米国特許商標局(USPTO)は26日(現地時間)、米アップルによって出願されたカメラシステム技術に関する特許を公開しました。
新たに承認された特許は2013年に初めて出願されたものであり、半球状に歪曲させたイメージセンサーと両面をそれぞれ凸状ないし凹状に歪曲させた特殊な3枚のレンズから構成されるカメラシステムに関するものとなります。
特許によると、この特殊なパーツ群から成るカメラシステムは、より解像感が高く歪みの少ない画像の撮影を可能にするほか、カメラモジュール自体の小型化にも寄与するとのことです。
構造上、たる型歪曲などの発生は避けられないようですが、ソフトウェア処理によって適切に補正することで影響を最小限に抑えるとされています。
なお、現時点ではこの新型カメラシステムの実用化される時期が不明なのは当然のこととして、残念ながら実用化されるかどうかすら定かではありません。
一方で、iPhone 7においては3.5mmオーディオジャックの廃止に伴うさらなる端末の薄型化が図られる可能性も指摘されていますが、この新システムは端末を薄型化する魅力的な選択肢の1つであると言えるため、将来のiPhoneおよびiPadシリーズに実装される可能性は低くはなさそうです。
[USPTO via AppleInsider]
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。
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