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処方箋の調剤をスマホで依頼。ドコモ、電子お薬手帳サービス『おくすり手帳Link』を3月提供開始へ - Engadget Japanese
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NTTドコモは、薬局が導入しやすく、薬局を訪れる各人に応じた適切な服薬指導を行える電子お薬手帳サービス『おくすり手帳Link』の提供を3月より開始します。

これまでもNTTドコモは、チェーン展開する薬局に対してカスタマイズした電子お薬手帳の開発や提供を行ってきましたが、今回の『おくすり手帳Link』は、より汎用的なサービスになっているとのこと。

本サービスは、厚生労働省が薬局の服薬情報の一元的・継続的把握を目的とした『電子お薬手帳』の推進に向けて掲げた指針にも沿ったものだとしています。

おくすり手帳Link

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『おくすり手帳Link』は、薬局利用者に向けた無料の電子お薬手帳アプリと、同名の有償システムで構成されたサービスです。対応OSはAndroid 4.3以上/iOS 8.0以降。

来局者向けアプリの特徴の1つは、処方箋の画像を薬局に送ることで、薬局に行く前から調剤準備を依頼できること。薬局での待ち時間の短縮に一役買ってくれそうな機能です。

調剤明細書に印字されたQRコード・一般用医薬品のバーコードの読み取り、または手入力で服薬する薬の情報をアプリに登録することもできます。登録した薬は名称、効能から用法・用量などの情報を閲覧可能。処方された薬を飲んだかどうか、その日の体調などをメモするといった豊富な機能を有しています。

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一方、薬局用サービスは、Windows 7以降のOSを載せたPC、Android 4.3以上/iOS 9.0以降のスマートフォン、Google Chrome対応のタブレットに対応しています。初期設定費用は5000円、月額利用料は3000円(いずれも税別)。なお、これら費用は1店舗ごとに発生します。

薬局は本サービスを利用すると、アプリユーザーから共有された調剤情報や薬歴、アレルギー歴といった情報の確認を行えます。もちろん、アプリユーザーが送信した処方箋画像のチェックも可能です。

さらに、公益社団法人日本薬剤師会が構築中の、他の電子お薬手帳システムと連携可能な「リンク付けサーバー」にも対応すると発表しています。そのため、来局者がNTTドコモ以外が運営する電子お薬手帳も使っていても、『おくすり手帳Link』を通じて服薬情報を一元的にチェックでき、適切な服薬指導がしやすくなります。

薬局側はローコストで導入しやすく、薬局利用者側も紙のお薬手帳を忘れてしまう心配がありません。まだまだなじみの薄い電子お薬手帳サービスですが、『おくすり手帳Link』の活躍如何によっては誰もが利用する一般的なものになるかもしれません。
処方箋の調剤をスマホで依頼。ドコモ、電子お薬手帳サービス『おくすり手帳Link』を3月提供開始へ

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