名作「ホロフェルネスの首を持つユディト」に会える。日本初となるクラーナハの展覧会が国立西洋美術館で開催


ルーカス

東京、上野公園にある国立西洋美術館で日本初となるルネサンス期のドイツの画家ルカス・クラーナハ(1472〜1553)の展覧会が開催されます。クラーナハと言えば、ウィーン美術史美術館に所蔵されているあの有名な「ホロフェルネスの首を持つユディト」ですね。

「ユディト」はユダヤの伝説上の英雄的女性で、アッシリア軍の総大将ホロフェルネスを誘惑して短剣でホロフェルネスの首を切り落とし、イスラエルを救ったとされています。「ユディト」はミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ、ボッティチェッリ、クリムトなどの有名な画家なども題材にしています。独特の官能美と艶っぽく描かれた神話や歴史、物語上の人物はクラーナハの特徴と言えます。

日本初のクラーナハ展では、ルカス・クラーナハの芸術の全貌と、当時のドイツの思想や文化や社会や政治の状況などと併せて読み解き、クラーナハのの死後、近現代におけるその影響にも迫ります。






ルカス・クラーナハ


場所:国立西洋美術館
電話番号:(03)5777-8600
会期:2016年10月15日(土)~2017年1月15日(日)
休館日:月曜日(ただし、1月2日は開館)、12月28日~1月1日
住所:東京都台東区上野公園7番7号
WEBサイト:http://www.nmwa.go.jp/jp/index.html

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