、2月〜3月には発送してくれるそうです。





http://www.sphericam.com/

また、会場では「PANACAST」というプラグインプレイでワイドレンジのビデオストリーミングができるカメラが展示されていたのですが、同じ会場で360度カメラのテスト運用が行われていました。スタッフは詳しい話はしてくれませんでしたが、360度映像が普及するのに合わせて商品を導入する計画があるのかもしれません。


http://www.getpanacast.com/

いずれにしても、これからの映像は360度自在の角度で見られるのが、当たり前になりそうです。
30万円以下のプロ用VRカメラってどんなの? 販売競争勃発、 HMDと合わせて市場開拓が進む:CES 2016

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