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こちらはメールにて当サイトに直接投稿いただきました記事です
【ななし】 さんありがとうございます!

[投稿日時] 2016年01月18日 18時01分46秒
■体験談

大雪報道で思い出した危機一髪な話。

今から20年程前に大雪で積もった。
俺の住んでいる地域は年に数回積もる程度。
高校生だった俺は迷っていた。
大雪で積もってはいるが警報は解かれ出ていない。
電話による連絡簿もポケベルにも連絡が無い。
なので学校へ連絡しようにも回線が混雑して動かない。






そんな時近所の踏切で線路の轍にハマって脱出出来ないから手を貸して欲しいと言われ車の救出し、
近隣住民で踏切内の雪を全て取り除く等早朝から忙しかった。
そんなこんなしてAM8時になった。
母親は「連絡も取れないし警報も出てないから学校行きなさい」
俺もしゃーないと思い登校する。
駅まで自転車で移動。
溢れかえる社会人による長蛇の列。
並びたくない・・・
そのまま自転車で学校へ行こう。
この判断が危機一髪に繋がる。
歩道は新雪で進むのも困難。
そんな時、反対側の歩道は交通量も多く日も当たったりで雪が少なく見えた。
「向こうに渡ろう」と思った。
そして交差点で待ち、青信号で反対側へ渡ろうと自転車を降りて渡る。
すると辺り一面道路はアイスバーンだった。
その周辺だけマンション等により日陰だったのだ。
滑ってなかなか進めない。
そんな時、赤信号にもかかわらず止まれずに滑って来る車。
おっさんがハンドルから手を離し手で両目を塞いでアタフタしているのが見えた。
何も出来ない様子だったのを覚えてる。
自転車をその場に捨て背伸びして転がる様にして逃げた。
転がって逃げ切れた・・・
車は自転車を引きずって30m位進んだ日の当たる所で止まった。
おっさんは車を飛び出し何度も転びながら俺の所まで来て
「大丈夫か?怪我は無いか?」
と涙と鼻水垂らしながら心配してくれた。
俺の自転車はオシャカ。
おっさんの車はその自転車のおかげで滑るスピードが落ち、バンパーに傷が付いた程度で済んだようだ。
その後警察に連絡したら「他で忙しく無事なら示談で済ませないか?」
と言う事で、おっさんは名刺と免許のコピーを俺に渡してくれた。
グシャグシャになった自転車を近くのパチ屋に「後日取りに来るから」と頼み込んで置かせて貰った。
俺はそのまま歩いて学校へ行ったら40人クラスで8人しか来ておらず学級閉鎖。
そのまま弁当を喰って帰った。
弁当はグチャグチャだった。
後日自転車をおっさんと引き取りに行き、
新品の自転車を買って貰い全てが終わった。

あの時・・・
転がれ無かったらアウトだった。
そしてそういう場面って本当にコマ送りの様に感じる事を実感した。
その後俺も免許を取得し車を運転する側になった。
そして冬場になるとその道だけは通らない様になった。


皆さんも雪だけでなく、
アイスバーンにも気を付けましょう。


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