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チノ
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1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/18(日) 23:23:24.597 ID:l0dgzjyW0.net
ココア「チノちゃん、なんだかんだで無事に二期が始まったね!」

チノ「はい、正直ココアさんが忘れてて登場しないんじゃないかと内心ヒヤヒヤしてました」

ココア「ぷんぷん!いくら私だってそこまでおとぼけじゃないよ!」

リゼ「こらこら、せっかくの記念パーティーなんだからケンカするなって」

千夜「そうよ、シャロちゃんだってドラッグストアのアルバイトドタキャンして来てくれたんだから」

シャロ「ちょ、ちょっと…!リゼ先輩の前で余計なこと言わないでって!」

チノ「何はともあれ皆さん一話お疲れ様でした、お菓子も飲み物もたっぷりあるので皆さんどうぞ楽しんで下さい」

ココア「あはは、チノちゃんはあんまり沢山飲んだらお漏らししちゃうから気をつけないとね?」

チノ「失礼な、赤ちゃんじゃないんですからそんなことありえません」

一同「はははは…」

3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/18(日) 23:29:52.835 ID:l0dgzjyW0.net
早朝

チノ「……布団とパンツが冷たいです」

チノ「まさか本当に漏らしてしまうとは予想だにしませんでした、人生始まって以来の醜態です」

チノ「こんなみっともない姿ココアさんやお父さんに見られたらなんと言われるか…」

チノ「幸いココアさんも泊まっていった皆さんもまだ眠ってるみたいです、今のうちに布団をドライヤーで乾かせばなんとか…」ブオオオ

チノ「ダメです…思った以上にびっしょりでとても誤魔化せそうにありません」

チノ「仕方ありません、こうなったらココアさんの布団と入れ替えましょう」

8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 00:04:27.553 ID:OY6lw5ci0.net
数時間後

ココア「むにゃ…あれ?なんだか布団がしっとり…あれ?」

リゼ「ふああ…おはよう、みんな」

ココア「………」

千夜「あら?ココアちゃん、布団から出ないの?」

ココア「その…実は…えっと…」

シャロ「あ!ココア!あんた漏らしたわね!」

リゼ「えっ!?う、嘘だろ?いくらココアでも流石に…」

ココア「それが、その…やっちゃったみたいで…」バサッ

千夜「あら…立派な世界地図だこと」

11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 00:28:46.669 ID:OY6lw5ci0.net
チノ「正直ドン引きしましたよ、高校生にもなってオネショするとは」

ココア「うう…」

リゼ「あ、あんまり気にするなって!体調が悪いとそういうこともあるだろうし…」

千夜「そうそう、つい話こんで夜更かしさせちゃった私達にも責任はあるし…」

チノ「二人とも甘やかさないで下さい、ココアさんは純然たるションベン垂れです」

シャロ「…確かにこれはちょっとね」

チノ「その通りです、昨日私のことをからかった挙句自分で漏らしていたら世話ありませんよ」

ココア「ぐす…ごめんね、チノちゃん」

チノ「罰として一ヶ月間閉店後の掃除はココアさん一人でやってもらいます、ついでに買い物と私の宿題もです」

15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 00:36:24.996 ID:OY6lw5ci0.net
杉下「おやおや、何やら不穏な雰囲気ですねぇ」

リゼ「…だ、誰だ、あんた」

チノ「お客様…でしょうか?」

杉下「申し遅れました、警視庁特命係の杉下右京という者です」

千夜「警視庁って…もしかして何かこの辺で事件でも起きたんですか?」

杉下「いえいえ、今の僕は個人的に美味しいコーヒーを飲むためにお邪魔しただけですので」

杉下「実はこちらのお店の先代は僕の古い友人でしてねぇ」

シャロ「はぁ…それがなんでこんなところに?」

杉下「下でコーヒーを頂いていたところ何やら騒ぎ声が聞こえてきましてねぇ、マスターに許可をもらってこうして様子を見に来た次第なのです」

杉下「…さて、よろしければ何があったのか伺っても?」

17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 00:47:18.443 ID:OY6lw5ci0.net
チノ「そんなに大袈裟な話じゃありませんよ、アホのココアさんが幼児退行して高校生にもなっておねしょをしただけですから」

ココア「……」

杉下「なるほど…個人差があるとはいえ、確かにその歳になっておねしょとは些かみっともないものがありますねぇ」

リゼ「お、おい!ココアも結構気にしてるんだからあんまり…」

杉下「ですがこのおねしょ、本当にココアさんがしたものなのでしょうか?」

ココア「…えっ?」

チノ「な、な、何を言って…現にこうしてココアさんのベッドの上の布団にたっぷりと…」

杉下「本当にココアさんがおねしょをしたのならどうして彼女のパジャマは綺麗なままなのですかねぇ」

20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 00:53:18.968 ID:OY6lw5ci0.net
シャロ「ほ、ほんとだ!布団はおねしょまみれなのにパジャマは少し湿ってるだけ…!」

リゼ「あんまりにも驚いたから気付かなかったな…」

杉下「それに、こちらもっ…!!」

ココア「ひゃっ!?」

杉下「どうです?ココアさんのパンツにもおねしょの痕跡など全くありません、清潔そのものです!」

千夜「ということはつまりココアちゃんはおねしょなんてしていない…でもそうなるとこの布団は一体どこから…?」

杉下「この布団は恐らく何者かが自分のおねしょを誤魔化すためにココアさんに押し付けたものでしょうねぇ」

シャロ「そんな…一体誰がそんなことを…」

21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 01:01:52.800 ID:OY6lw5ci0.net
リゼ「私達が起きた頃には既に布団がすり替えられてたみたいだからな…残念だけど目撃情報は…」

杉下「いえ、目撃情報など無くとも犯人を探し出すことは十分可能ですよ」

ココア「えっ?でもどうやってそんなことを…」

杉下「僕が先程ココアさんの無罪を晴らせた理由を逆に考えるんです、おねしょをした犯人はどんな行動に出るのか…」

リゼ「そうか!おねしょしたことを隠すためにパンツを履きかえたのか!」

杉下「ええ、そして犯人は脱いだパンツを処分した…流石にそんなものを隠し持ってるとは思えませんし恐らく洗濯機かゴミ箱でも漁れば見つかるでしょうねぇ」

リゼ「よし!なら一刻も早くココアを陥れようとした卑劣な犯人を見つけ出して…」

22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 01:03:24.763 ID:EStyJCT10.net
杉下「うーん匂いますねぇ おっと失礼」

チノ「ひゃっ」

杉下「うーん綺麗なオマンコだ ただ小便くさい…あなたが漏らしたことはもうバレバレですよ」ペロッ

チノ「あっ!」

杉下「白状すれば舐めてあげますけど?」

チノ「うっうう…わたしがやりました だから早く続きを」

杉下「ほーら 身体は正直」ペロッペロッ」

チノ「あっあっあっ!」

24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 01:10:12.743 ID:OY6lw5ci0.net
チノ「……その必要はありませんよ、犯人は私ですから」

千夜「ええっ!?ほ、本当なの?」

チノ「はい…私が自分のおねしょをココアさんに押し付けたんです」

リゼ「チノ…お前、なんでそんなことを…」

チノ「…二期開始早々こんな情けない姿を晒したら人気が下がると思ってつい魔が差して…それにココアさんに笑われるんじゃないかって」グスッ

ココア「チノちゃん…」

杉下「自分のおねしょをココアさんに押し付けたのは許されざることではありますが…自ら罪を名乗り出たのは立派ですよ、チノさん」

杉下「貴女のその勇気に免じてきっとココアさんも今回のことは水に流してくれるはず、ですよね?」

ココア「はいっ!それにチノちゃんの子供らしいところも見れてちょっと嬉しかったり」

チノ「こ、ココアさん…//」

25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 01:20:11.977 ID:OY6lw5ci0.net
その日の深夜

???「ひー、ふー、みー…いひひ、こんなにボロい商売は無いわね…」

???「まさか女子中学生のパンツを売っただけでこんなに儲かるとは…」

杉下「やはり今朝の事件は貴女が裏で糸を引いていたのですねぇ」

???「なっ…!あんた…なんでこんなところに…!?コーヒーを飲んで帰ったんじゃ…」

杉下「あの店のコーヒーは確かに美味しかったですが、生憎まだ僕に命じられた仕事は終わっていないのですよ」

???「仕事…?」

杉下「ええ、最近この街で横行している児童売春及び窃盗犯の取り締まりです、これがかなり慎重な犯人で中々尻尾を掴めずに困り果てていましてね」

???「……」

26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 01:26:09.812 ID:OY6lw5ci0.net
杉下「もっとも今朝の事件のおかげで貴女が犯人であることは突き止められたのですがね……違いますか?シャロさん」

シャロ「な、何を根拠にそんなこと…あれはただのおねしょ騒動で…」

杉下「あの後、貴女がバイトで帰った後に家の中を捜索したのですがチノさんのお漏らしパンツは全く見つかりませんでした」

杉下「そして何かが引っかかった僕がココアさん達に話を聞いてみたところ、チノさんは昨日ジュース一杯しか飲み物を飲まかったことが明らかになりました」

杉下「果たしてそれだけであれほどに布団を濡らしてしまうものなのか…いや、そもそもおねしょ自体するほどなのか」

シャロ「………」

杉下「チノさんのパンツが見つからなかったことと合わせて導き出される結論は一つ…」

杉下「シャロさん、貴女はチノさんの飲み物に利尿剤を混ぜておねしょを誘発したうえに彼女のパンツを盗んで売り捌きましたね?」

28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/10/19(月) 01:32:54.650 ID:OY6lw5ci0.net
杉下「女子中学生のパンツ、それもおねしょで汚れたものはマニアの間で高値で取引されるそうですからねぇ」

杉下「それもチノさんほどの美少女のものとなれば十万円はくだらない…」

杉下「普段から友人のパンツを盗んで売り捌いている苦学生の貴女であれば欲に目が眩んでもおかしくはないはずです」

シャロ「ちょ、ちょっと!さっきから好き放題言ってるけど何か証拠はあるの!?」

シャロ「いくら私が生活が苦しくても友達のパンツを売るなんて…」

杉下「先程貴女がアルバイトをしているドラッグストアにお邪魔してきました」

シャロ「っ!?」

杉下「こそこそと利尿剤を拝借する貴女の姿がばっちりと監視カメラに映っていましてね」

杉下「このところ小銭や薬が減っていることを不審に思った店長さんがこっそり設置していたそうですよ」

杉下「利尿剤を何に使用したのかは兎も角…何れにせよ僕は貴女にお話を伺わなければなりません」

杉下「シャロさん、ご同行願えますね?」

シャロ「……はい」


end