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上里「食べ物は争いのもとになる、とはよく言ったものだ」|エレファント速報:SSまとめブログ

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上里「食べ物は争いのもとになる、とはよく言ったものだ」

1: ◆zbH2I5hDMI 2016/01/24(日) 17:45:43.05 ID:9GC7PJoJo

上里勢力をほのぼのと書いてみたいと思っただけです。
キャラ崩壊はあると思います……



2: ◆zbH2I5hDMI 2016/01/24(日) 17:47:11.26 ID:9GC7PJoJo



上条「今日のご飯はどうしようか……」ウ-ン

インデックス「とうまー! 食べ物のことで悩んでるならまず私に相談なんだよ!」トテトテ

上条「はいはい、火傷しちゃうから戻れー」カンカン

オティヌス「くくくっ、馬鹿にされているな」

インデックス「むー! そんなことないんだよ!」

インデックス「とうまは私のことを心配していってくれてるに違いないよ」

オティヌス「さて、それはどうかな……」

オティヌス「私とあの猫のことに関しては全く心配してくれないからな」

インデックス「……とうまは私のことを心配してくれてたんだよね?」チラ

上条「……小麦粉……はあるか」ブツブツ

オティヌス「……ふっ、まあ当然だな」

インデックス「むう……行け! スフィンクス!!」ビシッ

スフィンクス(了解したぜ!)ダッ

オティヌス「は!? 八つ当たりはよせ!! おい!!」




3: ◆zbH2I5hDMI 2016/01/24(日) 17:47:44.28 ID:9GC7PJoJo



上条「また騒がしくなっちまった」パラパラ

上条「本当に夕飯どうしよう……」

上条「明日はセールの日だからなんとか残りの食材で乗り切りたいんだけど……」ゴソゴソ

オティヌス「おげっ……はぁはぁ……」ペタン

上条「お、おい、オティヌス?」

上条「どうしたんだよ? 生きてるか?」

オティヌス「ああ……幸いなことにな……」

スフィンクス(うーん、キッチンの上に登るとそげぶ飯抜きされるしなぁ)ジー

オティヌス「」ブルッ

上条「…………なるほど、スフィンクスと遊んでたからそんなに疲れてたと?」

オティヌス「この体格差で遊べるわけ無いだろう!!」




4: ◆zbH2I5hDMI 2016/01/24(日) 17:48:14.21 ID:9GC7PJoJo



上条「あ、そうだ! オティヌス、なんかこのあまり食材で出来そうな料理ないか?」

上条「たまには海外テイストもいいだろ?」

オティヌス「……」ムクッ

オティヌス「何が余っているかにもよるだろう」

上条「小麦粉、米、夏に残したそうめん、カップ麺くらいかな」

オティヌス「よし、お手上げだ。カップ麺にしよう」

インデックス「ええー! カップ麺は昼に食べたでしょー?」

オティヌス「仕方がないだろう。材料がこれじゃあどんな料理人でもカップ麺を選ぶ」

上条「まあ、そうなるよな」ハハハ




5: ◆zbH2I5hDMI 2016/01/24(日) 17:48:53.89 ID:9GC7PJoJo



オティヌス「ならどうだ? カップ麺ではなく本場のラーメンというのは」

上条「だから、上条さんは貧乏学生ですよ? 外に食べに行くなんてもってのほかだってば!」

インデックス「とうま! ラーメン屋なら安くて美味しいって噂のところ知ってるんだよ!」

上条「なぜそんなことを知ってるんだよ!!」

上条「まさか俺が入院している間に……」

インデックス「あいさに聞いたんだよ」

上条「姫神?」

インデックス「貧乏学生の上条くんでも。行けるほどの。リーズナブルさが売り。って言ってたんだよ!」コエマネ

上条「いや、似ているけども、似ているけども姫神は俺のことを貧乏学生呼ばわりはしないはずだ!」

オティヌス「何でもいいからさっさと決めないか」

オティヌス「私はお腹がすいたんだ」

インデックス「むっ! 私のセリフを改ざんしないでくれるかな」




6: ◆zbH2I5hDMI 2016/01/24(日) 17:49:21.21 ID:9GC7PJoJo



オティヌス「改ざんじゃない改善だ。一文字間違えているぞ」

インデックス「……スフィンクス」

オティヌス「よし、今の発言は撤回だ」

オティヌス「とにかくこの部屋を早く出ないか?」

上条「必死だな……まあここ最近色々あったし、たまにはいいかな」

インデックス「やったー!!」ピョンピョン

上条「跳ねるな! 下の階に響くから!」

インデックス「ん、そうだね」

オティヌス「それじゃあさっさと行こうではないか」

上条「まだ混むような時間じゃないと思うんだけどなぁ」

インデックス「私はお腹がすいたんだよ!!」

上条「分かった分かった。じゃあ行くか」

インデックス「分かったは一回でいいんだよ!」

上条「はいよ」




7: ◆zbH2I5hDMI 2016/01/24(日) 17:52:19.38 ID:9GC7PJoJo



絵恋「はぁー、そういえばそろそろ夕飯の時間でしたなぁ」イジイジ

上里「何してるの? 盗聴?」

絵恋「人聞きの悪いこと言わんといてくだせえ」

絵恋「ただの趣味……いやただのリスニングどすえ」

上里「堂々と嘘をつくのは感心しないな……」

獲冴「だな」

獲冴「私の予想だと今絵恋がやっているのは盗聴でもリスニングでも無く、監視カメラのハッキングだ!!」ビシッ!!

上里「あ、そうなの?」

暮亞「違うと思いますよ」

絵恋「……上里はんの最初の予想で合っとりますわ」

絵恋「ただの盗聴、盗み聞きどすえ」




8: ◆zbH2I5hDMI 2016/01/24(日) 17:52:46.72 ID:9GC7PJoJo



上里「……なんかはっきり言われるとコメントに困るんだけど」

暮亞「ならばここはあえてコメントせずに私達も夜ご飯考えるのはどうですか?」

上里「賛成」

絵恋「うちも賛成ですわ」

獲冴「スルーされても賛成するのか」

絵恋「鉄の心の持ち主って言われてはりましたから」

獲冴「え、凄い!?」

絵恋「嘘どすえ」

獲冴「嘘なのか!」

上里「絵恋、あまりからかわないでやってくれ」ハァ

上里「夜ご飯が決まらないだろう」

絵恋「ふむ、そうどすね」




9: ◆zbH2I5hDMI 2016/01/24(日) 18:06:33.10 ID:9GC7PJoJo



獲冴「んじゃー、大将は何がいい?」

上里「まずぼくに振るのか……うーん」

上里「そうだな、強いて言うなら母さんのからあげかな?」

暮亞「なんだか寂しい気持ちになってきますね」

獲冴「んんー? もしや大将、ホームシックとかか?」

暮亞「えいっ!」ゴシャ

獲冴「ほぎゃ!」

暮亞「デリカシーってものを身に付けないとダメですよー」

上里「だな。ぼくも常々思ってたんだよ」

絵恋「……上里はん、無理は言わんといてください」

絵恋「ここには上里はんの親御さんはおらんのとちゃいます?」

上里「ああ、今すぐが無理なら、配送でもいいよ」

獲冴「ほ、本気かよ」フルエ




10: ◆zbH2I5hDMI 2016/01/24(日) 18:07:07.77 ID:9GC7PJoJo



上里「ってのは冗談だ」

上里「たまにはそういうのも言ってみたくなるだろ?」

獲冴「な! 折角大将のセンチなところが見れたと思ったのに」ンギギギギー

上里「残念だったね。それはまた今度の機会に」

絵恋「……今度は冗談抜きで何が食べたいかお願いしますわ」

上里「じゃあ逆に聞くけどみんなは何がいいんだ?」

暮亞「私は今は野菜の冷製パスタがいいですね」

獲冴「冬だけどな」

暮亞「冬にアイスが食べたくなるのと同じですよ」

上里「なるほど。悪くはないと思うよ」




11: ◆zbH2I5hDMI 2016/01/24(日) 18:11:50.28 ID:9GC7PJoJo



絵恋「うちは無難に出前ピザで構いまへんよ」

上里「ぼくの家では少なくとも出前ピザは無難なんかじゃなかったよ」

絵恋「さりげなく家に帰りたそうなアピールされると困りますわ」

上里「ごめんごめん、そんなつもりはなかったんだけど」

上里「ただ、遠まわしにピザはもう飽きたって言おうと思っただけだ」

絵恋「なっ、出前ピザならお金払うだけでご飯が食べられるんどすえ」

上里「ぼくは飽きたんだってば」

上里「二人は?」

獲冴「私はどっちでもいいんだけど、大将が嫌だって言うんならそっちにつくぜ」

暮亞「そうですね。私もそろそろ飽きてましたし」

絵恋「この裏切り者!! 共にピザの良さを語り合った仲やったのに……」クゥ

獲冴「申し訳ないけど、語り合ったことはないからな」




12: ◆zbH2I5hDMI 2016/01/24(日) 18:12:17.69 ID:9GC7PJoJo



上里「じゃあ獲冴は何がいいんだ?」

獲冴「そうだなー、無難に焼肉とかはどうだ?」

上里「いや、流石に焼肉の前に無難にって付けるのはおかしいと思うよ」

上里「肉への冒涜と言っても過言じゃない」

暮亞「過去に何かあったとしか思えないセリフですね」

上里「何もないよ」

上里「ただ、焼肉は誕生日とかにしか食べられなかったから無難なんて言われて少し思うところがあっただけだ」

獲冴「え? 大将んちって貧乏ではなかったろ」

獲冴「裕福でもないけど、the 普通って感じじゃなかったか?」

上里「別に金銭的理由で焼肉ができなかったわけじゃないよ」

上里「ぼくは比較的脂の多い豚肉が好きなんだけど、家で焼肉するとその油がはねて困るんだってさ」

絵恋「すごいリアルな理由ですわ……」




13: ◆zbH2I5hDMI 2016/01/24(日) 18:14:17.44 ID:9GC7PJoJo



暮亞「それなら上里さんは何がいいんですか?」

上里「ぼくが選んだからってみんな影響されないでくれよ? 平等に選んでくれるか?」

獲冴「その辺は心配無用だぜ! 私達食べ物のことに関しては引かねぇからな」

上里「……そういえばそうだった。聞くまでもないか」

上里「ならぼくはラーメンがいいな。前行ったところ」

暮亞「あー、あのパトリシアちゃんと行った」

絵恋「もしかして塩の良さに気づいちゃったんどすかー?」

暮亞「いや! 魚介の醤油ベースが至高です!!」

獲冴「前も言ったが個人的には絶対味噌だ!!!」

上里「……えっと、ラーメンで決まりになってるの?」

獲冴「当然! 満場一致でラーメンに決まりだ!!」

絵恋「ええ」

暮亞「ですね」

上里(自分で言い出しておいてなんだけど……なんだかなぁ)スッ

上里(鳴らない……痛めそうだしやめておくか)




14: ◆zbH2I5hDMI 2016/01/24(日) 18:14:44.31 ID:9GC7PJoJo



絵恋「それじゃあ行きまへんか?」

上里「そうだね。早く行かないと混んできてしまうだろうし」

獲冴「味噌を侮辱するのは許さねーぞ!!」

暮亞「醤油の良さが分からないんですから侮辱されても文句言えませんよ!!!」

上里「はいはい、どうでもいい論争は着いてからにしてくれ」

獲冴「ど、どうでもいい論争だと?」

暮亞「いくら上里さんでもその発言は見逃せません」

獲冴「ここは一時休戦といくか」

暮亞「仕方がないですね……」

絵恋「ほな、喧嘩中断してるうちに行きまひょー」

上里「そうだな」




15: ◆zbH2I5hDMI 2016/01/24(日) 19:42:43.30 ID:9GC7PJoJo



………ラーメン屋………


上条「昔ながらって感じだな」

インデックス「さすがあいさオススメのお店なんだよ」

インデックス「まだ中にも入ってないのにおいしい匂いがしてくるんだよ」

オティヌス「だな。確かに期待できそうだ」

上条「ふーん、においだけでそこまで判断できるんだな」

インデックス「私の食に関する執着を舐めてもらっちゃ困るよ」

上条「……ちっとも舐めてないから安心してください」

上条「インデックスはともかくオッティまで期待させるって相当なんだろうな」

オティヌス「オッティってなんだ。ちゃんと名前で呼べ」

オティ
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      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2016年01月24日 23:04
      • 上里ってこんなキャラだったのか

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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