久々の月の振り返りでも。
12月に読んだ漫画を振り返るでござる。

---

『菅野マナミ短編集 良い子さんと不良先生』

『ひまわりさん』の菅野マナミ初の短編集!!
「アット ビタミン」掲載の掲題作を始め、電撃大王ジェネシス掲載の『きつねとゆりこ』『彼女のひみつ』、TVアニメ『さくら荘のペットな彼女』の劇中内で使用した『なのはな荘』(椎名ましろ作)などを収録。

『ひまわりさん』の菅野マナミの先生の初短編集。百合的な雰囲気が漂う作品多数収録。どのエピソードもほっこりニヤニヤできる優しい世界。珠玉の短編集と呼ぶに相応しい。読了後に味わえる幸福感が心地よすぎる。

＜関連記事＞
・『菅野マナミ短編集 良い子さんと不良先生』、珠玉の短編集だった件

---

『彼女の囀る声 黒咲練導作品集2』

大人気の「楽園ちゃん(仮)」シリーズ7本はじめ 「彼女実験」「lapis lazuli」「mine」「トレーニング ジャム」など「楽園」本誌で人気を博した読み切り作品を完全収録した著者久々の読み切り作品集。描きおろし多数!

これぞ黒咲練導先生っていう感じですね。黒咲先生は足が大好きかと思ってましたが手の良さも手ほどきしてくれた。全体的に小宇宙（コスモ）を高める作品が満載です。個人的には「mine」が一段と小宇宙を暴発させてくれる。
＜関連記事＞
・『彼女の囀る声』、一切の無駄無く味わい尽くす

---

『響～小説家になる方法～(3) / kindle』

猟奇的で目が離せないヒロイン!! 響が新人賞に投稿した小説は、それを読んだ審査員の人生観を変えてゆく。その圧倒的な才能に惚れ込んだ文芸編集者の花井は、編集部で、響とはじめて打ち合わせをする。響のことなら、なんでも知りたい花井。しかし天才少女は、自分の尺度と現実とのギャップを埋められず、発する言葉も行動も予測が不能。響の目にこの世の中は一体どう映っているのか。花井は響に当惑するほどに、響とは何かをますます知りたくなる。

天才が書いた小説を巡るヒューマンドラマなり。何をやり出すか分からない響のアクロバティックな言動にはドキドキハラハラさせられます。3巻ではリカが響のライバルになりそうな予感をヒシヒシと感じて先が楽しみすぎる。
＜関連記事＞
・『響 小説家になる方法』、この小説家マンガは純文学ならぬ純漫画

---

『新米姉妹のふたりごはん(1) / kindle』

両親の再婚により突然姉妹となったサチとあやり。目つきの鋭いあやりに対しサチは物怖じし同居生活に大きな不安を感じてしまう。そんな時、海外出張中の父親から届いた荷物は、なんと生ハムの原木で……。

両親の再婚で義理姉妹となった新米姉妹2人の距離を縮める食卓ドラマ。まあ見ていてほんわか和むし、料理は美味しそうだし、漂う百合臭はニヤニヤしちゃうし。あやりさんもサチも可愛いし。良い。
＜関連記事＞
・『新米姉妹のふたりごはん』、新米姉妹の食卓ドラマが最高だった件

---

『賭ケグルイ(4) / kindle』

夢子、人生を賭けて、アイドルやります♪
夢子が妄の挑戦を退けたことで学園の状況が静かに変化していく。突然、学園を離れる生徒会長。野 心を露わにする二年生役員たち。そして夢子に挑戦を挑むのは役員にしてアイドルの夢見弖(ゆめみて)ユメミ。激動の中、家畜たちの間では夢子をめぐる 「噂」が流れて――。美少女たちの学園賭博譚、演じ舞い歌う第4巻。

腹筋崩壊率100％である。腹を抱えてゲラゲラ笑ってしまう。4巻は今まで一番破壊力あって声に出して大笑いしてしまう為にとても人前では読めません。アイドルユメミは顔芸含めて反則的な面白さでした。ギャンブル漫画です。
＜関連記事＞
・『賭ケグルイ』『賭ケグルイ双』、正ヒロイン早乙女芽亜里の魅力を語る

---

『木根さんの1人でキネマ(1) / kindle』

30ン歳独身OL・木根さんの趣味は１人で映画を観ることと感想ブログ。映画愛がこもりすぎててこじらせちゃってる木根さんの生き様（笑）をみよ！ターミネーター、スター・ウォーズ、バッドボーイズ2バッド…、濃いラインナップ揃ってます♪

映画好きをこじらせた木根さんの映画評が最高なのである。あまり映画を見るほうでない自分でも分かるぐらいのメジャー作品を抑えてるし、ギャグ漫画として昇華しているので映画好きでなくても楽しめるでしょう。百合（？）も良い。
＜関連記事＞
・『木根さんの1人でキネマ』、木根さんはレビュアーの鏡！

---

『からかい上手の高木さん(3) / kindle 』

話題のからかい系女子!
大好評のからかいラブコメ第3巻！今までは「ドキッ」だったけど今回はちょっと多めの…「ドキドキッ」！？

隣の席の高木さんにからかわれる西片くんが羨ましい限りです。好きな子ほどいじめたいというものを上手に二やリングさせてくれるのが『からかい上手の高木さん』なり。良い感じでニブイ西片くんがラブコメとしても良い塩梅なり。
＜関連記事＞
・『からかい上手の高木さん』、この坂道をのぼる度にあなたがすぐそばにいるように感じてしまう

---

『ワンピース(80) / kindle』

激闘から数日…。海軍の追っ手が迫る中、麦わらの一味は無事DRを脱出できるか!?一方、ドフラミンゴ拘束を機に、世界の勢力図は大きく動き出そうとしていた!! “ひとつなぎの大秘宝"を巡る海洋冒険ロマン!!

ドレスローザ編完結なり。改めて読み直すとドレスローザ編は個人的に3本の指に入るぐらい好きなエピソードとなりましたね。ドフラミンゴは敵キャラとしては歴代NO1の良いキャラだったし。絞め方もベスト！
＜関連記事＞
・『ワンピース』、ドレスローザ編は物語と世界の縮図

---

『兄友(1)』

いまいち同級生の恋愛観についていけない女子高生・七瀬まい。ある日まいは、兄と兄の友人・西野さんの会話を、隣室で聞いてしまう…。それは…「妹さん…可愛いな」 薄ーい壁の向こうから聞こえてきた、このセリフ…!恋愛には興味がないけど、聞いてしまうと意識せずにはいられなくて!?ウブすぎる2人にドキドキ必至の第1巻!!

これはヤバイぞ…。頬が自然とユルユルと緩みまくり、身体はクネクネと悶絶してしまう破壊力がある。産みたて卵のようにピュアッピュアな2人が織り成すラブコメ力には白旗を上げて無条件降伏するのみです。
＜関連記事＞
・『兄友』、初々しさが魅力的すぎるんだってばよ！

---

『ピアノの森(26) / kindle』

18年間のご愛読に感謝。森で出会ったカイと阿字野、二人のピアニストの物語がついに完結です。一色まことの18年にわたる長期連載が遂に完結。カイ、阿字野、レイちゃん、雨宮……、それぞれがそれぞれの未来へ向かう最終巻。300P超の大ボリュームでお贈りします!

『ピアノの森』完結である。超感動した！これで泣かないやつがいるのかよってぐらい込み上げてくるね。カイと阿字野の絆には胸も目頭も熱くなるってもの。感動のフィナーレを迎えるまでの演出とラストはただただ泣くのみです。傑作だ！
＜関連記事＞
・『ピアノの森』、堂々の完結！感動的なラスト！

---

『ゴールデンカムイ(5) / kindle』

息を吐くように殺す!! 脱獄死刑囚にして殺人鬼・辺見が見初めたのは…不死身と呼ばれた元軍人・杉元。彼を殺りたい。殺られたい。辺見の歪んだ殺意と愛情が杉元一行に降り注 ぐ…。そして、土方歳三の暗躍、第七師団内部の抗争!! 急転! 二転三転四転五転!! 試される大地・北海道で金塊を求め激突する正義と大義の第5巻ッ!!!!!!

辺見和雄が全て持っていきました。
＜関連記事＞
・『ゴールデンカムイ』、辺見和雄の世界一ピュアなラブストーリー